††† 独り言 †††

バルセロナという街に、恋をしてしまいました。

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*エピローグ

 暑く、熱い、つゆだくな1ヶ月が終わってしまった……。まだ、はなたれ小僧の青二才とわいえ、今までの人生で一番濃ぃい1ヶ月になったのは間違いない。帰ってきてからも、いい意味でも悪い意味でも、オレの体内にわスペインの風が渦巻いていた。正確に言うと、体内時計が、生活のリズムがスペインのそれになっていること、山の如し。夏休みの続きだというのに、朝8時には目が覚めてしまう。そして、当然のよーに、おひるゴハンを食べた後は……zzz....シエスタ!お昼寝しなきゃ、夜までもたねぇ。ま、その生活リズムも、だんだんと日本リズムへと直ってしまうんだけどね。悲しいかな。

 そしてまた、一人旅という旅のスタイルにも味をしめまくった。友達との楽しい思い出作りは出来ないけど、とりあえず、友達は現地調達ってことにして、何がいいって、フットワークが軽い。ノープランだろーがなんだろーが、自分の行きたいところに行きたい時に行けて、そこにいたいだけいれる。フリーダム・オレ。就職する前に、コレだけは見とかなきゃな、と思い、ギザのピラミッドを見るためにエジプトに赴き、カイロからナイル川を南に下り、途中またも行き当たりバッタリで、紅海でダイビングライセンスを取りつつ、ルクソール、アスワン、アブシンベルを制覇したと思いきや、その勢いで、アテネまで飛んでみて、アクロポリスで歴史の重さを感じつつ、メテオラの山中で野犬に足を激しく噛まれ、道に迷っていた心優しいイギリス人に本気で心配され、そいつのバイクの後ろに乗っけられつつ、「オレ、こんなとこで血だらけになって何やってんだろーなー。」と思いながら病院に連れてってもらい、サディスティックなグリーク・ナースに「あら、アジア人、ちょっとオシリを出してごらんなさい♪」とか何とか言いながら、オレのシリに思い切り注射の針を突き立てながら、彼女は楽しそーに笑っていた。もう、この文の主語がダレだったのか、もはやオレにわワカラナイ。とにかく、外人になれる快感が、一人旅にはあった。

 しかし、現実の時の流れは、そんな放浪の旅を愛する少年から甘い感傷と、生ぬるい夢物語を一気に奪い去った。就職。そして、忙殺。もう、なにがなにやら。毎日が、音も立てずに過ぎ去ってゆく。季節の移り変わりすら感じることが出来ない。何かがオカシイ、何かが。あなたのよーになりたいが、会社とわなんだ、人生とわなんだー!・・・おー、たみお!君もか、ブラザー!このままぢゃ、この鼻血だらけの激務薄給のスパイラルから抜け出せない。……スペインで何かやってやる。

 「っあ、なんかもう、くだらねぇから、辞めるわ、オレ。」

 というワケで、2006年11月26日、スペインへの留学、しゅっぱーつ。1年間、必死で汗かいてきます。大学生の留学とはワケが違う。会社を辞めて、自腹をきっての留学。まさに切腹。気合を入れて死ぬ気でやらなきゃ、オレの留学に反対したヤツラの言うとーり、オレはただの大バカヤロウで終わってしまう。てめーら、ナメんなよ。この歳からだって、夢の続きを見れるってのを見せたるわ!


 ……あのー、誰かボクに、計画性をください・・・。エピローグなのに、なんかプロローグっぽいとことか。

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