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ピーマン
プロフィール
ナス科トウガラシ属の多年草で、学名は Capsicum annuum var. grossum。
熱帯アメリカが原産の「とうがらし」の一品種群です。「とうがらし」のような辛味がなく、野菜として食用にされる品種です。名前は、フランス語で「とうがらし」を意味する「ピマン(piment)」からです。最近では、大型で赤色や黄色、オレンジ色の「カラーピーマン」と呼ばれる品種も流通しています。
栽培のポイント 系統・品種と用途 「ピーマン」は、暑さや病害虫に比較的強く育てやすい夏野菜です。系統的には、大果系と中果系、小果系があります。ふつうは未熟な緑色の果実を食べますが、「カラーピーマン」や「フルーツパプリカ」と呼ばれる品種群は、色づいた完熟果を利用します。
高温性のため、できるだけ保温や加温して発芽・育苗します。植えつけは、暖かくなってから行うことがポイントです。
栽培のポイント
酸性に弱いので、酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
作付け間隔 3-(5) 栽培のポイント
連作障害が出やすいので、いちど栽培したところでは、少なくとも3年は栽培しないようにしてください。
栽培のステップ
「ピーマン」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
ステップ 内容 種まき・育苗 (1) 育苗箱に、4〜5センチ間隔で条まきします。覆土は1センチくらいです。28〜30℃くらいに保温してください。 (2) 本葉が1枚のころ、4号ポットに植え替えます。夜間の気温が15℃以下にならないように保温してください。 (3) 花が1〜2個、開花するまで育苗します。大苗にして、じゅうぶん暖かくなってから畑に植えつけます。 畑の準備 (1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。 (2) 畝の真ん中に深さ20〜30センチの溝を掘り、堆肥と化成肥料を入れて埋め戻します。幅60センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。 (3) 十分に潅水し、黒色ポリフィルでマルチングしておきます。 植えつけ (1) 本葉が7〜9枚くらいに育ったころに植えつけます。花が1〜2個、開花しているかもしれません。 (2) 株間45〜50センチに、マルチをかみそりで十文字に切れ目を入れ、植え穴をあけて、苗を植えつけます。8号鉢に1株、65センチのプランターなら2株が植えられます。 (3) 植えつけの後にたっぷりと水を与えます。根が浅いので、水切れは禁物です。 整枝・追肥 (1) 下部からでた側枝は摘み取り、主枝と側枝2本の3本仕立てにします。 (2) 風で折れやすいので、支柱を立てて誘引します。枝は8の字にしばって固定します。 (3) 収穫が始まってから、2週間に1回ずつ、有機固形肥料または化成肥料を少量追肥します。 収穫 (1) 開花から、中果種は15〜20日で、また大果種は40〜50日ほどで収穫できます。 (2) 一番果は、小さいうちに収穫し、株への負担を軽くします。また、たくさんなりすぎて株が弱ったときは、早どりして回復させます。 (3) 「カラーピーマン」や「フルーツパプリカ」は、完熟して色づいたものを収穫します。 おもな病害虫
「ピーマン」に発生するおもな病害虫は、つぎのようなものです。比較的、病害虫は少ないですが、連作したりすると青枯れ病や疫病などが発生します。
病害虫名 症状 対策 アブラムシ類
体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。
ハダニ類 パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。
葉の裏に寄生して汁を吸います。被害が進むと白っぽく絣(かすり)状になります。
テルスタースプレーやパイベニカスプレー、園芸用でんぷんスプレーなどの殺虫剤を散布します。 |
家庭菜園
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