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私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。
7月開催の第161回勉強会の開催概要のupを忘れていて(6月の回とタイミングが接近していて・・・)、いきなり報告・内容抄録のご紹介と相成ってござ候。
すみません。
■開催日時 7月5日(月) 19:00〜21:00
■テーマ 「AR (拡張現実)が映し出す新しい可能性」
■プレゼンテーター 1) 経済産業省 地球環境対策室長 村上敬亮さん 2) 同 情報政策課係長 荒巻裕史さん 3) TVバンク㈱ 社長室付 加藤幹也さん 加藤さんは、少し前までソフトバンクから経済産業省に出向していていた方。前のAR担当者。荒巻さんは、現在のARプロジェクト担当者。
村上さんは今年1月の勉強会に登場いただいた。1年前まで文化情報関連産業課長。メディアコンテンツ課といわれるところ。ARをプロジェクト化した張本人だ。
以下に掲げる抄録文は、当日配布されたレジュメをもとに渡辺が再構成したもの。
文責・渡辺いっこう、禁転載である。
Ⅰ AR活用事例と22年度のe空間実証事業
1.ARの定義 ◆「AR (Augmented Reality) =拡張現実」 ◆コンピュータの情報処理を通じて、目前に広がる実在する空間と、映像や音楽、文字などさまざまな情報とを重ね合わせる技術。 これまで、「現実」をただ見るだけでは知りえることができなかった知識や情報を補完し、“現実の認識を強化する”ことから、「強化現実」とも呼ばれる。 ◆すべてをCGで合成してあたかも現実らしく見せる「VR (Virtual Reality) =仮想現実」とは異なり、実在の空間に情報を重ね合わせることで応用範囲の広いインターフェースとして注目されている。 2.用途別AR応用例
①「Tokyo Underground 」 ◆応用目的:ナビゲーション ◆開発・提供主体:Presselite ◆概要: 拡張現実ボタンを押すと、カメラ内にデジタル情報(空間に埋め込まれた情報)がリアルタイムに表示される。 さらに、レストランやカフェ、コンビニ、レジャーなど、有料アドオンでPOI情報追加にも対応。 その他、ブックマーク機能や路線案内、オフライン機能、多言語表記などに対応。 PresseliteはiPhoneで世界各都市の地下鉄情報アプリを提供。 http://www.appbank.net/2009/08/29/iphone-application/46767.php ◆端末:iPhone ◆出力系: 位置情報と端末を向けた方向に合わせて視覚情報をモニター表示 ◆入力系::位置情報(GPS)、加速度・地磁気センサ、タグをクリックすると情報を表示 ②「直感検索・ナビ」
◆応用目的:ナビゲーション ◆開発・提供主体: NTT docomo ◆概要: 現実世界の映像に、実際は目に見えない情報を合成表示し、現実世界を拡張して新たな感動体験を与える事が可能。 その他、研究中技術として、「サラウンド音声伝送」(音声チャットの参加者それぞれの声を、思いどおりの位置に振り分けて再生する技術)、「眼鏡型ディスプレイ」(眼鏡に映ったノート、壁、テーブル等に映像を重ねて表示して、いつでもどこでも好きな大きさでコンテンツを閲覧)、「3Dディスプレイ」(遠くにいる物・人・景色などを、まるで目の前に実際にあるかのように立体的に映し出す技術)など。 http://trial.nttdocomo.co.jp/technology/ar/index.html ◆端末:移動体通信端末(携帯電話) ◆出力系:カメラ映像に重ねた視覚情報を表示 ◆入力系:カメラ、位置情報(GPS)、地磁気センサ、携帯電話のキー操作 ③「実空間透視ケータイ」
◆応用目的:ナビゲーション ◆開発・提供主体:KDDI ◆概要: 携帯電話向けアプリケーションであり、端末の位置周辺の実空間情報を直感的なヒューマンインターフェースにより把握することができるシステム。 位置情報/姿勢センサー(加速度と地磁気の6軸)を搭載する携帯電話機の向きに応じて、飲食店の評判などの情報などがポリゴン状の仮想オブジェクトとして見える仕組み。 「センサデータマイニング」として各種センサーとマイクによる環境音から「自転車で移動中」といった移動状態を推測する技術や、移動状態の推測に基づく消費カロリーの自動推定技術、リアルタイムにユーザーのプレゼンス(5W1H)を解析する「センサデータマイニング」などを挙げた。 「ユーザーのプレゼンスが分かれば、複数のユーザーからなる“場”のプレゼンスが取得できるようになる。 http://www.kddilabs.jp/press/detail_102.html ◆端末:移動体通信端末(携帯電話) ◆出力系:位置情報と端末を向けた方向に合わせて視覚情報をモニター表示 ◆入力系:位置情報(GPS)、加速度・地磁気センサ、携帯電話のキー操作 ④「WikitudeDrive」
◆応用目的:ナビゲーション ◆開発・提供主体:Mobilizy ◆概要: Android向けのアプリケーションで、走行中の車と連動し、表示されたカメラ映像へルート表示。 重ね合わせた画像表示に加え、音声による案内も提供。 通常のカーナビと同様に3Dビューワーも備えており、利用者によって選択可能。 マルチタスク対応で走行中の通話も可能。 現状はUSのみのテスト。 http://www.monogocoro.jp/2010/05/24/wikitude-drive.html ◆端末:Android対応携帯電話(OS ver1.6以上) ◆出力系:位置情報と端末を向けた方向に合わせて視覚情報をモニター表示 ◆入力系:位置情報(GPS)、加速度・地磁気センサ、携帯電話のキー操作 (2) プロモーション系
①「バーチャル飛鳥京プロジェクト」 ◆応用目的: プレゼンテーション ◆開発・提供主体:東京大学情報学環池内研究室 ◆概要: HMD装置を用いて、現実世界にCGで描いた仮想物体を合成、現実世界にCGの仮想物体を出現させる複合現実感技術は、産業界や医療・都市計画の分野で応用が期待される。 池内研究室が、この技術を用いて、失われた文化財を現地で合成表示する試みを実施。 従来のCGアニメーションによる文化財の復元では、ディスプレイ上でしか映像を見ることができず、また、バーチャルリアリティーを体験するためには、巨大なシアターや装置が必要だったが、複合現実感による復元展示では、遺跡現地でCGをわかりやすく展示し、さらに迫力ある映像を見ることが可能。 また復元案はCGを用いて表現されるため、従来のレプリカによる復元に比べて、「複数の復元案を比較して見せられる」「修正や変更が容易にできる」「比較的低コストで実現可能」などのメリットがある。 http://www.cvl.iis.u-tokyo.ac.jp/research/virtual-asukakyo/index.html ◆端末:HMD ◆出力系:カメラ映像に重ねた視覚情報を表示 ◆入力系:磁気センサによりHMD位置・方向の測定 ②「2016年東京オリンピック招致MRシステム」
◆応用目的:プレゼンテーション ◆開発・提供主体:東京大学大学院情報学環池内研究室 ◆概要: オリンピックスタジアム建設予定地にてスタジアムの完成予想CG 映像を合成する「実光源環境を考慮した多人数参加型複合現実感(Mixed Reality)システム」。 「影付け平面を用いた高速陰影表現手法」によって実光源環境に対応した現実感の高い陰影を実時間で生成。 http://asukalab.co.jp/pr/AsulaLabPR_090528.pdf ◆端末:HMD ◆出力系:カメラ映像に重ねた視覚情報を表示 ◆入力系:磁気センサによるHMD位置・方向の測定 ③「エヴァンゲリオンARアプリ」
◆応用目的:プロモーション(店舗企画連動型) ◆開発・提供主体:ローソン/カヤック ◆概要: iPhone越しに、80メートルの等身大エヴァが見られるiPhoneアプリ。 ローソンでの劇場版ヱヴァンゲリヲン破のDVD・ブルーレイ販売を記念した連動キャンペーン。 人気があまりに集中したため、急遽中止になってしまったが、2日間の3万5000以上ものダウンロード。 箱根の仙石原小学校でこの専用アプリをかざすと、360度どの角度からでも全高80メートルのエヴァンゲリオン初号機を見ることができARイベントが開催予定であった。 http://www.lawson.co.jp/eva/ar/ ◆端末:iPhone ◆出力系:視覚情報をカメラ映像にオーバーレイ ◆入力系:位置情報(GPS)、加速度・地磁気センサ ④「Augmented Catalogue(IKEA)」
◆応用目的:プレゼンテーション/販売促進 ◆開発・提供主体:IKEA ◆概要: 従来の紙カタログに専用のARマーカーを同梱し、登録された商品情報を拡張現実で部屋に再現。 ARマーカーを部屋の中に置き、専用アプリで商品を選択。 ユーザーは、実際の商品の大きさ、色等を他の家具との相性を考慮して考えることが可能。 http://designwork-s.com/article/135640967.html ◆端末:iPhone(ユーロ圏のみ対応) ◆出力系:カメラ映像に重ねた視覚情報を表示入力系: (不明) ◆入力系:紙に描かれた特定のパターンの場所をWebカムで認識 ⑤「ScanLife」
◆応用目的:プレゼンテーション/販売促進 ◆開発・提供主体:Norma Kamali ◆概要: 気になるアイテムに携帯をかざすと詳しい情報が探せるAR(拡張現実)ソフト。 ウィンドウショッピングのショーケースにマーカーを設置し、ARを利用することで、閉店後でもプロモーションムービーの閲覧や商品購入を可能とするアプリケーション。 http://www.gizmodo.jp/2010/03/post_6815.html ◆端末:iPhone ◆出力系:読み取った商品のプロモーションムービーの配信、購入手続き ◆入力系:紙に描かれた特定のパターンの場所を専用アプリで認識 ⑥「Webcam Social Shopper」
◆応用目的: 販売促進 ◆開発・提供主体:Zugara ◆概要: 自分の家の自分の部屋に居ながらにして、いろんな洋服をオンラインで試着できるアプリ。 ユーザの体の画像の上に、服の静止画像をオーバレイする。 Webカムを使ってユーザの体の位置を認識し、服をオーバレイする位置を正しく調節でき、さらに別の服を試したいときにキーボードやマウスのところまでわざわざ行く必要がない。 ソーシャルな要素として、試着画像をFacebook等で共有し、友だちの意見を聞くことも可能。 http://jp.techcrunch.com/archives/20090623zugaras-augmented-reality-dressing-room-is-great-if-you-dont-care-how-your-clothes-fit/ ◆端末: iPhone ◆出力系:カメラ映像に重ねた視覚情報をPCモニター上に表示、別の服を選択可能 ◆入力系:紙に描かれた特定のパターンの場所を専用アプリで認識 (続く) その2
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upが遅れてごめんなさ〜い。
第160会勉強会「スマートフォンが生み出すこれからのビジネス&ライフスタイル」の内容抄録の続きです。
その1はコチラ。
Ⅲ Androidの動向 ㈱ドゥ・ハウス 取締役 大塩敏史さん
1.Google Androidって
Google社が携帯電話をはじめとしたインターネット用端末向けに無償で提供する基本ソフトウェアパッケージ。 2008年10月の発表以来、Android携帯電話(スマートフォン)が発売。 ウェブブラウザ、メール、タッチパネル、無線、デジタルカメラ、アプリとストアなど、他のスマートフォンと同様の機能をもつ。 GoogleブランドのAndroidフォンもある。 2.日本でのAndroid
2009年7月 NTTドコモからHTC社「HT-03A」が発売。 2010年4月 NTTドコモからソニーエリクソン社「XPERIA」が発売。 ソフトバンクからHTC社「Desire」が発売。 発売予定:auからシャープ社「IS」シリーズ、NTTドコモからシャープ社「LYNX」。 3.OPEN & FREE
(1) LinuxベースでJavaが稼動する無償のソフト ハードウェアメーカーが参入・生産しやすい (2) Android Market の多数のアプリケーション ①既存技術の延長線上の技術で多くの開発者が参入しやすい ②有料アプリ販売が可能 ③審査がないため、公開スピードが速い(アップルでは審査に数ヶ月かかることはザラ) 4.アプリの市場性
・アプリ登録数が7万件に(3月の時点では約3万件) ・約60%が無料 ・100万円/月を越えるアプリも登場している ・アメリカでは、同一アプリにおいて、Androidアプリのダウンロード数がiPhoneアプリのそれを超え始めている。 (1) Android端末は18万台(4月末) iPhone 138万台 国内の携帯電話契約数:1億1,670万 (2) ユーザ数を押し上げる要素 2010年は既存携帯電話メーカーからAndroid携帯が発売されると考えられる。 2年縛り契約の切り替え待ち 2台持ちの料金プランやライフスタイル 6.Androidの普及へ
(1) 多様なハードウェア ユニバーサルデザインのiPhoneに対し、多様化する個人のウォンツを満たすAndroid端末が、多くのメーカーから提供されるようになる。 おサイフケータイ、赤外線通信が日本のマーケットの鍵かも。 (2) 複数キャリア対応 ハードとともに、どの通信会社からも提供される。選択の幅が広がる。 7.企業としてのメリット〜ウェブ
(1) 滞在時間の延長 操作性と大画面によるナビゲーション向上や表現力アップで、サイト内滞在時間・閲覧ページ数などが上がる。 天気情報サイトにて、1ユーザあたりのPVが、通常の携帯が6PVに対して、スマートフォンは30PV(USの事例)。 (2) 対応のしやすさ 携帯3キャリアへの対応よりもスマートフォン対応のほうが容易。 8.企業としてのメリット〜アプリ
(1) 制限なく、自由にアプリを開発 アプリ公開に審査がないため、機能や表現を自在に設計できる (2) すぐに公開できる キャンペーンと連動したアプリの提供がしやすい Ⅳ スマートフォンビジネスの技術的側面 ㈱インデックス 開発管理部チームリーダー 野村知宏さん
現場でアプリケーション開発の人間としてから、スマートフォンとは・どういう制約があって開発のコストはどうなのか・今後スマートフォンのアプリはどうなっていくのかを話してみたい。
いままではケータイ3キャリアのアプリ開発ばかりだったが、現在はほとんどiPhoneとAndroidとiPad向けのもの。 今年に入ってはその傾向がかなり強まっている。 ●iPhone vs Android のポイント
◇iPhone ①iTunesの中のApp Storeでアプリ配信/有料の場合はAppleが3割とる ②Appleによる審査が厳しいが、リジェクト理由が明確でないという声あり ③App Storeに配信のメリット:Appleがハンドリングしランキングを掌握/iPhone推奨アプリとしてプロモーションしてくれる ④3G→3GS→4 と進化しても画面サイズは変わらない ◇Google:Android ①Googleによるアプリの審査がない/デベロッパー登録で25ドル払うだけ ②Googleが全貌を把握しているわけでなく、ランキングはあまり意味をなさず/バージョンupするとまた上位に(小分けが利く) ③docomoがAndroidマーケットが登場予定。キャリア決済が使える。auも/それまではGoogleチェックアウトというクレジットカードしかなかった ④24時間以内ならキャンセル可能=お試し期間/継続的に使ってもらえるアプリじゃないと通用しない ⑤端末メーカーが自由に開発できるので画面サイズはまちまち⇒開発コストに跳ね返ってくる ⑥良さ:OSがオープン/電話にとらわれていない:TVにもOSが載ってくる、様々なデバイスにも。 ⑦早晩、おサイフケータイ機能・i-mode機能がAndroidアプリとして搭載されてくるだろう。 Ⅴ ディスカッション・質疑応答 ■スマートフォンが普及してきてネットワークのキャパシティはどうなる?(参加者より) ⇒まさに喫緊の問題。米国でAT&Tが従量制に移行。「日本はどうなるの?」孫社長は即答できず。来年にもと噂されているシムロックフリーも絡んでいる?(大久保) ⇒できるだけWi-Fiにと(笑)(大塩) ■シムロックフリーについて ⇒大久保: ①総務省・モバイルビジネス協議会で、キャリアに利益を与えすぎているのではないか・もっと市場を大きくしたいという文脈の流れの中で出てきた。 「買った端末はどこでも使えるようにしなさい」と。 シムロックフリーは元々ユーザーに初期費用を低く抑えようというキャリアの戦略。 まず販売奨励金の問題。これをなくしたことで携帯機器メーカーがガタガタになった。昨対30%減とか。そのうえにシムロックフリーだと。 いわゆる2年縛りが終わった時点から制度導入になるのかなという感触なのだが、大丈夫なのかなと心配。 ②「フリー」という本がある。実は日本の携帯キャリアはフリーモデルをやっていたじゃないか。タダ同然で配って普及させて通信ビジネスで利益をあげていた。ものすごく先進的なケースだったのでは。 行政や有識者たちは欧米スタンダードの見方をしていて、その先進性を見抜けなかったのではないか、という気もする。 ⇒大塩: シムロックフリーはユーザーにとって本当に良いことなのか?好きな端末を選べるという利点は確かにあるが、初期の端末費用はえらく上がるはず、ユーザーサポートが相対的に低下する。 ■スマートフォンの新しいビジネスについて 1.①サイトを最適化、②ソーシャルメディアとの連携、③ロケーション情報との連携、④電子書籍・・・それ以外で何かある?(大塩) ⇒野村: 売れ筋はゲーム、それにツール。自分のモバイル、あるいはライフスタイルに合ってより便利なツールが大きな比重を占めている。 Androidの場合はOSの結構深い部分までアプリを作り込むことが出来る。アプリケーションレベルで企業はユーザーインターフェイスを作り変えることが出来る。 特定層向けとか。これは大きな可能性。 ⇒大久保: マスメディアの人が“窮地”に立っているという声がある。しかし、これからは本当のプロフェッショナルが求められるのでは。 単なる遊びではなくビジネスに使えるアプリ。コンテンツの方もプロフェッショナルが作ったものが。 例えば、「はやぶさ」。「なんでマスメディアはライブ中継しないんだ」とtwitterで言ってた人たちが、掲載されたプロのカメラマンの写真を見て「やっぱりプロは違うね」と(笑 「モバイルだらかこんなもんでもいいや」⇒スペックが上がっていくと本当のプロフェッショナルの業が求められるのではないか。 電子出版とかアーティストとか、個人のプロフェッショナルの活躍の場が広がる。 2.個人の可能性というか活躍について野村さんはどう思いますか?(大塩) ⇒野村: ドメインがちがう。ビジネスユース向けの便利ツール・コアなアプリケーションの開発はそれなりに費用がかかるし、スキルも要求されるので個人でやれるところではない。 3.スマートフォン関連で発注する際に気をつけておく点は?(大塩) ⇒野村: 「失敗しない開発会社選び」ということで(笑)。iPhoneもAndroidも各々クセがあるが、それをちゃんと押さえているか。安すぎないこと。「手」を抜けばいくらでも安くできるが後でプロジェクトは火を噴くことに。 ユーザーインターフェイスの設計をしっかりできる会社。 4.Appleの次のターゲットは?(大塩) ⇒大久保: たぶん次はリビングでは。TVとか。勝手な予想だが。 ■電子出書籍について、いくつか指摘したい(参加者より) ①iPad・iPhoneだと「検閲」をロサンジェルスでやられることになる。 ②著者の保護。従来の印刷では、初刷部数の印税をまとめて支払っているが、電子書籍では出来高払いになる。どうなるのか。 ③カウンティング。紙だと印刷所が部数の証明を出すが、電子書籍では閲覧のカウントが正確なのか、誰が証明するのか。 ④大手出版社が電子書籍に向いているのか、専門中小なのか。 (この辺りで)
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私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。
すっかり遅くなってしまい誠に恐縮だが、6月16日に開催された第160回勉強会の内容抄録を以下に掲げる。
当日配布されたレジュメをもとに渡辺が再構成したもの。
文責・渡辺いっこう、禁転載である。
■開催日時 6月16日(水) 19:00〜21:00
■テーマ 「スマートフォンが生み出すこれからのビジネス&ライフスタイル」
■プレゼンテーター 1) ㈱コプロシステム 取締役副社長 大久保 惠司さん 2) ㈱ドゥ・ハウス 取締役情報システム担当 大塩 敏史さん 3) ㈱インデックス 開発管理部 チームリーダー 野村知宏さん Ⅰ スマートフォンアンケートに関するアンケート(勉強会参加者&アンケートモニター)
※2010年6月調査 勉強会約100名・一般モニター全国1,700名 ㈱ドゥ・ハウス 取締役情報システム担当 大塩敏史さん 1.スマートフォン利用者
勉強会メンバー 全体:39.4%/男性:46.4%/女性:30.2% ネットモニター 全体: 5.5%/男性: 9.1%/女性: 2.9% 男性は20代と40代が高い/女性は20代と50代が高い
2.スマートフォン所有機種
勉強会メンバー iPhone: 82.1%/XPERIA:15.4%/Windows: 2.6% ネットモニター iPhone: 62.4%/XPERIA:10.1%/Windows:20.8% 20代女性SP所有のうち82%はiPhone/Windows所有率が高いのは40代男性
3.スマートフォン所有の状況
○携帯電話所有台数(一般モニター) 1台(=スマートフォンのみ):77.2%/2台:20.8%/3台以上:2.0% 全体では2台持っているのは7.2%にすぎない⇒ケータイからスマートフォンに移行。この現象はますます増加?
○スマートフォン名義(一般モニター)
個人:97.3%/法人:6.7% 4.スマートフォン購入理由
◇勉強会メンバー(所有者) ビジネスで使う:64.1%/アプリに魅力:61.5%/携帯より便利:41.0%/ノートPCより手軽:43.6%/かっこいい:15.4% 男性は「携帯より便利」、女性は「ノートPCより便利」と感じている人が多い。
※「個人で所有してビジネスで使う」って・・・ ◇ネットモニター(所有者)
ビジネスで使う:18.8%/アプリに魅力:43.0%/携帯より便利:40.9%/ノートPCより手軽:28.9%/かっこいい:22.8% 男性は「携帯より便利」・「ノートより手軽」、女性は「アプリに魅力」・「かっこいい」と感じている人が多い。
5.スマートフォン満足度
勉強会メンバー(所有者) とても満足:56.4%/やや満足:33.3%/どちらともいえない: 5.1% ネットモニター(所有者) とても満足:25.5%/やや満足:48.3%/どちらともいえない:14.1% ○満足・不満足理由
<満足> 男性:インターネットが使いやすい、なんでもできる(メール、スケジュール等々) 女性:パソコン感覚で使える、楽しい <不満> 男性:バッテリー、サイズ(大きすぎる)、動作が遅い 女性:遅い、携帯クーポンが使えない 6.スマートフォン不要の理由
勉強会メンバー(非所有者) なんとなく:23.3%/金額が高い:20.0%/必要性を感じない:18.3%/「その他」として、現在検討中または様子見、2台持ちが嫌、など。 ネットモニター(非所有者) なんとなく:12.2%/金額が高い:30.2%/必要性を感じない:60.8%/ 「その他」として、現在検討中または様子見、i-modeやおサイフケータイといった携帯独自機能が使えない、など。
世間一般には、スマートフォンへの認識がそう普及していない。
日本ではケータイが社会・生活者に相当浸透している。 7.スマートフォンとの接触
ネットモニター(非所有者) 家族や友人のスマートフォンを触ったことがある:18.1%/店頭で触ったことがある:23.2%/触ったことがない:69.9% 8.iPadについて
勉強会メンバー 購入済:17.2%/購入希望:31.3%/関心なし:25.3% ネットモニター 購入済: 1.0%/購入希望:12.3%/関心なし:82.8% Ⅱ スマートフォンとは? 現在のブームは何を意味するのか?
㈱コプロシステム 取締役副社長 大久保恵司さん
1.「持ち運びたい」
パーソナル・コンピュータの登場は1974年アメリカで。 1981年16ビットのIBM PCが登場。 1984年Macintosh登場。 ダウンサイジングの潮流始まる 2.スマートフォン前史 ハンドベルドPCといわれる機種が1998年にはけっこう発売された。 同じタイミングでPDA(Personal Digital Assistant)が出た。Palmがヒット。日本では「ザウルス」とか。 「PCの情報、自分の情報をたえず持ち歩きたい」というニーズ。 小さなコンピュータを電話回線につなげ統合していく動き⇒携帯電話・PHS+PDA=スマートフォン しかし、2005年くらいまで鳴かず飛ばず状態。 2005年Windows Mobileベースのスマートフォンが登場。一部のマニアの大きな支持。 ニッチの開拓しかできなかった。 3.iPhoneが登場 2007年アップル社がiPhoneを発売。日本では翌2008年7月11日に「iPhone 3G」が発売された。 当時のマスコミの論調:「iPhone失速」 あまり売れなかった。 その理由:日本のケータイがかなり進化していた。 「i-modeやおサイフケータイといった携帯独自機能が使えない」「バッテリーが弱い」等 2009年前期くらいからiPhoneが盛り上がる(ソフトバンクの独自の価格体系や販促など)。 4.iPhone以前・iPhone以後:スマートフォンの定義がiPhoneによって変わった! iPhoneシンドローム: iPhoneの特長(タックパネル、慣性スクロール、全画面液晶、モバイルアプリケーション、新しいユーザー体験等)を通信機器メーカーはいかに取り入れていくかを模索。 それに日本のケータイの進化機能をつけていくか。 5.iPhoneとは
日本の設計思想とは根本のところが違う。 「コンピュータとユーザーの間にあったものをすべて取り払った」(S.ジョブズ)→キーボード・マウス等 垂直統合:音楽・アプリ・・・ 楽しい⇒女性に支持される ex.『anan』iPhone特集 ファッションになった! 【質問】
アンケートで「1台持ち=ケータイからスマートフォンへ買い換えた人」が増えている。スマートフォンの普及は加速度を増すのでは? ⇒ガラケー(フィーチャーフォン)と言われる日本のケータイ電話はすべてスマートフォンと言えるかも。 日本は、通話よりもデータ通信が多い。ユーザーからすると、「スマートフォン」と意識せずiPhoneを使っている。
(その2へ続く)
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私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。
蔵出しである。
アサヒビール新社長の泉谷直木さんが、第100回勉強会(2004.9.30/当時は常務でした)において列挙された「失敗の10の要因」を以下に掲げる。
以前からのメンバーに大変好評で、「座右の銘にしています!」という人がいる。
◆失敗の10の要因
1.実行しない 2.経営(上司)不信
3.上司盲従
4.成果なきプロセス
5.プロセスなき成果
6.言葉の独り歩き 7.拙速
8.現状埋没
9.美文
10.問題のすり替え
皆さん、一つひとつ自分に当てはめて考えてみよう。
勉強会にも新たに経営トップになった人もいる。
参考になれば幸いである。
「で、所長はどうなんですかあ?」
あ、エンディングに入ろうとしているところで乱入はアシスタントの片桐くんだ。
「えっと〜」
「はい?」
あ〜、1だろう、2もかつてあったし、4、8、9、10もかなあ。
「はい、失敗!」
うう〜〜。
今日も精進の日々である。
注:文責・渡辺いっこう
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私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。
ある音楽評論家の「エルガーの交響曲第1番は、ブラームスの『第5』と渾名されるほど重厚な味わい!」との文を読み、大のブラームスファンとすると聴きたいとの思いやみがたいものがあった。
先日、銀座で時間調整に山野楽器に行くと、あった!エルガーの1番。
目をつけていたC.デイヴィス&ドレスデン・シュターツカペレ盤はないので、同じ指揮者のディスクを購入。
第1楽章 Andante. Nobilmente e semplice(高貴に、そして簡素に)
ティンパニーが刻むリズムに乗って、弦楽器群がゆっくり重厚な旋律を奏でる。
ピアニシモからクレッシェンドして管楽器も加わりトゥッティへ。
う〜む、これだけでも感動ものだ。
この旋律は循環主題として、第2楽章・第3楽章、そして第4終楽章に繰り返しあらわれる。
大好きなサン=サンーンスのクラリネット・ソナタもそうで、冒頭の優雅な旋律が最後にまた奏される。
まるで人生という旅を思わせる。
本作品もそう。
事態の急変、安らぎ、事件、華やかなロマンスといったドラマ(勝手に想像してますが)が展開され、そして、かの旋律が即興的に演奏され、天に上っていってエンディング。
なんて素晴らしい作品なんだ!
やや晦渋な面があるのもたしかだが、素直に曲を追っていけば「旅」が感じ取れるだろう。
もちろん、サー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団の優れた演奏があればこそだが。
こんな作品を知らなかっただなんて。
エルガーの作品をちょっとフォローしてみますかね。
今日も精進の日々である。
追記:YouTubeにupされてました。コチラ。
演奏者は異なります。よろしければ聴いてみてください。
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