病名:メニエル病(メニエル氏病)
【症状】
突然回転性のめまい発作を繰り返し、耳鳴りや難聴などの症状が発作時にひどくなり、発作が治まれば軽くなります。回転性のめまいは、まったく突然起こることが多いようです。発作の前に耳閉感や耳鳴りがひどくなって、前兆がわかる人もいます。聴力検査で、低音部の聞こえが悪くなる人が多いようです。発作の時は、悪心や顔面蒼白などの症状を伴います。ただ、症状がひどくてもメニエル病そのものが重症というわけではなく、発作の頻度や聴力の悪化の程度で重症度が決まるようです。
【原因】
耳の奥の内耳という器官に、内リンパという部分があり、その中を流れているリンパ液が、なんらかの影響で、内リンパ水腫(水ぶくれの状態)となり、内圧が上昇することによって引き起こされるとされていますが、「なぜそうなるのか」については、原因不明です。ウィルス説などもありますが、今のところはっきりと確定はされていません。
【治療】
薬物療法:利尿剤・内耳の血液循環をよくする薬精神安定剤・ビタミン剤などそのほかでは、めまいを止めたり、また利尿作用のある漢方薬がよく効きます。よく用いられる方剤として、発作時には半夏白朮天麻湯があります。予防には、体にたまった余分な水分を体外に排出してくれる星火温胆湯を毎日飲むのが一番良い方法だと思います。 ご相談下さい。
【対策】
めまいがおこったら、頭を動かさない様にじっと寝ているといいでしょう。悪い方の耳を上にして寝るといくぶん楽なようです。発作時に吐き気があるときには、乗り物酔いの薬を飲むと症状がいくらか改善されます。
【めまいが起きたときの対応】
めまい発作が起きたら、横になるか体を安定させ、体の力を抜く。空飛ぶじゅうたんに乗っていると考えると、気分的に楽になるそうです。お試し下さい。
【めまいを誘発する原因】
*診断基準では、「めまいは一般に特別の誘因なく発来」とされていますが、実際にはかなり因果関係があると思われます。
◎睡眠不足:体調不良につながります。この影響は大きいようです。
◎ストレス:自律神経のバランスがくずれる。脳の血流も悪くなる。
◎塩分摂取過剰:体に水分がたまる・むくむ
◎喫煙:たばこは体に余分な水分(漢方で痰湿という)をため込むと言われています。
◎天候:低気圧の接近などの気圧の変化。
◎気圧の変化:高層ビルのエレベーターや、高い山などで影響を受けやすい。
◎体調:女性では生理の前。(黄体ホルモンの関係でむくみやすくなる)
◎胃腸の調子が悪いとき