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大倉句会有志で1泊2日で50句を作る鍛錬合宿をやってみたいと言い出したのは、O師だった。
いくら何でも無理、無謀、誰も来ないよ、等の逆風もあってなかなか具体化せずにいたが、ついに9月16、17日の日曜と勤労感謝の日に、大倉句会鍛錬合宿が決行された。 予定している句会は5回、全て10句出しで、合計50句になる計算だ。 16日の朝、まずは新宿駅に5人の侍たちが集う。O師、SS氏、IY氏、おひささん、それに私だ。特急新宿さざなみ1号は、定刻7時50分に新宿を出発する。 おひささんが一同に凍ったカットパイナップルをふるまってくれるけれど、どうやらウィスキー漬け。このアルコールでまずは脳を活気づけろってことだね。 その後秋葉原駅からさらに3人の侍、MM氏、I斗氏、HSさんが合流したところで、それぞれが季語を1つずつ選んで1回目の句会の兼題(その言葉を使って俳句をつくるお題)にすることになり、秋場所/九月/梨/葛/霧/秋風/野菊/竹の春と決まる。その他当季雑詠(今の季節の季語を使った俳句)で午前11時までに10句出し。 車中であれこれ俳句を考え、さらに浜金谷駅に到着して、近くの海沿いを散策しながら俳句作り。 11時の開店時間にレトロな古民家カフェ、カフェギャラリーえどもんずに入店。店内にはコーヒー豆の焙煎香が立ち込め、ついでに焙煎時に出たらしき煙が立ち込めている。座卓を囲んで座り、ただちに短冊に俳句を書いて提出。コーヒーをいただきながら、1回目の句会だ。皆で黙々と俳句を書き写し、紙を回して何やらノートに書きつける様子が気になったのか、お店のオーナーらしき方から何をしているのかと質問がある。俳句の会であることをお伝えした後も怪しい集会ではないかと様子をうかがっていたようで、IY氏の焙煎珈琲館を描いた句の披講に思わず「嬉しいですね」と声をかけてくださる。 句会が終わればランチタイム、O師は近くのアジフライの超有名店がご希望のようだったけれど、混雑のためギブアップ。金谷ステーションと言う、元は古い温泉旅館を改装して手前にカフェ、奥に日帰り入浴施設があるところへ入る。日帰り入浴の休憩用の和室を使わせていただき、鯵ご飯ランチと地ビールで一息入れる。 ここからがこの日の吟行の本番、鋸山だ。山麓駅まで歩いてロープウェイで山頂駅へ。山頂駅付近を散策した後は、順路に沿って鋸山を巡っていく。凝灰岩から成るこの山はかつて採石が行われていたため、露出した岩が鋸のように見えることからこの名がついたと言う。山全体が日本寺の境内となっている。 子供連れの人などもいるのでたやすい観光コースかと思いきや、結構高低差があって石段や坂道を上ったり下りたりと運動不足な私にはハードだ。雨上がりの足元は滑りやすく、足を踏み外して怪我などして皆さんにご迷惑をおかけしないよう、気を付ける。巨大な摩崖仏である大仏や観音像、そこここに設置された多くの羅漢像など、次々に見どころが現れる。採石場跡の断崖のてっぺんが出っ張っているところから下をのぞき込む「地獄覗き」は長蛇の列なのでパスして、地獄覗きしている人たちを横から覗く。 一同俳句を考えつつ、言葉少なに進む。 浜金谷の隣の保田方面に下山して、午後4時半頃にこの日の宿である民宿今井旅館へ。 次の句会は鋸山吟行の嘱目句(散策で見たもの、体験したことについての俳句)で10句、出句締め切り午後5時とのこと。でも、句が出揃ったのは結局5時半頃となり、その後宿の座敷で2回目の句会。終わったところでまた回り持ちで次の兼題を出し合い、二百十日/雁/敬老の日/秋彼岸/コスモス/鶫/綿取る/俵編と詠込で書/古のお題が出されて、お待ちかねの夕食となる。 ビールや持ち込みのお酒なども開けてそれなりの和やかなひと時。民宿での合宿と言うことで華美な食事ではないけれど、海辺らしく刺身、焼き魚、それにアジフライと、魚が美味しい。 でもみんな心のどこかで俳句を考えている感じで、普段の大倉句会の宴会とはちょっと違う雰囲気だ。 午後9時頃に、この日所用で遅れて参加のBW氏が到着したところで、3回目の句会。BW氏にはメールで兼題を連絡済で、今回のフルメンバー9名全員参加の句会となった。 句会終了後、次回は全て詠込みで、お題は辞書の中から各人が申し出たページに出ている漢字一文字を選んで、睡/女/針/油/酒/藻/錆/東/仏/振と決まる。翌朝は朝食開始7時半、出句〆切8時半との指令も飛ぶ。 ここで翌日に備えて俳句を作るため、または力尽きてもう寝ると数名が消えるも、残りの精鋭はよもやま話をしつつ、座敷で飲み続ける。 ところでこの日鋸山で何やら携帯で話し込んでいたIY氏、なんと2人目のお孫さんが生まれたとのこと。長老(?)のSS氏から、家族は大事にしろ、俳句なんかどうでもいいからすぐに駆け付けろとの助言を受けて、朝イチの列車で帰京することになる。ってことで、結局フルメンバー参加の句会は第3回のみとなった。 翌日、朝食後にIY氏を見送り、8時半出句締め切りのはずが、やはり作句に苦しむ人がいて。結局9時頃から4回目の句会開始。 <裏tomo君> ヒトゴトみたいに書いてるけど、アンタがお待たせしてたよね。 ぶらぶらと海沿いを散策して保田駅方面へ向かう。この日は快晴で青空が広がっているものの、湿度が高いようで対岸は見えない。途中、地元のお祭りに遭遇。巨大な金魚のような赤い魚をかたどったお神輿を担いでいる。さすが海辺の町だ。 それにしても暑いので、命の危険を回避するため、途中喫茶店に立ち寄って、かき氷やビールなどをいただきながら、しばしの作句タイムとする。 <裏tomo君> ほとんどの人がノンアルで、ビールはアンタとおひささんだけだったね。 まずは乾杯、おつまみ的なお料理を何品かお願いして、この合宿最後、5回目の句会を開始する。清記、選句と進んでI斗氏がテンポ良く披講(読み上げ)していく。最後はO師選を、O師自ら披講して、ついに1泊2日で50句達成。O師の最後の句評を聞きながら、なぜだか目頭が熱くなってくる。 さらに飲み、各々が昼定食を食べてお店を後にし、保田駅から東京方面に向かう。 新宿から乗ってきた人も含めて、全員が秋葉原で下車。SS氏は力尽きたのでここで一足先にお帰りとなり、残りメンバーは居酒屋で最後の打ち上げへ。 なかなかつらいものもあった合宿だけれど、終わった後は不思議な達成感と言うか爽快感と言うか、ちょっと癖になりそうな危険な気分だよ。 ◆カフェギャラリーえどもんず 千葉県富津市金谷2185-2 合掌館 070-6478-7778
高山の古民家を移築したと言う、合掌造りの古民家カフェ
◆民宿 今井旅館 千葉県安房郡鋸南町 元名447 0470-55-1069
昭和バブル前の民宿の風情
◆磯料理 山田屋 千葉県安房郡鋸南町大帷子417 0470-55-2999
小上がりの座敷アリ
〜 今日の俳句 〜
鉄橋をうつす水面や秋の風
風音は波音に似て竹の春 嵐のやうに乱るるつもり葛の花 嬰児に摺り下ろす梨の手応へ 沖の船に速きと遅き秋うらら マリア像に幼が供ふ野菊かな 繋がれし船ゆくり揺れ秋の風 すり傷にしみる川風九月場所 秋潮に窓向く宿の黄昏るる 秋草の石大仏の台座にも 秋の蚊の女に打たれ果てにけり 顔欠けし石仏数多曼珠沙華 秋夕焼水尾の弧ゆるき釣の舟
秋澄めり千年絶えぬ弘法井
生綿取る地域起こしの婦人会
「明日戻る」だけの書き置き秋の旅 線香の火の点きにくき秋彼岸 雁鳴くは月と海とのあはひなり 子等の輪の真中で爺の俵編 焙煎珈琲香る古民家秋ともし 秋さびしドヴォルザークに針落とす 両の手に香油すりこむ良夜かな 秋刀魚焼く七厘能登の珪藻土 花柄の女帰らぬ夕月夜 冷まじや昏睡患者続けざま 東京はかつて焼野や秋彼岸 自棄酒や主砲不振の九月とは 対岸は伊豆秋潮の色深む 鋸山まつすぐ海へ落ちて秋 ステンドグラスの女の細目愁ひ秋 流木で型どるハート風爽か 竜住むてふ池に蜻蛉の水輪かな 1泊2日鍛錬合宿、新宿さざなみ1合を浜金谷駅で下車する。
喫茶店、カフェギャラリーえどもんずにて1回目の句会、10句出し。
カフェの土間に飾られてたバイク(?)、なんだかすごそう。
敷地内で、直径10センチ以上の大きなキノコ発見、俳句のネタにはならず。
喫茶店の外観、強烈に個性的だ。
ランチでは金谷ステーションのカフェめし。まずは軽く地ビールなどを。
鯵ご飯ランチ、炊き込みご飯の上に鰺そぼろがかかってる。
鋸山バームクーヘンとドリンク付き。
ロープウェイで鋸山に登る。
山頂駅付近、晴れてればかなりの絶景らしい。これから向かう保田は、こっちの方かな。
石切場跡らしき切り立った道を行く。
大観音像、巨大だ。 右上が地獄覗き、地震とか来たらヤバそうな気もするけど、だいじょうぶなのかなあ。
千五百羅漢像とのことで、こういうのが至る所にある。
崖を削って作られた大仏像。
日本寺は、かつて登山者の失火により焼失しており、現在再建が進められているらしい。
宿に到着1回目の句会が終わり、お待ちかねの夕食。
焼き魚の魚の名前を聞いたけれど、知らない名前だった。さて、鰺フライにはソース?醤油??
夕食後はさらに10句出しの句会をやって、翌朝。清く正しい民宿の朝食は、ご飯がすすむ。
朝食後はさらに句会をやってから宿をチェックアウト、サザンを口ずさみながら海辺を散策する。
喫茶店に立ち寄って、ビール片手に句作。
この辺りは、房州海水浴発祥の地らしい。
地元のお祭りに遭遇。
Photo by SM氏
こちらのお店で、最後の句会後にランチとする。
まずは、乾杯!
季節柄、秋刀魚を。
鰺たたき。
最後は各自ランチの定食をいただく。
帰りは保田駅から、もうみんなかなりヨレヨレで、車内で爆睡。
これは反対方向の電車、私達は特急さざなみで帰る。
秋葉原にて、打ち上げ。お疲れさまでした!
台風24号は関東を去ったけれど北日本はこれからが本番。
関東も今朝はJRを中心にまだまだ交通が乱れている様子。
北日本の皆様も通勤の皆様も、どうぞお気をつけて! |
大倉句会の部屋
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9月7日の金曜日は大倉句会に参加した。
最近はいろんな句会に顔を出しているけれど、大倉句会は初めて俳句を始めたときから続けている、いわば私の本籍地みたいな句会だ。
最近の兼題は、こんな感じ
第51回(2016年1月) 新年、鏡餅、福寿草、冬深し、初(読み込み) @銀漢発行所 第52回(2016年2月) 立春、鶯餅、春の雪、椿、水(読み込み) ここから、ひまわり会館にお引越し 第53回(2016年3月) 啓蟄、タンポポ、春一番、蜆、来(読み込み) 第54回(2016年4月) 春の昼・四月馬鹿・朝寝・草青む・戸(読み込み) 欠席 第55回(2016年5月) 初夏、五月雨、菖蒲湯、蟇、葉(読み込み) 第56回(2016年6月) 梅雨寒、朝焼、冷し酒、青芒、清(読み込み) 欠席 第57回(2016年7月) 暑し、泉、草取、蛍、長(読み込み) 第58回(2016年8月) 涼し、片陰、滝、月見草、番(読み込み) 第59回(2016年9月) 残暑、虫籠、鰯、木犀、村(読み込み) 第60回(2016年10月) 秋澄む、落し水、栗、茸(一般)、田(読み込み) 第61回(2016年11月) 立冬、酉の市、山茶花、大根、初時雨(あくまでも初時雨にこだわってください) 第62回(2016年12月) 冷たし、柚子湯、鴨、白菜、山(読み込み) 第63回(2017年1月) 六日、初景色、笹鳴、万両、湯(読み込み) 第64回(2017年2月) 日脚伸ぶ、残雪、入学試験(大試験)、梅、島(読み込み) 第65回(2017年3月) 朧、薄氷、鶯、辛夷、朝(読み込み) 第66回(2017年4月) 春泥、汐干狩、鳥交る、桃の花、上(詠み込み) 第67回(2017年5月) 卯の花腐し、山滴る、田植、羽抜鳥、井(詠みこみ) 反省会のみ参加 第68回(2017年6月) 雲の峰、草取、目高、蕗、岩(詠み込み) 第69回(2017年7月) 風死す、虹、水着、金亀子、部(詠みこみ) 第70回(2017年8月) 夜の秋、西日、土用波、水連、久(詠み込み) 第71回(2017年9月) 朝顔、新涼、休暇明、鰯雲、語(詠み込み) 題72回(2017年10月) 名月、新米、砧、鰡、本(詠み込み) 第73回(2017年11月) 冬めく、茶の花、虎落笛、神無月、天(詠み込み) 第74回(2017年12月) 寒波、鰤起し、襖、白菜、有(詠みこみ) 欠席 第75回(2018年1月) 年男、悴む、縄飛、煮凝、当季雑詠 第76回(2018年2月) 待春、冬の虹、狸、冬芽、当季雑詠 第77回(2018年3月) 焼野、水温む、三椏の花、若布、当季雑詠 第78回(2018年4月) 春の宵、陽炎、苗代、桜蕊降る、当季雑詠 第79回(2018年5月) 麦秋、代田、柏餅、袋角、当季雑詠 第80回(2018年6月) 走り梅雨、飛魚、豆飯、新樹、当季雑詠 第81回(2018年7月) 梅雨明、汗、泳ぎ、向日葵、熱帯魚
第82回(2018年8月) 夏の果、夏休み、滝、木槿、当季雑詠
第83回(2018年9月←今回) 秋風、生身魂、秋の蚊、鶏頭、当季雑詠
第84回(2018年10月←次回) 秋出水、とろろ汁、秋思、芒、当季雑詠
<季語tomo君>
生身魂〜イキミタマと読む。お盆には先祖の御霊を迎えるが、それに加えて一家の長老を生きた御霊として敬い、もてなす。 句会の作法は、この記事参照→ http://blogs.yahoo.co.jp/imaimamama/61457543.html
大倉句会はいつも神保町の公共施設で句会を行い、終了後は銀漢亭で反省会となるんだけど、この日は神保町の施設が使えず、麹町での句会となる。
終了後の反省会も、麹町界隈のお店へ。
このお店、中華料理店なんだけど、今回はちょっと残念だった。
コースにはせず、前もって何品かをお願いしておいて、あとは追加でオーダーのはずが、あらかじめお願いしてあったお料理が全然出てこない。
到着と同時にオーダーしたビールも、瓶ビールなのになかなか出てこない。
どうも、ホールスタッフが決定的に足りないみたいだ。
やっと出てきたビールはあっという間に消えて、追加を頼んだらまたなかなか出てこず、催促したら不慣れな感じのお兄さんが、冷えてないビールを持って来る。冷えたビールは無いのかと思って断ったら、忘れた頃に冷えたビールが出て来る。
お料理自体は美味しいんだけど、割と大人数のグループが重なってしまって圧倒的にスタッフが足りない感じで、オペレーションが回らなくなっている模様。
以前一度来た時は良い感じだったんだけどね。
途中から他のお客さんが帰って余裕がでてきたのか、お料理もドリンクも順調に出て来るようになったけど、時すでに遅しかな。
反省会自体は、いつもの銀漢亭での立食とは違って、着席スタイルで色々お話しできて良かったんだけどね。
ってことで、お開きの頃には時間も遅く、何となく不完全燃焼なままに解散。
まあ、こんな日もあるのだ。
〜 今日の俳句 〜
鶏頭の襞の内なる緋の暗さ
台風に飛ばされてゐるトタン板
秋風に水に書かれし文字を追ふこのビールが来るまでが長かった。
お通し。お料理のクォリティは良い。
紹興酒や焼酎もお願いして、やっと一息。
ユーリンチー、かな。
色鮮やかな野菜炒め。
海鮮サラダ。
豆苗炒めも、カラフル。
豚肉と玉子の炒めもの。
お洒落な炒飯も、美味。
写真無いけど、他にも餃子とかあり、どれも美味しかった。
スタッフさえ揃ってれば良いお店だと思うんだけど、やはり飲食業界の人手不足は深刻なのか。
残念!
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8月18日の土曜日、爽やかな快晴の下、大倉句会の両国吟行が行われた。
駅前に集合して出発すれば、なんだかかわいらしい力士像。そう、ここ両国はお相撲の街なんだな。
お相撲の開催中ではないけれど、国技館の売店をひやかして、まずは記念撮影。
そして旧安田邸跡の公園を散策してから、横網町公園へ。
ここはかつて関東大震災や東京大空襲の惨禍を伝え、犠牲者を悼むための施設が並ぶ。
当時このあたりは犠牲者の仮埋葬所となっていたと言う。
続いて勝海舟生誕の地である両国公園を経て吉良邸跡に向かう。
その途中、今はビルとなっている相撲部屋の小さな庭に、白くて長い布が干されているのを発見、まわしだ。
写真を撮りたい気もしたけれど、人様の庭先に干されている、いわば下着のようなものを撮影するのはなんだかイケナイ事のような気がして、スルー。
吉良邸跡の次は旧国技館跡を通って、回向院へ。
この境内で行われていた勧進相撲が、今の大相撲のルーツなんだとか。
境内は人間だけでなく、猫や犬を供養する塔もあり、鼠小僧のお墓なんかもある。
あ、鼠小僧は人間だね。
これにて吟行の部はおしまいで、最寄りのファミレスでしばしの作句タイムのあと、いかにも地元密着型な感じの居酒屋「ニュー鳥正」にて、句会兼宴会。
この日が誕生日イブなBWさんのためにHSさんがケーキを調達してきたりして、今夜も楽しく盛り上がる吟行だったね。
◆ニュー鳥正(ニュートリショウ) 墨田区両国3-24-6 03-3631-5984
〜 今日の俳句 〜
秋澄むや地震計振り切れしまま
秋の蝶慰霊の塔を離れざる 秋風に揺れ物干しの白まはし 新涼や今日両国はジャズの街 交尾せしか死せるか秋の蟬二匹 秋の蚊の女の脚を好みけり 脛伝ふ血の赤々と割石榴 鎔けし銭の塊古ぶ震災忌 恩返しせし猫の墓秋きざす 駅前のかわいい力士像。
国技館前に置かれた力士の等身大看板にライバル心を燃やすO師。
不思議に心惹かれる石灯篭、旧安田庭園にて。
横網町公園の、平和を祈る植え込み。
関東大震災や東京大空襲の犠牲者を供養する慰霊堂。
関東大震災の火災の熱風で溶解した丸善ビルの鉄柱。
勝海舟生誕の地、この碑文は西郷隆盛の書らしい。
ここは旧国技館跡、今はマンションだ。
回向院。
鼠小僧の墓、削り取っていく人が多いらしく、手前に削り取り用の石が置かれている。
相撲関係者を供養する力塚。
街角で見かけた、気になるラーメン屋さんの看板。
ファミレスにて、作句タイム。 あ〜っ、ビール飲んでる! by裏tomo君
お待ちかねの句会兼宴会、スタート!
お誕生日イブ、おめでとう!
ここから二次会、かな。
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8月3日の金曜日は大倉句会に参加した。
最近の兼題は、こんな感じ
第51回(2016年1月) 新年、鏡餅、福寿草、冬深し、初(読み込み) @銀漢発行所 第52回(2016年2月) 立春、鶯餅、春の雪、椿、水(読み込み) ここから、ひまわり会館にお引越し 第53回(2016年3月) 啓蟄、タンポポ、春一番、蜆、来(読み込み) 第54回(2016年4月) 春の昼・四月馬鹿・朝寝・草青む・戸(読み込み) 欠席 第55回(2016年5月) 初夏、五月雨、菖蒲湯、蟇、葉(読み込み) 第56回(2016年6月) 梅雨寒、朝焼、冷し酒、青芒、清(読み込み) 欠席 第57回(2016年7月) 暑し、泉、草取、蛍、長(読み込み) 第58回(2016年8月) 涼し、片陰、滝、月見草、番(読み込み) 第59回(2016年9月) 残暑、虫籠、鰯、木犀、村(読み込み) 第60回(2016年10月) 秋澄む、落し水、栗、茸(一般)、田(読み込み) 第61回(2016年11月) 立冬、酉の市、山茶花、大根、初時雨(あくまでも初時雨にこだわってください) 第62回(2016年12月) 冷たし、柚子湯、鴨、白菜、山(読み込み) 第63回(2017年1月) 六日、初景色、笹鳴、万両、湯(読み込み) 第64回(2017年2月) 日脚伸ぶ、残雪、入学試験(大試験)、梅、島(読み込み) 第65回(2017年3月) 朧、薄氷、鶯、辛夷、朝(読み込み) 第66回(2017年4月) 春泥、汐干狩、鳥交る、桃の花、上(詠み込み) 第67回(2017年5月) 卯の花腐し、山滴る、田植、羽抜鳥、井(詠みこみ) 反省会のみ参加 第68回(2017年6月) 雲の峰、草取、目高、蕗、岩(詠み込み) 第69回(2017年7月) 風死す、虹、水着、金亀子、部(詠みこみ) 第70回(2017年8月) 夜の秋、西日、土用波、水連、久(詠み込み) 第71回(2017年9月) 朝顔、新涼、休暇明、鰯雲、語(詠み込み) 題72回(2017年10月) 名月、新米、砧、鰡、本(詠み込み) 第73回(2017年11月) 冬めく、茶の花、虎落笛、神無月、天(詠み込み) 第74回(2017年12月) 寒波、鰤起し、襖、白菜、有(詠みこみ) 欠席 第75回(2018年1月) 年男、悴む、縄飛、煮凝、当季雑詠 第76回(2018年2月) 待春、冬の虹、狸、冬芽、当季雑詠 第77回(2018年3月) 焼野、水温む、三椏の花、若布、当季雑詠 第78回(2018年4月) 春の宵、陽炎、苗代、桜蕊降る、当季雑詠 第79回(2018年5月) 麦秋、代田、柏餅、袋角、当季雑詠 第80回(2018年6月) 走り梅雨、飛魚、豆飯、新樹、当季雑詠 第81回(2018年7月) 梅雨明、汗、泳ぎ、向日葵、熱帯魚
第82回(2018年8月←今回) 夏の果、夏休み、滝、木槿、当季雑詠
句会の作法は、この記事参照→ http://blogs.yahoo.co.jp/imaimamama/61457543.html
18:30出句締め切りにギリギリや遅れることも多かったけれど、今や余裕。
神保町に早く着きすぎたので、まずは銀漢亭で、泡の出る飲料で水分補給をしてから句会場に向かう。
<裏tomo君>
早く着きすぎたんじゃなくって、意図的に早く着いたんだよね。
句会は公共施設の会議室にて、ノンアルでまじめにやる。
人数が増えたので時間短縮のために、原則事前にネットで投句して清記用紙まで作成済みなので、句会は選句と選評をさくさくっとやる。
で、終了後は銀漢亭にてお待ちかねの反省会。
おひささんと私は、先日の小諸遠征時に調達したワインを差し入れるも、あっという間に消える。
そしてこの日のメインは、おなじみO師の焼きそば。
7月の大倉句会の時に作るはずだったけれど、他にもご馳走がありすぎて食べきれなそうなため断念した焼きそば。その後の、やっぱり食べたかったとの声に応えて、O師が焼いてくれたんだな。
特別な材料を使っているわけではないらしいんだけど、大鉄板で焼く焼きそばの味は格別で、飛ぶように消えていく。
そして終了後、精鋭たちは角のチャーハン屋さんでクールダウン。
O師さま、焼きそばありがとね♪
◆銀漢亭(ギンカンテイ) 千代田区神田神保町2-20 1F 03-3264-7107
キャッシュオンデリバリーの立ち飲みダイニングバー、俳句関係者多いけど、一般のお客さんも歓迎。◆炒飯屋一(チャーハンヤイチ) 千代田区神田神保町2-2 亀山ビル 1F 03-3263-5545
角のラーメン屋の向かいにある炒飯屋さん、メニューは中華全般あり。フロアのお姉さんが良い感じ。
〜 今日の俳句 〜
耳の底に残る波音夏の果
民宿の船盛り大き夏休み 埋もれかけの砂浜の缶夏の果 瀧音へ続く石段風一陣 廃屋の朽ちつつありや木槿垣 熱中症の危険があるため、まずは冷たいのを一杯いただく。
句会終了後、再び銀漢亭へ。
乾杯!
おひささんと私の差し入れは、マンズワイン小諸ワイナリーより、ソラリスの白。
焼きそばは、大人気。
おひささんの誕生日前日だったので、ケーキも差し入れ。
そして2軒目。
おなかいっぱいだから、つまみは軽くね。
と思ったけど、超手振れな麻婆豆腐の写真があるということは…たぶん白ご飯も頼んでるな。
そして餃子も。
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奈良・京都吟行翌週末の7月21日・22日は、O師の発案で、大倉句会+αの句友のみなさんと気仙沼大島へ。
先発隊は金曜夜から車で現地に向かい、私たちは土曜朝の新幹線で追いかける。
一ノ関から大船渡線に乗り換えて、気仙沼へ。
気仙沼大島へはフェリーで渡るんだけれど、フェリー出発まで時間があったので、途中のお寿司屋さんで軽くウォーミングアップする。
私の気仙沼大島への訪問はこれで3回目になる。本土側にあった仮設の復興商店街はすでになく、気仙沼大島への橋は、架橋は済んで現在関連工事中で、来春には開通予定とのこと。
色々問題はあるのかもしれないけれど、復興は進んでいるみたい。
気仙沼大島はO師の故郷であり、O師のお母さんや弟さんのI砂氏ご家族がお住いのところだ。大島側の船着き場までI砂氏の奥様が迎えに来てくださっていて、まずはI砂氏のお宅の庭で先発隊によりすでに始まっているバーベキューに合流する。
庭にはられたタープの下にはテーブルや椅子が並べられ、大量の缶ビールや酒類が氷水に冷やされてスタンバイしている。
次々に渡される貝や肉をいただき、ビールをいただき、ワインをいただく。
会場には、押し掛けてきた私たち俳句関係者だけでなく、O師たちの知り合いであるホヤ漁師さん他ナカマもあつまってきて、にぎやかだ。気仙沼の名物銭湯だった「亀の湯(※)」のご主人も、参加してくださっている。
※亀の湯〜気仙沼で130年以上にわたって営業していた銭湯。漁師たちが漁の帰りに疲れをいやすために立ち寄り、各船ごとに桶がキープされていたと言う。3.11の震災・津波で被災したがその後再開し、地元の人やボランティアに親しまれていた。しかし、かさ上げ地域となったため営業継続を断念して昨年11月に廃業し、すでに取り壊されている。尚、今後はコインランドリーとして再開を予定しているとのこと。
そのうち、外は暑いでしょうから少し中で涼んでと言われてI砂邸の座敷に入ると、そこにはホヤや、山盛りの殻付きウニが並んでいる。ホヤはもちろん超新鮮、そして殻付きウニはまだ生きているようで、トゲがウニウニと動いてる。こんなの初めて食べたよ。
ふと、部屋から廊下に出ると、床にマグロが転がっている。気仙沼って鰹漁がさかんって聞いたけど、マグロもあるんだなと思ってよく見ると、転がっているのはマグロじゃなくって連れの句友(女子)であった。力尽きて冷たい廊下で気持ちよく寝ている様子。
そうこうするうちに楽しいバーベキューはお開きとなり、一同今夜の宿である、漁師の宿石田屋さんへ。
ここでは、私の飲み友達であり気仙沼大島へのボランティアを続けているかわしりさんとS先輩、それに地元牡蠣漁師の小松武さんも合流してくれて、大宴会となる。
食卓の上がまたすごい。一通りの宴会料理とは別に、お刺身の船盛と殻付き生ウニだけの船盛が並ぶ。
ウニだけの船盛って、生まれて初めて見たよ。ここでもウニのトゲは当然のようにウニウニと動いていて、これは気仙沼大島の歓迎の宴では標準装備なんだろうか。
食べても食べてもなかなか減らないウニに、最後はご飯をもらってウニをつぎからつぎへとすくって乗せて、うに丼にしていただく。なんだか一生分の贅沢しちゃったみたい。
小松さんからは、震災時の被害の様子などお話しいただきつつ、さらに飲む。
民宿側では二次会の会場も用意してくださっていたらしいんだけれど、あまりのイキオイで飲んで食べてしまって、メンバーは次々と倒れ伏し、この日はこれにてお開き。
尚、一部元気な女子チームが庭先で花火をやっていたらしいけれど、私はその前に撃沈。
まだまだ修行が足らないな。
二日目の朝、朝食の膳にはビールが並ぶ。
聞けば朝のビールは無料で飲み放題だと言う。飲まねば。
とは言え、昼までに五句出しの指令があり、俳句も作らねば。
句材を求めて浜辺にでも行こうとしていたら、O師が、この日一足先に帰るSK氏を港まで送ると言うので、ついていく。
そのまま宿の近くの浜に行ったら、Kちゃんが一人歩いてきた。
朝食でたくさん飲んでご機嫌な様子だ。
しばし浜で海など眺めてから、砂だらけのKちゃんと一緒に宿に戻る。
昼食兼句会は、桜田にて。
まるで個人の住宅みたいなお店だなと思ったら、元々気仙沼で営業していた店舗が3.11の震災と津波で被災して営業できなくなり、常連や地元の人の再開を望む声にこたえて自宅を改装して店舗としているとのこと。
アットホームな雰囲気で美味しい海の幸をいただきながらの句会となる。
運転役のO師とKC氏にすまぬすまぬと詫びつつ、残りメンバーは生ビールで乾杯!
おっと、ビールはアサヒスーパードライしかないため、アンチスーパードライ派のKちゃんもノンアルだ。
句会は、UOさんとKKさんがぶっちぎりの名句を出してきて、人気を独占する。
さすがなのだ。
昼食後は、前夜の宴席でもご一緒した地元牡蠣漁師の小松さんのご厚意で、牡蠣養殖の筏を見学させていただく。牡蠣筏の種類や養殖の手順を説明してくださるが、大きくて美味しい牡蠣を育てるためには、時期を見てお湯につけて牡蠣以外の貝などをやっつける工程もあるとのこと。お湯の温度やお湯につける時間は、試行錯誤の末にたどりついたノウハウがあるらしい。結構な重労働、美味しい牡蠣を育てるのは手がかかるんだね。
筏の上に乗っても良いと言われたけれど、なんだか海に転落しそうな予感がしたので、私はパス。
君子危うきに近寄らず、なのだ。
<裏tomo君>
みんなアンタが落ちるのを期待してたんだから、見事に落ちるくらいのサービスしてほしかったね。
船はその後工事中の橋の下を横切る。
観光客にとってはフェリーで渡る島の非日常感は魅力的だけれど、島の人にとっては50年間願い続けてきた橋とのこと。開通の日が待ち遠しいね。
牡蠣筏の見学を終えた一同は、再び昨日バーベキューをやったI砂氏宅へ。
ここで運転してくれていたO師が、突然ビールを飲み始めてしまう。
いままで我慢していたのが、よほど応えたらしい。
でも、私達次のフェリーで帰りたいんだけど、島にはタクシーは無いって言うし、どうやって港まで行けば良いんだろうか。まさか徒歩?
と思ったら、ビール飲まずに付き合ってくれていたI砂氏が運転して送ってくださる。
何から何まで、すいません。
港では、もう一泊するというO師、KC氏と、運転してきてくれたI砂氏が船を見送ってくれる。
ここは何か芸をやらないといけないという思いに駆られ、一同甲板に一列になってもらって、EXILEのChooChooTRAINにでてくる、例のくるくる回るダンス(のつもり)をやりつつ、気仙沼大島を後にしたのであった。
お魚いちばで帰りのつまみやおみやげなど購入して、気仙沼駅へ。
ここでBRTでさらに旅を続けると言うI斗氏と別れて、ビール大量購入して飲みながら大船渡線で一ノ関へ向かう。I砂氏がお土産に日本酒の一升瓶をくださったので、それも飲む。
車中の高校生の視線が、ちょっと痛い。
途中の猊鼻渓あたりで宮沢賢治の足跡を追うというKKさんが去り、残りメンバーは一ノ関でさらに車中の飲み物や食べ物を購入して新幹線で帰って行ったのであった。
◆漁師の宿 民宿石田屋 宮城県気仙沼市長崎132 (0226)28-2204
◆桜田 宮城県気仙沼市浦の浜73 0226-28-2707
◆気仙沼お魚いちば 宮城県気仙沼市港町2-13 0226-21-5225 http://osakana-ichiba.net/
〜 今日の俳句 〜
端の欠けし貝殻拾ふ夏の果
島宿は四方の海風星涼し 旅鞄の最初に水着明日は島 夏空や島への船はカモメ連れ フェリーの時間待ちで、軽くウォーミングアップ。
魚介類は何でも美味しいけれど、特に鰹は絶品。
気仙沼らしい、フカヒレ握りもある。
海老、ウニ、幸せ。
フェリーで大島に向かう。右前方に見える橋はまだ工事中で、これが開通するとフェリーはなくなるらしい。
すでにみなさんテンション高いバーベキューに合流、早く追いつかなくっちゃ。
I砂氏邸の冷房の効いた室内には、まだ生きてる生うにがてんこ盛り。
宿の近くにあった、ジプリのアニメに出てきそうな自販機。
民宿石田にて、夕食宴会開始。冷たい生ビールをどんどん頼む。
乾杯の頃にはみんなもうだいぶ飲んじゃってるね。
ウニばっかりの豪快な船盛。 photo by Kawashiri-san
<裏tomo君> 自分は酔っててまともな写真ほとんど無いから、写真お借りしたんだよね。
フカヒレの姿煮も、一人一皿ずつでてくる。
この後、さらに盛り上がったけど、写真はここまで。
激動の一日だった。
二日目はモーニングビールで始まる。
巨大蒸し牡蠣が、朝から一人一個ついてくる。
O師と一緒にSK氏をお見送り。
ランチは生ビールで乾杯、運転してくれているお二人様、すみません!
酢の物とお漬物…そして肝心のメインのお料理、写真撮ってなかった。お刺身美味しかったよ!
小松さんの愛船、カッコいいのだ。
山百合。
船上から見る橋。
養殖いかだの種類など、楽しく説明してくれる小松さん。
牡蠣のまわりに海藻、ムール貝などがたくさん付着すると、牡蠣が十分栄養を取れなくなってしまうので、「お風呂」に入れて退治してあげるんだとか。
下から見上げる橋、左上は船のクレーン。
さらば大島、港で見送る人々。
船上はEXILEのクルクルダンスで応える。やっぱりイマイチか。 Photo by Mr. K.C.
帰りの大船渡線はビールでスタートして日本酒へ。
新幹線で食べたお弁当、一ノ関駅にて購入。
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