|
11月18日の日曜日は、大倉句会の護国寺・鳩山会館・細川庭園吟行に参加した。
午後1時に護国寺駅に集合なんだけど、吟行プロデューサーI斗氏は電車を乗り間違えて17分の遅刻、そしてO師と私は事前の連絡事項をちゃんと見ていなくて指定と逆側の改札で待つという失態をしでかし、結局1時20分頃にやっと参加者7人が全員集合しての吟行開始となる。
<言い訳tomo君>
だってこっちの改札の方が護国寺に近いんだもん。
<裏tomo君>
ちゃんと事前の案内を読んでないのがバレバレ。
O師からはお決まりの出句数の発表がある。
「じゃあ、まあ、今日はスタートもだいぶ遅れたことだし・・・・10句出しということで」
最近は句数を減らすと期待させておいて結局10句出しってのが定着してるから誰も騙されない、でも短時間の吟行で10句も作るのって結構きついのよね。まずは護国寺へ。
元禄の姿を保っているという銅葺きの立派な本堂(重要文化財)は、この日ちょうど月に一度のご本尊の御開帳にあたるとのことで、一同本堂に上がり奥の薄暗いあたりに鎮座するありがたいご本尊を拝観する。
敷地内の墓地をうろつけば、空手バカ一代の大山倍達や、山縣有朋など著名人のお墓も多い。
境内にはいろんな仏像やお地蔵様があり、隣接して「音羽富士」と名付けられた富士塚もある。 スタートが遅れた分スケジュールを気にしてか、I斗さんからは音羽富士は希望者は登っても良いです(けど、すぐ帰って来いよ)との言葉があったけど、10句つくるためのネタを求めてか、結局全員が登頂を果たす。
その後音羽通りをぶらぶら歩いて鳩山会館へ。
代々の政治家を輩出してきた鳩山家の旧宅を保存公開しているもので、鳩山家で使用していたらしき椅子にも自由に座ることができるフレンドリーな会館だ。綺麗に整備された庭には芝生を囲んで薔薇が咲き競い、巨大な柚子(鬼柚子と言うらしい)がたわわに実っている。
庭の横の通用口から帰ろうとすると、大きなたぬきの像が見送ってくれる。
なんでたぬき?やはり政治家だけに・・・などと話しながら鳩山会館を後にする。
次に立ち寄ったのはカテドラル関口教会聖マリア大聖堂。
丹下健三設計という教会は、斬新なコンクリート打ちっぱなしのデザインだ。
吟行プロデューサーI斗氏がここに立ち寄った真意は、少しでも句材を増やそうというのもあるけど、坂道を歩く吟行でのみんなの疲労を考えて、教会の中の椅子でしばし座って休憩させようとの配慮もあったのかも。
最後の吟行地は肥後細川庭園。細川家下屋敷の庭園を公園にしたもので、湧水を集めた池に周囲の松の雪吊りの姿がくっきりと写り込んでいる。庭全体が傾斜地で、坂の上には隣接して旧熊本藩主細川家伝来の美術品、歴史資料などの展示、研究を行っている、永青文庫がある。
これにて吟行の部は終了し、高田馬場界隈の住宅街の中の道を、句会場である居酒屋に向かう。
夜空からは、なぜかヘリコプターが飛ぶ音が響いてくる。
飲み放題で豚しゃぶがメインの宴会コース、なんと飲み放題なだけでは無くて、鶏の唐揚げが食べ放題だという。
しかも、オーダーのたびに違った味付けの唐揚げがでてくる。
ただ、参加者の年齢層的に、そうそう大量の唐揚げを食べられるはずもなく、ここは食欲バリバリのメンバーで来たらすごいことになりそうだ。
高田馬場駅方面に向かって夜道を歩く。
思わぬところに材木屋さんがあったりして、高田馬場近辺って奥が深いね。
さらに精鋭たちは高田馬場駅近くの居酒屋で反省会。
どうもお疲れちゃん♪
◆めりはり屋 高田馬場店 新宿区高田馬場2丁目6−10 関ビル 101 03-5155-2575
◆清龍 高田馬場店 新宿区高田馬場3丁目3−1−2 03-3371-9525
〜 今日の俳句 〜
隙間から覗く墓碑銘かへり花
黒塗りの廊下光らせ冬来る 冷たさや伯爵愛用の爪切
冬めくや塵一つ無き食器棚
凛と咲く婦人の名なる冬薔薇
鬼柚子の膨れぶくぶく鳩山邸 降りさうで降らぬ暗さの冬の雲
短日のともしを映し庭の池音低く飛ぶ凍空のヘリコプター 護国寺から吟行スタート。
菩薩像かな。
六地蔵、それぞれ違うものを持っているみたい。
仏像。
本堂の中は撮影禁止なので、外から。
ご本尊拝観後、墓地方面へ。
空手バカ一代、私マンガを読んだ記憶がある。
「一言地蔵」、一言だけの願いをかなえてくれるらしい。
この辺りが縄張らしき猫。
これが音羽富士だ。
険しい(?)登山道。
頂上からの眺望、ビルより低いかも。
音羽通りを歩くと、ポツンと残った一軒家が目に付く。加賀屋系の居酒屋なんだとか、訪問してみたいね。
入口からのアプローチを上って、鳩山会館へ。
手入れの良き届いた庭。
いろんなステンドグラスがあったけど、踊り場のは和風柄だった。
バラが綺麗に咲いていて、ついつい写真をたくさん撮ってしまう。一部だけ載せさせてね。
おっとこれは鬼柚子。
鳩山会館の外観。
最後にたぬきさんがお見送りしてくれる。
カテドラル関口教会聖マリア大聖堂、巨大な建物だ。
肥後細川庭園、端正な雪吊りが美しい。
めりはり屋にて、句会宴会開始!ビールはこんなの。
乾杯!
つきだしは、鰹のタタキサラダ風。
最初の唐揚げはプレーンな味付け。
海老の陶板焼き。
この日のメインは豚しゃぶ。
次の唐揚げは、油淋鶏風。
サラミとバジルのピザ。
口直しに、株のお漬物。
〆はベーコンと小松菜のリゾット。この後もう一種類唐揚げをいただいて、力尽きる。
夜道を徘徊する俳人たち。
こんなところに材木屋さん。
駅近くの居酒屋で、さらに反省会。
〆はハイボール♪
|
大倉句会の部屋
[ リスト | 詳細 ]
|
11月2日の金曜日は大倉句会に参加した。
最近はいろんな句会に顔を出しているけれど、大倉句会は初めて俳句を始めたときから続けている、いわば私の本籍地みたいな句会だ。
最近の兼題は、こんな感じ
第51回(2016年1月) 新年、鏡餅、福寿草、冬深し、初(読み込み) @銀漢発行所 第52回(2016年2月) 立春、鶯餅、春の雪、椿、水(読み込み) ここから、ひまわり会館にお引越し 第53回(2016年3月) 啓蟄、タンポポ、春一番、蜆、来(読み込み) 第54回(2016年4月) 春の昼・四月馬鹿・朝寝・草青む・戸(読み込み) 欠席 第55回(2016年5月) 初夏、五月雨、菖蒲湯、蟇、葉(読み込み) 第56回(2016年6月) 梅雨寒、朝焼、冷し酒、青芒、清(読み込み) 欠席 第57回(2016年7月) 暑し、泉、草取、蛍、長(読み込み) 第58回(2016年8月) 涼し、片陰、滝、月見草、番(読み込み) 第59回(2016年9月) 残暑、虫籠、鰯、木犀、村(読み込み) 第60回(2016年10月) 秋澄む、落し水、栗、茸(一般)、田(読み込み) 第61回(2016年11月) 立冬、酉の市、山茶花、大根、初時雨(あくまでも初時雨にこだわってください) 第62回(2016年12月) 冷たし、柚子湯、鴨、白菜、山(読み込み) 第63回(2017年1月) 六日、初景色、笹鳴、万両、湯(読み込み) 第64回(2017年2月) 日脚伸ぶ、残雪、入学試験(大試験)、梅、島(読み込み) 第65回(2017年3月) 朧、薄氷、鶯、辛夷、朝(読み込み) 第66回(2017年4月) 春泥、汐干狩、鳥交る、桃の花、上(詠み込み) 第67回(2017年5月) 卯の花腐し、山滴る、田植、羽抜鳥、井(詠みこみ) 反省会のみ参加 第68回(2017年6月) 雲の峰、草取、目高、蕗、岩(詠み込み) 第69回(2017年7月) 風死す、虹、水着、金亀子、部(詠みこみ) 第70回(2017年8月) 夜の秋、西日、土用波、水連、久(詠み込み) 第71回(2017年9月) 朝顔、新涼、休暇明、鰯雲、語(詠み込み) 題72回(2017年10月) 名月、新米、砧、鰡、本(詠み込み) 第73回(2017年11月) 冬めく、茶の花、虎落笛、神無月、天(詠み込み) 第74回(2017年12月) 寒波、鰤起し、襖、白菜、有(詠みこみ) 欠席 第75回(2018年1月) 年男、悴む、縄飛、煮凝、当季雑詠 第76回(2018年2月) 待春、冬の虹、狸、冬芽、当季雑詠 第77回(2018年3月) 焼野、水温む、三椏の花、若布、当季雑詠 第78回(2018年4月) 春の宵、陽炎、苗代、桜蕊降る、当季雑詠 第79回(2018年5月) 麦秋、代田、柏餅、袋角、当季雑詠 第80回(2018年6月) 走り梅雨、飛魚、豆飯、新樹、当季雑詠 第81回(2018年7月) 梅雨明、汗、泳ぎ、向日葵、熱帯魚
第82回(2018年8月) 夏の果、夏休み、滝、木槿、当季雑詠
第83回(2018年9月) 秋風、生身魂、秋の蚊、鶏頭、当季雑詠 @麹町区民館
第84回(2018年10月) 秋出水、とろろ汁、秋思、芒、当季雑詠
第85回(2018年11月←今回) 山粧ふ、松手入、燕帰る、柿、当季雑詠
1〜50回の兼題は、この記事参照→ http://blogs.yahoo.co.jp/imaimamama/64153528.html
句会の作法は、この記事参照→ http://blogs.yahoo.co.jp/imaimamama/61457543.html
2011年の11月に3人で始まった大倉句会も今回で7周年、30人以上の大所帯の句会となった。
ってことで、この日は生誕祭として盛大に開催!ところが、この日のカウンター担当のITさんが急遽やむを得ない事情でお休みとのことで、私は早めに銀漢亭入りして、お手伝いをすることにした。
まだ明るい銀漢亭に到着して、抜かりなく店内レイアウトを整え、差し入れをチェックし、大倉の人はいっぱい飲むからってことでビールを買い足しに行ったりして、句会スタート。
今回は生誕祭なので、事前に投句、選句ともメールで済ませておいて、特選句の講評のみさらっとやって、すぐに宴会に突入する。
日頃お世話になっているいる皆さんもご参加くださり、色々と差し入れ(酒が多い)もいただいて、盛会となる。
私の差し入れは、気仙沼大島ヤマヨ水産の絶品生牡蠣。
ぷっくり大きな牡蠣をレモンでつるっといただけば、元気百倍。
O師からは同じく気仙沼大島の殻付き牡蠣を大量に差し入れ頂き、大鍋で蒸した蒸したてを牡蠣剥き職人と化したO師が次々と剥いていく。
みんなはお皿を持ってO師のそばに群がる。
牡蠣とベーコンを炒めたのも出てきて、生、蒸す、焼くと牡蠣の美味しさ、満喫だね。
◆ヤマヨ水産についてはこのリンクへGO! → https://yamayosuisan.wordpress.com/
で、終了後はいつもの角の炒飯屋さんで軽くクールダウン。
私は翌朝お出かけの予定があるんで、適当なところで切り上げて帰路についたのであった。
<裏tomo君>
翌朝一緒に出掛けるおひささんやJ子さんは、炒飯屋さん行かないで帰ってたのにね。
◆銀漢亭(ギンカンテイ) 千代田区神田神保町2-20 1F 03-3264-7107
キャッシュオンデリバリーの立ち飲みダイニングバー、俳句関係者多いけど、一般のお客さんも歓迎。◆炒飯屋一(チャーハンヤイチ) 千代田区神田神保町2-2 亀山ビル 1F 03-3263-5545
角のラーメン屋の向かいにある炒飯屋さん、メニューは中華全般あり。フロアのお姉さんが良い感じ。
〜 今日の俳句 〜
富士塚の岩がちなるも山粧ふ
夕暮や採る人の無き柿たわわ
三百五十年超えし山廬の松手入
まだ明るい4時前に到着する。
7th Anniversaryのカリグラフィーカードは、メンバーASさんが作成してくれたもの。
生牡蠣は山盛り、そして殻付き牡蠣は大鍋で蒸して、O師が次々と剥いていく。
牡蠣はこの食べ方が一番おいしい気がする。
O師が大鉄板で焼き上げた焼きそばが、山脈となってそびえる。
この日はお手伝いもあってあんまり写真撮ってないけど、差し入れはこんな感じで盛りだくさん。
宴の後の二次会は、角のチャーハン屋に突撃!
あんなに食べたのに、まだ食べるか(笑) |
|
10月21日の日曜日は、大倉句会の迎賓館吟行に参加した。
大倉句会では前の週にも流山吟行に行ってるんだけど、これは美術館に行くことが決まって急遽組閣された臨時開催で、今回が前から決まっていた月例の吟行。
ところが、お日柄が良いのか都合がつかない人が多くて、大倉の吟行では最少の参加者4人での開催。
O師、おひささん、ASさんと私だ。
四ツ谷駅で待ち合わせるも、定刻の1時になってもO師が来ない。
おひささんが電話すると、まだ新宿三丁目だと言う。
何やら言い訳をしているらしきO師におひささんが厳しく、
「集合は1時です、早く来てください!」
と言い放って電話を切る。怖い。
で、やっと4人揃って迎賓館へと向かう。
迎賓館は賓客の接遇に支障の無い範囲で一般公開されていて、19人以下の個人なら当日受付で参観できる。
水曜定休、その他賓客が来る場合は公開していないので、行くときはHPで調べてから行くこと。
ただし警戒は厳重で、入場前には飛行機に乗る時と同じように手荷物のX線検査と金属探知機の検査がある。本館内は写真撮影はもちろんのことメモをとることも禁止。長い傘は持ち込み禁止。折りたたみ傘も携帯もスマホもペットボトルもメモ帳もボールペンも、全てカバンの中に入れるように求められる。監視員と監視カメラも豊富で、一旦しまったスマホを途中で取り出すと、すかさず監視員が近寄ってきて注意して、ちゃんとしまうまで見届ける。
建物や部屋はさすがに壮麗で、高い天井からは大きなシャンデリアが下がり、壁には浮彫飾りが施され、著名な画家の絵や、様々な鳥や花が描かれた七宝が飾られている。
過去に訪れた賓客のみなさんの写真や署名、晩さん会で使われる食器なども展示されている。
ただ、あんまり豪華絢爛過ぎて、俳句のネタにするのはちょっと難しそう。
本館を出て庭に出ると、これまた噴水を囲んで整然と手入れが行き届いていて、隙が無い。
季語につながりそうなものは松くらいしか見当たらず、こっちも俳句にするのは難しそうだ。
ふと見ると、この整然とした庭の一角に、一塊のススキが茂っている。と思ったら、O師によるとこれはススキじゃなくてオギ(荻)なんだとか。確かに、ススキにしては背が高い。
迎賓館だけじゃさすがに句材が厳しいので、この後紀尾井坂を下って清水谷公園へ向かう。
途中、飲み物の自販機と並んで「だし」の自販機がある。ペットボトルに入った焼きあご・昆布入りと焼きあご・宗田節入りの2種類、薄めて使うものらしい。外人さんが間違えて飲まないように英語で注意書きが書いてある。
Do not drink. This is a vending machine of dashi.
しかし、日本通の外人さんでない限り、たとえ英語は分かっても「dashi」が理解できるのかどうか。
それにしてもこの立地で、いったいどういう人が買うんだろうね。
清水谷公園のあたりは大久保利通が暗殺された場所で、利通公を哀悼する碑が建っている。
大河ドラマの西郷どん、そろそろ利通公暗殺も近いのかな。
公園内の池では子供たちが海老(?)採りに興じていたけれど、この季節になっても蚊が多い。早々に退散。
最後にホテルニューオータニの庭園を散策する。こちらでは、なんと桜が咲いている。
俳句の季語的には帰り花(冬)で使えそうだけど、これってもしや先日の台風での塩害なんだろうか。
秋の休日、ホテル内は結婚披露宴が宴たけなわの雰囲気だ。
これにて吟行の部は終了、披露宴の受付が並ぶホテルニューオータニを通り抜けて外の喫茶店で俳句を作り、その後四ツ谷のしんみち通りへ。
居酒屋でビールを飲みながらの句会宴会を開始する。
少人数には少人数の良さもあって、あれこれそれぞれが作った俳句について話したり(なるべく自分の句は褒め、人の句はけなす)、近況やよもやま話をしたりして、楽しいひと時となる。
ところでこの4人のうち、ASさんと私は無職なんだけど、O師とおひささんは勤め人だ。
「明日は月曜か〜」
との嘆きを潮時に、この日はこれにて解散。
どうもお疲れちゃん、みなさんお仕事がんばってね♪
<裏tomo君>
怠けてないで、アンタもなんか世間のお役に立ちなさい!
◆れんや 四ツ谷店 新宿区四谷1-7-15 山田ビル B1F 03-6629-7479
〜 今日の俳句 〜
七宝に鳥閉ぢ込められてゐる秋思
身に入むや外から眺む披露宴 鳥渡る迎賓館の青空を 午後の日を絡めて花すすき光る 池の辺の小さき震へや帰り花 冷まじや元勲暗殺されし谷 フランス式庭園に荻の一叢 どうも人工的に整いすぎた景色は、俳句との相性はあんまりよくない。
側に立っているおひささんより背が高い植物は、巨大ススキかと思いきや、
オギ(荻)らしい。
街角に突然置かれているだしの自動販売機。
2種類、7〜8倍に薄めて使うらしい。
大久保利通公哀悼碑。
写真分かりにくいけど、ニューオータニの庭に咲く帰り花。
こっちはススキだね。
お店に落ち着いて、まずは乾杯!
キャベツを食べると太らないという都市伝説を信じて。
セロリの浅漬け。
いぶりガッコとクリームチーズ、この組み合わせは鉄板だね。
豆腐はいろんな薬味がついてくる。
麻辣油がアクセントの刺激的ポテサラ。
お刺身、4人なのに3切れずつなので、多少の争いは避けられないであろう。
〆に塩焼きそば。
|
|
10月14の日曜日は、俳句ナカマさんのプロデュースで大倉句会有志による流山吟行が行われた。
直前に都合がつかなくなった人もいたりして、午後1時に流鉄線馬橋駅改札の待ち合わせに集まったのは、O師、SS氏、I斗氏、HSさん、それに私の5名。のどかな2両編成の流鉄流山線に端から端まで乗って、流山駅に到着する。この流山線、各列車に名前がついていて、私たちが乗ったのは流星号。ここでスーパージェッターを知っている世代と知らない世代の話題となる。
<裏tomo君>
アンタはキッパリ知ってるよね
<表>
教養があるからなのだ。
矢河原の渡し跡で川風に吹かれ、旧街道をぶらぶら歩いて行くと、ところどころに古い家や蔵が残っていて、それを改装したカフェやレストランもあり賑わっている。今も営業を続けている呉服・新川屋さんの屋根には、恵比寿・大黒天の鬼瓦があり、四年ほど前にアド街の取材が入った時の写真が飾られている。時代がかった店内で、SS氏が角帯をお買い上げ。
通りがかりの浅間神社の裏には小さいながらなかなか急坂の富士塚があり、俳人の常として全員登頂を果たす。
近藤勇の陣屋跡でボランティアガイドさんの説明を受け、近くの売店でO師が復刻ラベルのみりんなどをお買い上げ。みんな地域振興も考えてのお買い物かな。時間が押してきたとのことで、万華鏡ギャラリーを慌ただしく見学し、一茶双樹記念館へ。ここはみりん醸造家で俳人でもあった双樹の住まいを保存しているもの。縁側に腰掛けて庭を眺めながら、しばしばこの家を訪ねたという一茶の気分に浸る。一茶が滞在中に詠んだ俳句なども展示されている。
次の目的地、赤城神社に向かって散策を続けると、神輿行列に遭遇する。この日は赤城神社の大祭で、前の週に地元の人が重さ五百キロの大しめ縄を作って掲げ、この日は神輿が練り歩いた後で、神社の石段を上ると言う。境内は提灯が飾られ、屋台も出ている。群馬県にある赤城山の一部が川からここに流れ着いたというのが、流山と言う地名の由来らしい。確かに、江戸川は利根川や渡良瀬川とつながっているみたいだけど、そんなこと、あるのかなあ。
神社からバス停を目指して歩いて行く途中で、またも先ほどの神輿の行列と遭遇。私たちは東武バスで、次の目的地、森の美術館へと向かう。今回の吟行のきっかけは、この美術館で開催されている「櫻田久美展」を見学することだった。どうせならみんなで行こう、それだったら吟行にしちゃおうという経緯。櫻田久美さんは大倉句会関係者の縁戚にあたり、大倉句会では以前吟行で、櫻田久美さんの父である洋画界の巨匠、櫻田精一さんのギャラリーを訪ねた際にお会いしている。
最寄りのバス停から到底美術館など無さそうな広い畑の中の道を歩いて行くと、突然竹林の一角を切り開いた感じでコンクリートとガラスで作られた直方体の建物が出現する。これが森の美術館だ。12月23日まで企画展として「櫻田久美展 風・光・咲きこぼれる色」が開催されていて、明るい色彩の大きな絵が展示されている。一同散会して、しばし観賞する。その後、ギャラリー内の喫茶スペースを使わせていただき、作句タイム。本日も十句出しとのこと。
なかなか十句は揃わないけれどそろそろお時間、夕暮れの田園風景の中を歩いて句会場である魚菜処かんだに向かう。HSさんはおなじみのお店のようで、まずはビールで乾杯後30分ほど句作の時間とさせていただく。その後は食べながら、飲みながらの句会。
◆流山 森の美術館 〒270-0122 千葉県流山市大字大畔(おおぐろ)315 TEL/FAX:0471-36-2207
櫻田久美展 風・光・咲きこぼれる色
前期 10月3日(水)〜11月4日(日) 10:00〜17:00(入館16:30まで)
後期 11月7日(水)〜12月23日(日) 10:00〜16:00(入館15:30まで)
入館料 大人 600円 飲み物付き 中・高生 300円 小学生以下無料
休館日 月・火曜日 最寄り駅 つくばエクスプレス/東武野田線 流山おおたかの森駅徒歩20分 ◆魚菜処 かんだ 千葉県流山市西初石4-1423-2 04-7115-3455
〜 今日の俳句 〜
夕されば月の白さの帰り花
味醂には明治のラベル秋うらら 秋さびし柏原向く一茶の碑 秋畑の捨て野菜風に震へる 油絵に満つる光や秋の風 バス停の会話途切るる秋思かな 秋の雲流鉄二両編成で これが流星号だ!21世紀は、もう未来じゃなくて現在だけどね。
流山駅外観、何かアニメとコラボしてるみたいだね。
魅力的な路地や建物がたくさんある。
矢河原渡し跡、荒川の流れは意外と早かった。
こちらは有名なイタリアン・フレンチレストランらしい。満席の盛況ぶり。
浅間神社の富士塚。
富士塚があればとりあえず登ってみるのは、俳人の習性の一つ。
焔魔堂のある墓所には、義賊金子市之丞の墓もある。
赤城神社、前週作られたしめ縄って、たぶんこれだな。
この石段をお神輿が上るんだろうか、そしてこの小山が赤城山から流れてきたの?
バス停から畑の中をてくてく歩く。こちらは広大なネギ畑。
これが森の美術館。すいません、写真ピント合ってませんでした、もっといい写真入手したら差し替えます。
句会場はこちら。カウンターと掘りごたつの小上がり席あり。
まずは乾杯!
お造り。
海鮮サラダ。
蟹も出た。
季節の美味、焼き秋刀魚。プロの焼き加減は一味違うね。
レンコンはさみ揚げ、中は蟹。
メインはブリしゃぶ〜
雑炊で〆る。
ごちそうさま♪
|
|
10月5日の金曜日は大倉句会に参加した。
最近はいろんな句会に顔を出しているけれど、大倉句会は初めて俳句を始めたときから続けている、いわば私の本籍地みたいな句会だ。
最近の兼題は、こんな感じ
第51回(2016年1月) 新年、鏡餅、福寿草、冬深し、初(読み込み) @銀漢発行所 第52回(2016年2月) 立春、鶯餅、春の雪、椿、水(読み込み) ここから、ひまわり会館にお引越し 第53回(2016年3月) 啓蟄、タンポポ、春一番、蜆、来(読み込み) 第54回(2016年4月) 春の昼・四月馬鹿・朝寝・草青む・戸(読み込み) 欠席 第55回(2016年5月) 初夏、五月雨、菖蒲湯、蟇、葉(読み込み) 第56回(2016年6月) 梅雨寒、朝焼、冷し酒、青芒、清(読み込み) 欠席 第57回(2016年7月) 暑し、泉、草取、蛍、長(読み込み) 第58回(2016年8月) 涼し、片陰、滝、月見草、番(読み込み) 第59回(2016年9月) 残暑、虫籠、鰯、木犀、村(読み込み) 第60回(2016年10月) 秋澄む、落し水、栗、茸(一般)、田(読み込み) 第61回(2016年11月) 立冬、酉の市、山茶花、大根、初時雨(あくまでも初時雨にこだわってください) 第62回(2016年12月) 冷たし、柚子湯、鴨、白菜、山(読み込み) 第63回(2017年1月) 六日、初景色、笹鳴、万両、湯(読み込み) 第64回(2017年2月) 日脚伸ぶ、残雪、入学試験(大試験)、梅、島(読み込み) 第65回(2017年3月) 朧、薄氷、鶯、辛夷、朝(読み込み) 第66回(2017年4月) 春泥、汐干狩、鳥交る、桃の花、上(詠み込み) 第67回(2017年5月) 卯の花腐し、山滴る、田植、羽抜鳥、井(詠みこみ) 反省会のみ参加 第68回(2017年6月) 雲の峰、草取、目高、蕗、岩(詠み込み) 第69回(2017年7月) 風死す、虹、水着、金亀子、部(詠みこみ) 第70回(2017年8月) 夜の秋、西日、土用波、水連、久(詠み込み) 第71回(2017年9月) 朝顔、新涼、休暇明、鰯雲、語(詠み込み) 題72回(2017年10月) 名月、新米、砧、鰡、本(詠み込み) 第73回(2017年11月) 冬めく、茶の花、虎落笛、神無月、天(詠み込み) 第74回(2017年12月) 寒波、鰤起し、襖、白菜、有(詠みこみ) 欠席 第75回(2018年1月) 年男、悴む、縄飛、煮凝、当季雑詠 第76回(2018年2月) 待春、冬の虹、狸、冬芽、当季雑詠 第77回(2018年3月) 焼野、水温む、三椏の花、若布、当季雑詠 第78回(2018年4月) 春の宵、陽炎、苗代、桜蕊降る、当季雑詠 第79回(2018年5月) 麦秋、代田、柏餅、袋角、当季雑詠 第80回(2018年6月) 走り梅雨、飛魚、豆飯、新樹、当季雑詠 第81回(2018年7月) 梅雨明、汗、泳ぎ、向日葵、熱帯魚
第82回(2018年8月) 夏の果、夏休み、滝、木槿、当季雑詠
第83回(2018年9月) 秋風、生身魂、秋の蚊、鶏頭、当季雑詠 @麹町区民館
第84回(2018年10月←今回) 秋出水、とろろ汁、秋思、芒、当季雑詠
第85回(2018年11月←次回は7周年記念祭!) 山粧ふ、松手入、燕帰る、柿、当季雑詠
<季語tomo君>
山粧ふ〜ヤマヨソオウと読む、秋の季語。紅葉した山を着飾った人に見立てた言葉。尚、俳句をやってる人は誰でも知っていて普通は誰も知らないけれど、四季それぞれに山にちなんだ季語がある。山笑ふ(春)、山滴る(夏)、山粧ふ(秋)、山眠る(冬) 句会の作法は、この記事参照→ http://blogs.yahoo.co.jp/imaimamama/61457543.html
先月はいつもの会場が使えず麹町での開催だったけれど、今月はいつもの通り神保町の公共施設会議室にての開催。
私は例によって早めに行って銀漢亭でハッピーアワービールを狙っていたら、出がけに俳句関係の依頼事項のメールを受信する。後で対応しようとおもったら、「今日中に!」って追伸があり、あわてて戻ってPC立ち上げて対応してからの出発で、結局ギリギリに句会場に滑り込み。
この日はO師の句評が興が乗ったようで、弁舌爽やかに次々と出された俳句をめった切りにしていく。絶好調な感じで喋りまくっている途中を遮って、おひささんがクールにきっぱり一言。
「このペースで話していくと、時間オーバーになります。」
ってことで、O師はすごすごと句評をだいぶ端折って、無事時間内で句会終了。
徒歩5分ほどで、銀漢亭にて反省会となる。
反省会は、O師からの差し入れのお酒や、長崎出身で大阪在住YNさんからの長崎の地酒の差し入れもあって、いつも以上に大いに盛り上がるのであった。
ってことで、この週は月曜から金曜まで銀漢亭、皆勤なり♪
終わった後は、精鋭にて角の炒飯屋でクールダウン。
実は翌日は俳句の合宿だから早く帰ろうと思っていたんだけど、なかなか早く帰れない私なんだな。
◆銀漢亭(ギンカンテイ) 千代田区神田神保町2-20 1F 03-3264-7107
キャッシュオンデリバリーの立ち飲みダイニングバー、俳句関係者多いけど、一般のお客さんも歓迎。◆炒飯屋一(チャーハンヤイチ) 千代田区神田神保町2-2 亀山ビル 1F 03-3263-5545
角のラーメン屋の向かいにある炒飯屋さん、メニューは中華全般あり。フロアのお姉さんが良い感じ。 〜 今日の俳句 〜
田に残る流木重き秋出水
秋思いま電話鳴りだしさうな予感 風の中月の砂漠となる芒 大皿のお料理はこの後もどんどん出て来る。この日は熱々豚汁の大鍋もアリ。
お疲れさまの、乾杯!
澤乃井だ。
長崎からの差し入れのお酒に、はしゃぐ参加者たち。
さらに炒飯屋さんになだれ込んでの乾杯!
こんな時間に焼きそばとか食べちゃダメだってば。
|



