日日是精進〜わたなべ企画事務所物語

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Music

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私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。

この1週間ほどは夏休みということで、もっぱらTVで五輪観戦である(←「まだアナログですよねー」/→やかましいー)。
北島の100m・200m平泳ぎにヨッシャーと雄たけびをあげ、末綱・前田の女子バトミントンの奮戦には声をからして応援した。
男子体操の個人総合銀メダルの内村、フェンシング銀メダルの太田には新しい日本人の可能性を感じた。
また、柔道の世界的な普及とJUDOとの違いに思いを馳せたりもした。
北京での開催には疑問・不安だったが、やはり五輪というコンテンツは強いね。

イメージ 1さて、音楽である。
少しまとめて何枚かのディスクを聴いた。ブラームスとモーツァルト。しっかりしたコクと爽やかなキレ。? ビールのコピーにあったな(笑)。
まず最初は往年の名指揮者エルネスト・アンセルメによるブラームスの交響曲全集。

ヨハネス・ブラームス 交響曲第1番〜第4番、ドイツ・レクイエム他
アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団他 [豪DECCA]

アンセルメは、フランス音楽やバレー、声楽、前衛音楽に定評があった人だが、ブラームスの交響曲は珍しいなあ。好きなブラームスなので好奇心もあり、こらえ切れずに購入。
交響曲第1番。う〜ん、これはダメだなあ。オケがせわしく、アンサンブルが揃っていない感じ。
第2番と第3番はなかなかいいね。適切なテンポ、オケの薄さが室内楽的で(結果オーライ?)好感。
ドイツ・レクイエムは聴きやすい。さすがはアンセルメ、かな。でも、この曲は苦手なんだよねえー。
ブラームスがお好きな人、ちょっと変わったのに惹かれるという方にお奨めだ。

イメージ 2ブラームスの交響曲は他にベルナルド・ハイティンク/ロンドン交響楽団盤も聴いたが、真のお奨めはロリン・マゼール/クリーヴランド管弦楽団 [SCRIBENNDUM]
えっ、こんな名盤があったの!?というくらい素晴らしい。どっしりした響き、精妙なアンサンブル。まさに王道の指揮だ。うう、60年代〜70年代のクリーヴランド管弦楽団ってすげえ。
ところが、ああ無情の廃盤。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト クラリネット協奏曲イ長調K.622
ロバート・マルセリウス(cl)、ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団、他 [独SONY]

イメージ 4モーツァルトの最晩年の作品の一つ、クラリネット協奏曲
35歳のモーツァルトはまさか自分が死ぬなんて思ってもいなかっただろうが、なんて清澄な調べ!
この曲には“いぶし銀”よりも、明るめで柔らかく軽やかなフランスのクラリネットの音色がいい。
ジャック・ランスロフランソワ・エティエンヌ・・・名手は数多いが、近年では、Richard Vieille(clarinetto)、Armin Jordan(conductor)、Les Archets de Paris [仏CALIOPE]が抜群にいい。出色のディスクだ。
えっ、これも廃盤!? 最近の音楽CDは生産枚数がきっちり限られていて、すぐに廃盤になる。ダウンロードの時代なんだね(クラシックは音質とダウンロードの時間が問題だが)。

イメージ 3その代わりといってはなんだが、標記のマルセリウス盤をあげよう。
セル&クリーヴランド管弦楽団の練り上げられた類まれな演奏技術が超越だ!
マルセリウスというソリストは知らないのだが(オケの首席奏者かな?解説書に記載なし)、オケの伴奏にピタッとつけ、一分の隙もなし。こちらはドイツ風のかっちりとした演奏で完成度が非常に高い。廉価版でお買い得でもある。

立秋も過ぎた。さあ、シャキッとまいりましょうかね。

今日も精進の日々である。
私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。

本日5/6、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008は最終日。
私は、老巨匠ミシェル・コルボの指揮するモーツァルトのレクイエムを聴きに行った。

イメージ 1会場はホールA。大ホールだ。
26列の76番目はというと・・・・やや後方の右サイド。
う〜ん、地の利はよくない。
このホールはでっかいなあ。
コーラスがあるといってもモーツァルトは小編成。
いかがなものなんだろう?

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲  レクイエム ニ短調、K.626
ミシェル・コルボ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア、ローザンヌ声楽アンサンブル
谷村由美子(soprano)、ヴァレリー・ボナール(alto)、マティアス・ロイサー(tenor)、クリスティアン・イムラー(bass)

演奏が始まる。
お気に入りのコーラスの女性は遠くて判別できない。
カール・ツァイスのオペラグラスがこの時ほど欲しいと思ったことはない。
う〜ん、やはりこの曲にはこのホールは少し大きいと思うな。

コルボはピアニシモが柔らかくて、曲全体が優しく聴こえる。
モーツァルトが最期に口ずさんだというラクリモサ(涙の日)では、思わずホロッときた。
わずか35歳で急死したモーツァルト。この曲は完成させてほしかった。
でも、宗教曲は途中でよく筆を放り投げるから、何年要ったものか。
ソリストでは、ソプラノの谷村さんがこの日もいいね。絶品。
テノールが少し弱いかな?私の席からはそう思われた。
またコーラスも熱唱。
オーケストラがいるとコーラスも締まるね(ロッシーニではオケなしだったから)。

イメージ 2最後の和音が鳴り、Fine。
ブラボー、ブラボー!
この曲はあまり好きではないが、今日のこの演奏は素晴らしかった。
ああ、今年のラ・フォル・ジュルネはこれをもって終了。
また来年聴きにこよう。

帰路につく。
若葉が風に薫る。風景が流れる。
いい時間が、過ぎ去っていくなあ。

今日も精進の日々である。
私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。

本日5/5、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008の第2陣だ。
演目は、フランツ・ペーター・シューベルトピアノ五重奏曲 イ長調、D667「ます」
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロおよびコントラバスという少し変わった編成。
第4楽章が歌曲「ます」の主題による変奏曲となっていて、親しみやすく有名だ。

演奏者は、レジ・パスキエ(violin)、ジェラール・コセ(viola)、アンリ・ドマルケット(cello)、マーク・マーダー(contrabass)、そしてブリジット・エンゲラー(piano)である。

イメージ 1会場は、ホールB7。初めてのところ。
ううむ、これは講演会場だなあ。元来、演奏会向けではない。
床はスロープなしのフラット、椅子は備え付けではなし。
演奏開始間近になって前の席が埋まる。
中学生もしくは小学生高学年かと思われる女の子が座ったが、座高の高いこと。演奏者たちが見えない。
音響もよくないし、次からはこの会場は敬遠しよう。
弦楽四重奏などではヴィオラが肝。
ヴィオラが上手いと演奏に深みが出る。
と、コセさん(viola)に注目したが、この曲の場合はチェロがキーのようだ。
そういえば、弦楽五重奏曲で、モーツァルトは四重奏+ヴィオラ1挺なのに対して、シューベルトは四重奏+チェロ1挺だった。
チェロの方が好きみたい。
さて、件の第4楽章「ます」。
ピアノが溌剌と駆け巡り、コンバスがリズムを刻む
それにレジ・パスキエさん、脂がのっている。いい腕だ。
パチパチパチ。ブラボー。
素晴らしい演奏だった。

イメージ 2相変わらず終演後に早々と席立つ人が多いが、もういいや。
悲しいけれど、日本には礼の心が廃れている。
孤軍奮闘してもしょうがない。
でも、この辺を啓蒙していかないと、ラ・フォル・ジュルネも一過性に終わるけれどもね。
明日最終日は、コルボ指揮ローザンヌ声楽アンサンブル他のモツレク
しみじみとラクリモーサを口ずさみましょうかね。

今日も精進の日々である。
私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008、今年も大盛況だ。
有楽町の東京国際フォーラムに行ってきた。
イメージ 1若葉の頃。音楽に浸るにはいい季節である。
先にも記したが、まずはロッシーニ作曲の「小ミサ・ソレムニス」だ。
この曲については昨年末に書いたのでそちらを参照されたし。⇒コチラ

ミシェル・コルボ指揮ローザンヌ声楽アンサンブル。
ソリストは、谷村由美子(soprano)、ヴァレリー・ボナール(alto)、ピエール=イヴ・テテュ(tenor)、ファブリス・エヨーズ(bass)、それにセリーヌ・ラトゥール(piano)、ボリス・フリンゲリ(harmonium)である。オーケストラ、器楽はなし。

イメージ 2御大コルボは高齢ではあるが、お元気な様子。
彼の手兵のローザンヌ声楽アンサンブルはいい声出している。
ああ、昨年のフォーレを聴いた際にお気に入りに登録したソプラノの女性が今年も一列目の中央にいるなあ。
体を左右に揺らしてスウィングしているみたいなんだよね。

最初ピアノとテノールのソロがやや硬く、ノリもいまひとつだったが、曲がすすむにつれ滑らかになった。
ソプラノの谷村さん、アルトのボナールさんがとりわけ素晴らしかった。
でも、いちばん頑張ったのはビアノのラトゥールさんだろう。
なにしろ、この曲はピアノがこけたらそれまで。
ロッシーニ特有のシニカルでリズミカルなところがよく弾きこなされていた。

この曲を生で聴いたら、オペラだよなあと実感。
ソリストが代わる代わる美しいソロを歌う。
とても宗教曲とは思えない。
悪魔的な美しさ
う〜ん、これはまいった。
ブラボー!

イメージ 3演奏が終わると、やはり拍手の中席を立つ連中多し。
素晴らしい演奏をしてくれた人たちに敬意を表せないのか!
マナー悪し。
それでも、長く拍手は続き、コルボや演奏者たちが何度も舞台に出てきてくれた。
アンコールはなし。

明後日5/6は、コルボ/ローザンヌ声楽アンサンブルでモーツァルトのレクイエムだ。
ちょっと縁起よくないけど、まあいいでしょう。
あのコーラスの彼女に再た会えるな♪
おっと、その前に明日5/5はシューベルトの「鱒」だった。

今日も精進の日々である。
私は渡辺いっこう。フリープロデューサーである。

早くも4月半ば。街ではモクレンが散りかかり、ハナミズキが満開となっている。藤ももうすぐだ。
「所長、ゴールデンウィークはどこかへ行くんですか?」
アシスタントの片桐くんだ。
「GWは物価高いから旅行には行かない。昔この期間中に初めてヨーロッパ旅行に出掛けたけど、ずいぶん高かった。それに、なんてったってGWは音楽だよ」
「ん? ああ、ラ・フォル・ジュルネですね!」
そう、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン=「熱狂の日」音楽祭が今年もまた開催される。
5/2〜5/6の間で、東京国際フォーラムを会場にして、たくさんのアーティストたちが演奏する。
しかも、廉価。高いもので@\3,000ほどだ。
 ※プログラムはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008のHPで。

「昨年のコンサートはブログに掲載されてましたね」
「うん。今年のテーマは『シューベルトとウィーン』なんだよ。チケットは3会場分ゲット!はっ、はっ、楽しみだねえ」
「ふうん。シューベルトといえば歌曲やピアノ曲がいいですよねー。所長は何聴かれるのですか?」

私がゲットしたのは・・・・
 5/4(日) ロッシーニ 小荘厳ミサ曲  指揮:ミシェル・コルボ
 5/5(月) シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」  レジ・パスキエ他
 5/6(火) モーツァルト レクイエム  指揮:ミシェル・コルボ

「シューベルトは1つだけじゃないですか。ミサとかレクイエムとか辛気臭いですねえ」
ううっ。田部京子さんの弾くピアノソナタを聴きたかったけど取れなかったんだよお。仲道郁代さんもダメだった。いま脂がのっているのに。


彼女のシューベルトを聴いたのは、このディスクが初めてだった(現在は「ピアノ作品集」としてまとめられている)。
シューベルト最後のピアノソナタ。シューベルトにしか書けない、とてもデリケートな旋律、清澄な世界が展開している。
世評の高いリヒテルや内田光子の、彼岸に旅立つような、重〜い出だしの第1楽章がキライ。
だいたい、「molto moderato = とても中庸に」と指示があるじゃないか。演奏者の過渡な思い入れが作品を損なうことがある。
田部さんのは自然なテンポ。ああ、これがシューベルトだって感じ入ったものだ。
しかし、今回生で聴けない・・・・

「で、誰と行くんですか?」
「い、1枚ずつしか取れなかったんだよ」
「へへぇ〜そうなんですか。ふふ〜ん、そうでしょうねえ」
くそー、ミサとかレクイエムじゃあ、一緒に聴きにいってくれる女性なんかいるものか(「ます」は本当に1枚しかゲットできず)。

今日も精進の日々である。

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