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2月17日の日曜日は、熱海を拠点に活動している天城句会と、東京が拠点の我らが大倉句会との合同吟行に参加した。
4年前から毎年行われているこの合同吟行、今年は参加者17名(プラス投句参加1名)、昼過ぎの大磯駅前に集結する。まずは簡単な自己紹介のあと、今回の引率者、おひささんの号令のもとにぞろぞろ歩く。
大磯と言えば、少し前のブラタモリで湘南がテーマの回があって、大磯は海水浴発祥の地であり、湘南という呼称発祥の地でもあるとか、明治の政界の著名人がこぞって別荘を構えていたとか言っていたところだ。
そのころの名残なのか、駅前には「大磯迎賓館」なるしゃれた洋館があり、今はイタリアンレストランになっているけれど、かつてはだれかの別荘だったらしい。
また、ある一定の年代の人にとっては、かつて芸能人水泳大会が開かれていた場所と言う記憶もあるかも。
今回の最初の目的地は、島崎藤村夫妻のお墓のある地福寺。
ここは梅の老木が多くあって、隠れた梅の名所でもあるらしい。
一同梅の木をじっと見つめたり撫でたり匂いをかいだり、しゃがんでクロッカスやパンジーを眺めたりしながら、俳句を考える。
次に、坂を下って東海道を渡り、大磯港に出る。
ちょうど、毎月第三日曜日にやっているという大磯市の日で、フリーマーケットっぽい屋台や、各国料理のキッチンカーが色々並んでいて、すごい人混みだ。
ここで一旦自由行動となり、おひささんから、
「集合時間になったら、トイレの裏にある大磯八景碑に集まれ」との指示が出される。
で、思い思いに大磯市をうろついたり、こっそり屋台でビールを飲んだり、砂浜に座り込んで海を眺めたりしながら、俳句を考える。
そろそろ集合時刻ってことで大磯八景碑に行ってみると、イマイチ集まりが悪い。
実はこのエリアにはトイレが2か所あって、半分くらいの人は別のトイレの裏をうろついていたようで、間もなく集まって来る。
多少のトラブルはあったものの、最後はみんな句会場である鴫立庵に集合する。
<鴫立庵解説tomo君>
平安時代の歌人である西行法師が、大磯のあたりを散策した時に詠んだと言われる有名な和歌がある。
心なき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮
江戸時代初期に小田原にいた崇雪(そうせつ)という人が、西行のこの歌にちなんで、昔の沢らしい面影を残す景色の良いこの場所に「鴫立沢」という標石を建てて、草庵を結んだのが、鴫立庵の始まり。標石の裏側に「著盡湘南清絶地」(中国の絶景と言われる湘南のように景色のいい場所だな)と記したのが、「湘南」と言う呼称のルーツになったと言われていると、ブラタモリでも言ってた。
京都の落柿舎、滋賀の無名庵と並ぶ、日本三大俳諧道場の一つ。
俳諧道場とは言っても、300円を払えばだれでも中に入って見学することができる史跡だ。
今回は、お部屋をお借りしてこちらで句会をやったけれど、別に俳句をやらなくても部屋は借りられるようだ。
最近の大倉句会吟行は十句出しだけど、この日は五句出しとの指示が出ている。
なんとか俳句を出し終えて手分けして清記して、サクサクと句会をやる。最後に天城句会リーダーSK氏と、我らがO師からの暖かい句評をテンポよくお願いして、定刻までに無事句会終了。その後は隣の平塚駅に移動して、おひささん推奨の居酒屋「海彦」にて、大宴会となる。
おひささんの報告によると、16人参加で焼酎三升、ビール中瓶10本などが消費されたというけれど、それに加えてかなりの日本酒を飲んでいたはず。
そして、なぜか写真にはワインも・・・
ところで、この平塚から都内までは結構な距離があり、しかも湘南新宿ラインとか上野東京ラインとかが入り組んでいて、前橋、高崎、宇都宮など、怖い行先の電車が続く。
電車に乗る前に、抜かりなく参加者の一人が大量の缶ビールや缶チューハイを調達してきてくれた。
かなり危険な帰り道だよね。
◆鴫立庵(シギタツアン) 神奈川県中郡大磯町大磯1289 0463-61-6926
◆海彦(ウミヒコ) 平塚南口店 神奈川県平塚市八重咲町3−31 0463-20-1501
〜 今日の俳句 〜
潮風ののぼる坂道梅日和
下萌や湘南ここに始まると 梅が香や文豪の墓妻の墓 白梅の枝先は皆空を指す 瀟洒な洋館は、イタリアンレストラン大磯迎賓館。
梅の古木が多い地福寺、白梅はまだ咲き初めから、木によっては3分咲きくらいかな。
緋寒桜も咲いてる。
奥が島崎藤村、手前が夫人のお墓。
水仙も咲いてる。
黄色いのはクロッカス。
大磯港のマーケットを楽しみ、春の海を眺める。言葉にならない美しさ。
こちらの建物が鴫立庵。
こっちは、西行の歌に出てきた鴫立沢ってことになる。
鴫立沢の碑。
裏側。
平塚駅にて、乾杯!
お造り盛り合わせ。
海鮮サラダ、蒲鉾入りが良い感じ。
焼鳥は、塩とタレお好みで。
キンメダイの煮つけ。
揚げだし豆腐のキノコあんかけ。
なんでワインの写真が・・・
そして、危険な帰路へと続く…
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2019年02月26日
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