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ベートーベンにはさまざまな伝説があるのですが、
その中でも天然系のものを集めてみました。
<エピソード1>
あるとき、哲学者ゲーテとベートーベンが、人に邪魔されずに会話でも楽しみたいと思い、
カールスバードのはずれで、話しながらお散歩していました。
しかし、邪魔されずに会話をしようにも、彼らに気付いた人々が次々とひっきりなしに
敬意をこめてお辞儀をしてきます。
ついに切れてしまったゲーテが言いました。
「なんと、疲れることか!私はどこへ行ってもお辞儀から逃れることができないなんて!」
するとベートーベンが言いました。
「どうかそんなにピリピリしないで下さい、全て私に対するお辞儀である可能性が高いですから」
<エピソード2>
ある日ベートーベンは夕食を取ろうとレストランへ入りました。しかし、真剣に考えごとをしていたので、
自分が何をしに店に入ったのかを忘れてしまいました。
ウェイターが何度もやってきて注文を尋ねたのですが、ベートーベンは考えごとに夢中で全く無視してしまいます。
やがて小一時間経ってからようやく、ベートーベンはウェイターを呼びつけ、言いました。
「ええと、代金はいくらだ?」
「恐れ入ります。お客様はまだ何もご注文されておりません。何をお持ちすればよいか教えてください」
「は?何でも出したい物を出しゃあいいだろう! 俺の邪魔をしないでくれ!」
<エピソード3>
ベートーベンは好ましい借家人ではありませんでした。借家の規則に絶対従わなかったからです。
平気で夜中にピアノを演奏するので、近隣住民はぜんぜん眠れません。
そのため、借家を追い出されることはしょっちゅうで、何度も引っ越しを繰り返す羽目になりました。
あるアパートに住んだときのことです。ベートーベンはいつものパターンでそのアパートからも
追い出されたのですが、大変気に入っていたので、また住まわせてほしい、と家主と交渉しました。
家主はベートーベンが戻ってくることに合意しましたが、部屋の窓のブラインドがなくなったので
代わりのブラインドを持ち込んでほしい、と言いました。
ベートーベンは了解しましたが、以前あったブラインドは何処へ行ったのかが気になり、調べてみました。
そしてその真相を知り、驚きました。
なんと、家主がアメリカ人の富豪に「有名音楽家の直筆文字入りブラインドだ」と言って
高値で売っていたのです。
実はベートーベンには、窓際で作曲するクセがあり、思いついたアイデアを窓のブラインドにメモ書きする
習慣がありました。
かのブラインドも、そういうわけでベートーベンの手書き文字がたくさん書かれていたのでした。
この事実を知ったベートーベンは、そりゃあ素晴らしい、と考え、新たに付けたブラインドへも
積極的にせっせとメモ書きをしたのですが・・・・・
内容があまりにも下品で、悪態に慣れている人ですら萎縮してしまうような言葉に満ちていたので、
ベートーベンの思惑とは裏腹に、このブラインドは売られることはなかったそうです。
<エピソード4>
ベートーベンの死後、1845年7月12日に、彼の記念碑となる銅像の除幕式が行われました。
たまたま当地を訪問中だったイギリスのビクトリア女王とプロイセン王のフリードリヒ・ヴィルヘルム4世が
話を聞きつけて急遽式典に参加することになりました。
予定になかった超セレブの参加に、組織委員会は大慌てで、銅像が見えるフェルステインベルク伯爵邸の
バルコニーに急遽、貴賓席を準備しました。
さて、除幕式が始まり、国家斉唱の後、銅像から幕が下ろされたのですが・・・
銅像を見たプロイセン王は大爆笑!
なんと、ベートーベンの銅像は、王のいる貴賓席に背中を向けていたのです。
急ごしらえで席を準備したために発生した失態に気付いたフンボルト(学者で、記念碑建立組織委員会の一員)
は、即座に来賓達へこう言いました。
「殿下! ベートーベンは偉大な作曲家でございましたが、やや変わり者でもありました。
亡くなった後もなお、このようにふるまっているのはその証明でございます」
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実際のベートーヴェンは陽気で愉快なおっちゃんだった、と知った時、運命とか、歓喜の歌とか、皇帝とか、そんなイメージが音を立てて崩れていったのをよく憶えてます♪
ベートーヴェンとショパン、たった2年の差でウィーンでニアミスしてたのに、直接の知己にならなかったのは返す返すも残念!
仲良くなったかどうかは、別ですけどね〜
ベートーヴェンのソナタ変イ長調をショパンが優雅に弾いた時、弟子のレンツ氏だったか、非常に違和感を覚え、「それは非常に女性的な演奏だった、しかしベートーヴェンは男性であり、男性らしさを失ったことは一度ない!」というエピソードを読み・・・思わず笑ってしまい・・・どーしてこの2大巨匠が絡むとお笑いになっちゃうの? と思ったのでありました。
2012/1/23(月) 午後 11:15
ショパンとベートーベンが仲良くなったかどうか・・
私の中では水と油くらい異質な者同士なイメージです(笑)
でも人間って自分にない物を持つ人に惹かれるというので
もしかして意気投合していた可能性もあるかしら?
共通点といえば・・失恋の話で盛り上がれるかも???
お笑いコンビを組むとしたら、間違いなくボケはベトさんで、つっこみはショパンになると思います♪
2012/1/23(月) 午後 11:27 [ 白いグランドピアノ ]
そーなんですか(驚)。
凄く、以外な感じです(苦笑)。
第九の初演で拍手が聴こえなかったって、あの有名なエピソード以外は全然知りませんでしたので、へぇ〜って感じです(苦笑)。
気難しいややっこしい方かと思ってましたが、全然違う面も持ってたんですね(微笑)。
人はみかけに寄らないとは、このことかも(笑)。
2012/1/24(火) 午前 1:23
お〜〜っ今日はベトさんですね!
どのエピソードを読んでも笑える(笑)
現代にこのような人物に存在していてほしかった^^
きっと嫌がりながらも、尊敬してそうです^^
2012/1/24(火) 午前 9:08
おはようございます。
記事本文より、コニーさんと白いグランドピアノさんのやりとりのほうが面白い〜〜〜!失礼m(__)m
私にとってもベートーヴェンとショパンは異質ですね〜。
弾く前に"よし!次はベートーヴェン!""次はショパン!"と思ってからでないと、あまりに遠くて簡単には切り替えられませ〜ん。
2012/1/24(火) 午前 9:48 [ ピアノのために♪ ]
ニュートーンさん、私もベトベンは真面目で恐いイメージしかもってなかったので敬遠ぎみでしたが、意外とお茶目だとわかると、たまには弾いてみようかなという気になります(^^)でも一緒に生活するのは非常に疲れそう。。。。
2012/1/24(火) 午後 10:28 [ 白いグランドピアノ ]
Piaさん、ベートーヴェンほどの偉人になると、何でも好きにして頂戴って気がしてきますよね〜☆
でも交際相手にはしたくないけど(^^;;
2012/1/24(火) 午後 10:40 [ 白いグランドピアノ ]
ピアノのためにさん、うまく切り替えられますか? 私はショパンばかり弾きすぎて、もうベートーヴェンは弾けない感じです(~_~;) いいおじさんっぽいだけに残念。。。。
2012/1/24(火) 午後 10:48 [ 白いグランドピアノ ]
ああ、そういえば月光の2楽章の後半45小節目からの左手の4度が半音ずつ下がってく指づかいを「水辺に戻るカニの横歩き」と表現したのもショパンでした・・・以来、月光の曲の醸し出す荘厳な映像の左下あたりに小ガニの姿が加わってしまったのであります・・
天然っていうあたりではベートーヴェンもショパンもいい勝負では・・(笑)
2012/1/25(水) 午後 5:28
こういうアネクドートは大歓迎。一気に楽しく読んでしまいました。
かつて大作曲家たちのこの手の話を集めた本を読んで、それぞれの性格を何となく把握して楽しんでいましたが、やっぱり天才たちは、常人にない奇行癖がありますね。ハプニングは死後まで続くようで。。
2012/1/25(水) 午後 8:45 [ 奇想の庭(復活そして昇天) ]
コニーさん、天才ってみんなどこか天然なのでしょうか・・
カニの横歩きは思いついたこと一度もなかったけど、
ショパンの曲にも横歩き的なのあるような?
カニさんを観察して上手に弾くコツをカニから盗みたい(笑)
2012/1/30(月) 午後 10:13 [ 白いグランドピアノ ]
ラブリェーツキーさん、大作曲家の奇行は読んでて楽しそうですね〜 でもって、凡人で奇行だと精神病院に入れられるけれど、天才が奇行だと、やっぱり天才は違うな!って感じで賛美されるのですよね。。。まあ、当然ですけど(笑)
人間の評価って、いい加減?!
2012/1/30(月) 午後 10:21 [ 白いグランドピアノ ]