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37 Dead, 54 Missing in Typhoon Talas' Wake At least 37 people have been killed and more than 50 are missing after powerful Typhoon Talas ripped through western Japan, bringing heavy rain that caused mudslides. ■チェック! ・missing 行方不明の ・in 〜's wake 〜の通った跡に ・rip through 〜を襲う、猛威をふるう ・mudslide 土砂崩れ ■対訳 「台風『タラス』の爪跡、死者37人行方不明54人に」 強い台風『タラス』が西日本で猛威をふるい、大雨による土砂崩れをもたらした。 少なくとも37人が死亡し、50人以上が行方不明になっている。 ■訳出のポイント wake は 「目が覚める」 という動詞としてよく知られていますが、タイトルの wake は全く別の単語なので注意が必要です。 こちらの wake は、英字新聞でも時々登場していますが、もともとは海事用語で 「航跡」 という名詞。 ここから(物などが)「通った跡」 「道筋」 という意味になっています。 例えば the wake of the tornado だと 「竜巻が通った跡」 ということです。 今日の場合は in 〜's wake で 「〜の通った跡に(で)」 という表現です。 つまり in typhoon Talas' wake で 「台風 『タラス』 の通った跡に」。 対訳では 「台風 『タラス』 の爪跡(に)」 と訳しています。 また、この in 〜's wake という表現は in the wake of 〜 で言い換えても 同じなので、合わせて確認しておきましょう。 動詞 rip は 「〜を引き裂く」 「もぎ取る」 の意。 rip through は、竜巻や台風・ハリケーンなどがある場所を 「荒々しく通過する」 → 「〜を襲う」 「〜で猛威をふるう」 という文脈で使われる句動詞です。 そこで ripped through western Japan は 「西日本で猛威をふるった」。 文末の bringing heavy rain that caused mudslides の部分は直訳すると 「土砂崩れを引き起こした大雨をもたらす」。 対訳では 「大雨による土砂崩れをもたらす」 と意訳しています。 さて、台風の名称ですが、ご存じように日本では毎年1月1日以後、最も早く 発生した台風を第1号とし、以後の発生順に番号を付けています。 一方国際的には、従来は米国がハリケーンと同様に英語名(人名)を つけていましたが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する 各国の政府間組織である Typhoon Committee 「台風委員会」 が2000年から、 この地域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前 (14の加盟国などが提案した名前)をつけることになりました。 この年の台風第1号にカンボジアで 「象」 を意味する 「ダムレイ」 という 名前がつけられて以来、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて、 その後再び 「ダムレイ」 に戻ることになっています。 台風の年間発生数の平年値は25.6個で、おおむね5年で台風の名前が 一巡するそうです。 ちなみに、この140個の中には日本が命名した 「テンビン」 「ヤギ」 「ウサギ」 「カジキ」 などの名前もあります。 これらはすべて星座の名前から取られているとのこと。 今回西日本で猛威をふるい大きな被害をもたらした台風12号は、 アジア名は Talas 。 これは台風委員会のリストの中では122番目の名前。 命名国フィリピンの言葉で 「鋭さ」 という意味だそうです。 1日1分!英字新聞エクスプレス2 (石田 健 著)
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