††† 独り言 †††

バルセロナという街に、恋をしてしまいました。

独り言

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人知れず穴にむかって叫んでみた。

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ちょっと、きみたち。

 人それぞれが持つ「距離感」というものはその人によってまちまちなんだと思う。これはなにも物理的なものに限ってでわなく、人との付き合いのそれに対しても言えるよーな気がする。たとえば、みんなでお酒を飲んだ時にたまたま居合わせた人でも友達の友達なら、そりゃ友達だよね、ってなタモリ的な感覚の人もいれば、同じクラスや職場の人でも、ぶちゃっけトークができなきゃそんなの他人ですしフフン、ってな人もいらっしゃる。おいでになる。で、あんたわどーなのよ、と聞かれると、そりゃ時と場合によりけりなんだけどねアハハ。

 しかーし。最近ちょっと気づいちゃったんだけど、っつーか、ずいぶん前から気づいてたけど、ここでこっそり囁いてみると、物理的な観点から見ても対人関係の観点からちらりと覗いてみても、日本人の「距離感」はその他の国の人に比べて鬼のよーに遠ぃいんぢゃねーだろーかと。

 さっきオレが自ら書いた「そりゃ時と場合によりけりなんだけどね」ってゆーのも思いっきり日本人的な回答っぽい。ソニーの国の人の回答っぽい。「アハハ」っつーのもごまかして笑っているよーで、こちらもまた思いっきり日本人的な笑いっぽい。トヨタの国の人の笑いっぽい。答えをその場でハッキリ出さない。……ま、オレの場合はハッキリ出せないだけなんだけどね。えーん。

 しかし、欧米人…とひっくるめて言っていいのかどーかよくわからんのだが、とにかく日本人以外の人と話すと、例えば一緒にどこかに行こうという話になった時、「イエス?ノー?」「どこに行きたい?」「何がしたい?」「何が食べたい?」「何が見たい?」「何時がいい?」「それからどーしたい?」これが彼らなりのやさしさだと気づくまでに時間が必要だった。しかし、日本的な心のやさしさを持つオレは「いやぁ、そんなにいろいろオレ一人が決めてもねぇ。ぶっちゃけ、何でもいいんだけど」と心の中で独りごちながら、考えてるフリをして、周りの人が答えを出すのを待ちつづける。

 一人の人に決定権を与える欧米的なやさしさと、周りの人が納得いく答えについて行く日本人的なやさしさ。やさしさが背中合わせ。おなかと背中がくっついちゃう。ま、意味わかんないけど。……って、ぜんっぜん話がまとまらねぇ!堂々巡り。ドゥードゥーめぐり。おそらく彼らからしてみれば、「あまりノリ気ぢゃないのか?心を開いてないのか?こいつわ」と思われても仕方ないハメになっちまうのであった。

 物理的な「距離感」にしてもしかり。オレはゆっくり座って話をしながら飲みたい。しかーし。バルに入ると、いすがあっても、こいつら座らない。テラス以外は立って飲んでも座って飲んでも料金は一緒なのに、たぶんそーいう細かいこと抜きに、動物的な本能で「人の側がいい」と思っているんだろう。片手にビール、片手にタバコ。満員電車ばりの込みまくりの場所に嬉しそーにしゃべりながら自分の場所を確保する。……いや、確保できてなくてもしゃべれればこの人たちオッケーなよーですねアハハハ。人ごみ大スキ。しゃべるの大スキ。踊るの大スキ。人ごみで。

 わかった。君の言うことはよくわかるよ。ただ……顔が近い。

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もとわと言えば。

 泡沫の昼下がり。そろそろ家の中の食料も底をつきかけてきたので、買いだめをせねば。さーって、ちと散歩ついでに行ってくるか、ってことで近くのスーパーに赴く道すがら。幼稚園のお散歩の列と遭遇。・・・なにやら、フツーの幼稚園キッズとは様子が違う模様。……いまどき珍しい、黒いゴミ袋かぶってやがる。っえ、君、服がないの?隣のリトルボーイはスパイダーマンの格好をしてやがる。おいおい。親のセンスを疑うぞ。って、思ってたら、引率の先生……「千と千尋」の顔なしのお面かぶってやがる!顔なしなのに。イヤ、顔なしだからか?っえ、君、なにやってんの?しばらくその列に付いて行ってみると、おもむろにキッズたち一行がインド料理カフェの中に入っていき、口々に「Trick or treat!!」と。

 ハロウィン。こんなイベント、日本ではゼッテー普及しないと思っていた。あたし、そんなふうに思ってたの。ハロウィンがいつかもわからない。キリスト教のイベントとして、クリスマスとバレンタインは日本で完璧に市民権を得たけど。にしても、その普及の仕方がまた日本っぽい。クリスマスは家族と過ごすのでわなく、恋人たちのイベントになっている。なぜかラブホもこの日ばかりは強気な予想外の価格設定。ジーザス誕生の日に、オマエラ、何を誕生させようというんだコノヤロウ。バレンタインもなぜか日本ではチョコレートだけが一般化している。どっちにしても、お金を使わせる戦略が実にウマイ。そんな中、ハロウィンはほかのイベントに比べてあまり経済的効果が得られそうにないんぢゃないのか。

 イヤ、それでも・・・と、ふと思う。幼稚園の頃からハロウィンという刷り込みを施されているこのキッズたちは、おそらく大きくなってもこのイベントを思い出すんぢゃねーだろーか。10月31日の夜、死者の霊が家族を訪れる。これと似た日本の行事にお盆があるが、今まで日本人はその霊たちが道に迷わないように迎え火、送り火をたいてきた。しかし、ハロウィンは、この霊たちから身を守るために、仮面をかぶってみたり、かぼちゃのランタンに蝋燭で火を灯す。……この違い。これからどーやって普及してくのかな?商業的に何と結びついて普及してくのかな?テクノかな?……関係ないけどね。

 買い物からの帰り際、さっきのキッズたちにまた会った。もらったお菓子を食べながら笑顔でトンボの羽根をむしり取る、無邪気で残酷なキッズたちのかわいい笑い声を聞きながら、ゾッとした。「Trick or treat!!」

 北朝鮮と、やってること全く同じぢゃねーか!

 「食べ物くれなきゃ、イタズラしちゃうぞハムニダ!」

 ……じょんいるくん。核実験は、イタズラでわ済まされないよ?・・・頼むぜ、おい。

オレの、ここって。

 赤ちゃんのむにむにした腕や足は、見ているだけでも触ってみても問答無用できもちい。その小さな手のひらで小指をぎゅっと握られると、オレはこの子を育て上げられるかも知れないという錯覚を起こしてしまう。いずれこのいたいけなベイビーから、ワキ毛が生え、ニキビが出て、身体がゆるみ、加齢臭から死臭へとにおいを放つ動物に変わってしまうなんて考えただけでモヘッとしてしまう。しかし、これは誰もが通る道。スクリーンの中のきれいなムービースターだって、公園で生活してるおじいちゃんだって。と、いうより、オレだって。

 むかし親から聞いた話によると、オレの出生時の体重は3700gぐらいだったらしい。わりとでかいほうなんだろう。この世に生まれ出たくなかったらしく、出産直前になってオレは母親の子宮の中で真横に寝っころがってしまった。だってさ、子宮の中から産道の先をちょっと垣間見たらさ、まぶしかったんだもん。この世が。でも、どーしても出て来てって言うから、まぁ、オレもそこまで頼まれたらイヤとわ言えないしね。ほら、オレ、アレぢゃん。人がいいからさ。だから、ぢゃ、ちょっとだけだよ、なんつって出てきたんだけどね。でも、まー、アレだな。今から考えると、産湯に浸かってた時がオレの人生のピークだったな、正直。いい湯加減でしたこと。右肩下がり・マイ・ライフ。

 で、そんなこんなでこの世に産み落とされたオレは、人並みに恋も努力も挫折もして大きくなりました。まぁ、ここだけの話、努力とかわ全然しなかったワケなんだが、みなさんのおかげでとりあえず大きくなりました。大きくなれました。肉体的には大きくなったんだけど、そりゃ、当たり前のことなんだけど、ここで疑問発生。……っえ、オレって、なに?

 つまり。今の体重から、出生時の体重を引いてみる。その重さ分の肉って、今までオレが喰って飲んできたものってことだよね。そーだよね。ってことわ、オレは米であり、小麦粉であり、レタスであり、きゅうりであり、たまねぎであり、牛であり、豚であり、卵であり、かっぱえびせんであり、ビックリマンチョコであり、ビールであり、ジンライムであり、バーボンであり、コーヒーであり、牛乳であるってことだよね。身体のほとんどが、オレぢゃない。ひょっとして、今ここに書いてある文章だって、こないだ食べたもんじゃ焼きが考えてることなのかも知れない。でも、たぶんそれも、オレだ。もうすでに、ワケがわからない。

 「顔写真つきの身分を証明できるもの、お持ちですか?」ヤヴェ…免許証うちに置いてきちゃった。「ぢゃー、会員証はお作りできませんね。」…ぇえっ?なんで?ダメなの?オレだよ?オレがオレの会員証作りたいだけなんだよ?あんたの目の前に立ってるオレが、実像のオレがいるってだけで証明にならないの?あんたの目で確かめられるよね?実物のオレより、そんな免許証なんてくだらねぇ紙切れの方を信じると、あなたはそうおっしゃる?「パスポートでもかまいませんが、お持ちですか?」パスポート持ち歩いてるワケねーだろ!ばかやらふ!バカヤロウ!ヤロウバカ!んなヤツいねーよ!てめーオレがなに人に見えんだ!ちょっと邪悪な感じかも知れないけどな、おばちゃんとか、マダムとか、ナイス・ミドルとかにはかなりモテるんだぞ!むかし友達のお母さんたちを手玉に取ってたんだぞ!アホか!なんでオレがオレであることを証明できねーんだ!なんぢゃー!なんなんぢゃぁー!んぢゃー!っん!……んぢゃぁ゛ー!!!

 っあ、そっか。でも、もんじゃ焼きは免許証持ってないからね。顔写真、ゲロみたいになっちゃうしね。

 家から取ってきて、また来ます……。

これ以上の恐怖など。

 アナタ、冬眠が長すぎたからなの?それとも、アレ?はしゃげる時間が短すぎるから?もしくわ、ナニ?オレが憎いの?なんなの?泣けばいいと思ってるの?っつーか、泣いたら許してもらえると思ってんでしょ?……っえ、違うの?ぢゃ、なんでわざわざオレの部屋の網戸にへばりついて泣きわめいてんの?か、かまってほしいの?イヤ、ムリだって。全然そーいうんぢゃないけど、ムリだって、オレにわ。話通じないし。え、だって蝉でしょ?あんた、蝉だよね?五月の蝿よりウルサイ八月の蝉なんだよね?

 オマエ、アレ、だよな。普段はなんとも思わないんだけどなー。時々、ドキドキさせるよなー。イヤ、別にうまいこと言いたかったワケぢゃないけどね。なんつーか?シャリシャリ感?みずみずしさ?時に冷たさ?口に含んだ分をすべて飲み込めない、そのもどかしさ?ホラ、そのまま全部飲み込んぢゃうと、アレだから。おなかん中でオマエの子供ができちゃうって話だから。もっぱらの噂だから。認知できねーから。でもアレだよなー。たまに水臭いよな、オマエ。ま、ウォーターメロンっていうぐらいだから、ムリもないか。

 しっかし、たまらないね。君のそのにおいは。なにか、あの日の記憶を思い出させてくれるしね。ま、特にコレといってどんな思い出ってワケぢゃないんだけどね。なんか近頃LOHASとかなんとか言いながらお香みたいなのが流行ってるらしいけど、君の場合はにおいはあくまで副産物であって、モスキート・バスターとしての本業もきちんと果たしているってところがまたたまらないよね。くすぐるよね。さらにわ、そのうずうずの艶かしいフォルムも愛くるしいよね。どちらか選べと言われれば、苦しいよね。

 いやー、丸いね。あんた丸いよ。時々まん丸ぢゃないところもとても人間臭くて魅力的だよ。生き方も惹かれる部分が多いしね。潔い。この一言に尽きる。引き際のよさ。散り際の美学。まさに、武士道。アメリカンナイズな感じで言えば、武士ドゥー。闇夜に打ちあがり、一瞬の閃光と共に大きく目の前に現れる。見とれていると、心の奥に低い声で話しかけてくる。その内なる声に耳を傾けているうちに、目の前からあっという間に消え失せる。その強烈な印象を求めて、大勢の人があんたに会いに来るんだろうね。

 ……ああ、夏が、終わる…。

言うほどぢゃ。

 いなくなって初めて、そのありがたみがわかる、ってことは往々にしてあること。昔の人はよく言ったもんで。

 自分の手の中にある時は、それが至ってフツーのことのよーに錯覚してしまいがちで、逆にウザいとすら感じてしまう。冷静に考えてみれば自分のものであるハズもないのに、手にしている時はなかなかその幸福に気づけない。自分が必要だと思う時だけは都合よく使ってしまい、眠れない夜にわ何時だろーと相手が疲れていることなどかまわずにオレのやりたいよーにやってしまう。そのくせ、友達の前では「オレのはそんなたいしたもんぢゃないよー。」などと言いいながら誰に向かって言ってるのか、ワケのわからん謙遜をする。そして、ひとたび役目が終わってしまうと、逆に見るのもうっとおしくなってしまう。オレ別にそんなにスキぢゃねーし。っつーか、興味ないし。と、ここでも誰に向かって言ってるのか、ワケのわからん言い訳をする。

 オレの友達に、金を湯水のよーにつぎ込むヤツがいる。「かわいいからねー。」と嬉しそうに彼は言い、「オレ、結婚したいもん……ムリだけど。」と、ちょっと淋しそうな顔をする。こーいう入れ込みすぎのは男に多い。ケータイの写メールはほとんどと言っていいほどその「彼女」の写真しかない。何回も見せられたので、もうオレのほーが憶えてしまうぐらいなんだが、確かにかわいい。というよりかっこいい。そして、なるほど確かに金がかかってそーだ。雨が降っただけでも「だいじょぶかな…」と心配そーに空を見上げる彼の横顔を見て、オレにはここまで相手を想うことはゼッテー不可能だと思ってしまう。

 昨日、5年間付き合っていた、イヤ、付き合わせたのにもかかわらず、手放してしまった。……そう、車を売った。5年間で、走行距離10000kmちょっと。……乗らなすぎ。一緒に走り抜けた距離は思いのほか短かった。契約を淡々と交わし、車は引き取られていった。手を重ねるよーに握ったハンドル。オレの行くべき道を導いてくれたウィンカー。瞳の奥にあるものを確かめるよーに覗き込んだルームミラー。雨という名の悲しみの涙を拭い去ってくれたワイパー。そして、時にオレを進ませ、時にオレを止めてくれたアクセル&ブレーキ……今やもう、オレのものではなくなってしまった。業者さんに運転され、遠ざかるテールランプを見た時、自分の女を目の前で知らない男に奪われたよーな気分になった。ま、自分の女を目の前で知らない男に奪われたことないけどね。

 いなくなって初めてわかった。忌野清志郎の気持ちが初めてわかった。「こんな夜に、お前に乗れないなんて」

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