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ベルリオーズは言いました。
「ショパンはピアノの即興演奏をしながら、
他の有名ピアニスト達の物まねをすることがよくあったね。
他のピアニスト達の演奏中の体の動きや顔の表情を、
パロディみたいに茶化して、面白おかしく真似するんだけど、
誰の物まねなのかが直ぐに判るほどよく似ていたよね。
物まねをしている時はショパン本人の個性は影をひそめ、
まるで本当に変身しているみたいだった。しかも、不細工で滑稽な人の物まねをしていても、
ショパン自身の持って生まれた上品さは保っていたし。彼は真の才能ある役者だったよ。」
リストも答えます。
「ショパン自身の演奏スタイルも独特だったよ。
常に揺れながら演奏するのだけれど、メロディーが前後にゆらぐような、
最高に素晴らしい効果をもたらすんだ。小舟が海上で波に揺れるような。
このショパン独特の演奏スタイルを言葉で表現したのが、
彼が楽譜中で指示として書いた「テンポ・ルバート」なんだ。
柔軟な動きにより、ゆらぎ、起伏、途切れ、を自在に生み出す。
不規則に息を吹きかけられた時の炎の動きみたいに、
はっとしたり、物悲しくなったり、ゆらゆらとためらうようなテンポを生み出していた。
ショパンは後期の作品になると「テンポ・ルバート」の指示を書くのをやめてしまっている。
演奏者が作品をちゃんと理解しさえすれば、指示を書かなくても
自ずとこの「不規則に演奏する」という規則を理解するだろう、と思ったからだ。」
・・すいません、リスト様、私はちゃんと指示書いてくれないと、
どう演奏したら良いのか、さっぱりわかりません。
(めちゃ大きい字で書いてあっても見落としが多いんだけど・・・)
テンポルバートを自動的に理解できない感の悪い演奏者は、
ショパン的には完全にスルーの対象だったのでしょうかね。。。
ということで、間違いなくショパンにスルーされている私ですが、!!めげません!!
リストさんがおっしゃっていたようなショパンの演奏スタイルに少しでも
近づけるようにするために、
今日から早速、ロウソクの炎に息を吹きかけて
その動きを観察して、その極意を会得するぞ〜☆
海の小舟観察でもいいかな・・・
・・・・といろいろ考えているうちに、今日もピアノの練習をろくにしないで
一日が終わろうとしているのでした・・・・
ピアノは駄目でも、生活スタイルは完全にテンポ・ルバートかも〜。。。
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今ぼちぼち練習しているのはバルカローレですが、まだ腱鞘炎を抱えながらなのでおっかなびっくり状態です。テンポルバートの指示は、確かにま〜ったくありません。書いてくれなきゃやらないよ、という感じですが、ところどころ書いてあるpiu mossoが、どうもわたしの感覚と違う箇所があって(わたしとしてはmeno mossoで弾きたい・・)闘いながら弾いてる感じです。。
テンポ・ルバートは実はショパンがとても好んだベッリーニのオペラの曲にはよく出てきます。オペラを聞かれるならベッリーニがお勧めかも。歌曲もあります。歌曲もきれいなのが多いです。
2010/12/19(日) 午後 10:24
piu と meno だと逆??〜そんなに感覚に逆行する箇所があるなんて、面白い〜〜 この際なので、コニーさん風にアレンジしたバージョンも練習して「裏バルカローレ」として楽しんでも良いかも♪
炎を眺めるより、おっしゃるようにベッリーニのオペラを聴いたほうが良いかも、ですね。そうします(笑)
2010/12/19(日) 午後 11:15 [ 白いグランドピアノ ]
このリストがいっているショパンの演奏についての文はショパンの曲を演奏するにあたり非常に興味深く解釈の参考になると思いますがの出典を教えて下さい。
2017/7/4(火) 午後 5:12 [ dol***** ]