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ロンドン・NY時間(16:00〜翌7:00頃)の市況情報 ドル 東京市場が文化の日で休場となる中、アジア時間では豪準備銀行理事会後の声明を受けて積極的な利上げ観測が後退するなど豪ドル/円を中心にクロス円での円買いが強まったことが波及し、ドル/円も弱含みとなった。その後はスイス金融大手UBSの大幅赤字決算や英政府による英銀大手RBSへの公的資金追加注入の発表を背景に欧州金融機関を巡る不透明感が高まる中、欧州株が大幅下落するとリスク回避の円買いが強まり、欧州市場序盤にドル/円は一時89.90円付近まで下落。NY市場にかけては全般的なドルの買い戻しが優勢となりドル/円も反発に転じ、欧州の金融セクターを巡る悪材料や米半導体セクターの投資判断引き下げなどが嫌気されて、寄り付き後に前日比85ドルあまり下落したNYダウが、大型M&Aの発表などが支援材料となり下値も堅く下げ渋ったこともあり、クロス円全般で円売りが強まったことから、ドル/円は90.55円付近まで反発。しかし、インド準備銀行が国際通貨基金(IMF)から金を200トン購入したことを好感し、NY金先物が史上最高値を更新する展開となる中、対豪ドルや対ポンドでのドル売りが強まるとドル/円の上値も重くなり90.20円付近へと反落。NY市場終盤にかけてはFOMCの政策発表を前に積極的な売買が手控えられる中、NYダウが前日比マイナス圏で小動きとなったことから手掛かり材料難となり、ドル/円も90.30円前後に収束した。本日はFOMCの金融政策発表を控えて様子見ムードが強く、現状水準での小動きとなりそうだ。政策金利は現行の0.00〜0.25%に据え置きが確実視されており、声明文でFF金利を「長期間」異例の低水準にするとの重要部分が変更されるかが焦点となっているが、米財務省当局者は「今週末スコットランドで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で出口戦略について協議。景気刺激策を早すぎる段階で解除しないよう確認すべきだ」と述べており、FRBが出口戦略で前のめりの姿勢を示すとは考えにくいとみる。文言据え置きならドルの失望売りとなる可能性もあり、潜在的な下落リスクを重視すべきだろう。 【予想レンジ】 ドル/円 89.90-91.00 ユーロ 欧州市場では英銀大手RBSとロイズ・バンキング・グループが英政府による追加出資や資産売却を発表したほか、スイス金融大手UBSが大幅な赤字決算を発表するなど欧州金融機関の悪材料が相次ぎ、欧州株やGLOBEXのNYダウ先物が下落したことを背景にリスク資産圧縮の動きが強まり、対ドルは1.4630付近まで下落し約1ヶ月ぶりの安値を記録。対円も131.75円付近まで下落した。しかし、NY市場では軟調に始まったNYダウが活発化する企業買収を背景とした景気回復期待に下支えられて、9700ドル台で下げ止まる展開となったほか、NY金先物が中心限月としての史上最高値を記録するなど商品市場が急騰したことからリスク選好がやや回復し、NY市場終盤にかけて対ドルは1.4735付近、対円も133.15円付近まで持ち直した。株式市場は調整局面にあるものの、極端なリスク回避ムードにはなく、ドルや円への資金集中も正当化しづらいだろう。また、今夜発表されるFOMCで低金利長期化維持に関する文言が据え置かれた場合はドルの失望売りが強まる可能性があり、本日はひとまずユーロ売りも一服とみたい。 【予想レンジ】 ユーロ/ドル 1.4630-1.4810 ユーロ/円 131.80-134.10 ユーロ/ポンド 0.8860-0.9040 ポンド 欧州市場では英銀大手RBSとロイズ・バンキング・グループが英政府による追加出資と資産売却計画を発表したことが嫌気されたほか、欧州株やGLOBEXのNYダウ先物の軟調推移を背景にリスク許容度が低下したこともあり、対ドルは1.6265付近、対円も146.40円付近まで下落。しかし、NY市場ではFOMCの政策発表を控えて様子見ムードが強く、一時前日比85ドルあまり下落したNYダウがその後は下げ渋る展開となったことに加えて、1080ドル台と史上最高値を記録したNY金先物やNY原油先物などの急騰を受けて資源国通貨主導で高リスク通貨が買われたことから、NY市場終盤にかけて対ドルは1.6450付近、対円も148.55円付近まで反発した。英金融セクターの脆弱性が引き続き懸念材料となるものの、両行はすでに一部国有化されており、金融システム不安が再燃する可能性は小さいとみる。明日の英中銀金融政策委員会では資産買い入れプログラム規模を拡大する可能性が高いものの、本日のFOMCも低金利長期化観測を高めた文言を据え置く可能性が高く、現時点では優劣つけがたいだろう。対ドルは1.63−1.65台のレンジ内でのもみ合いが予想され、対円も株価に一喜一憂しながらも方向感が乏しい動きとなりそうだ。 【予想レンジ】 ポンド/ドル 1.6320-1.6580 ポンド/円 147.00-150.00 ポンド/スイス 1.6710-1.7060 豪ドル 豪準備銀行理事会の政策金利発表前は一部で0.50%の大幅利上げ期待もあったことから、対ドルは0.9090付近、対円も82.15円付近までじり高の展開となったものの、豪準備銀行は大方の予想通り政策金利を0.25%引き上げ3.50%にすることを決定し、声明では「景気刺激策を段階的に解除へ。今後数年間はインフレ目標に近づく見通し」などと積極的な利上げ期待を後退させる内容となったことから失望売りが広がり、欧州市場序盤にかけて対ドルは0.8920付近、対円も80.25円付近まで下落。しかし、NY市場ではインド準備銀行がIMFから金を200トン購入したとの報道が材料視され、NY金先物が1080ドル台と史上最高値を更新し、NY原油先物も76ドル台から79ドル台へと大幅上昇。これを受けて資源国通貨が買われ、対ドルは0.9040付近、対円も81.60円付近まで反発した。目先は金相場の上昇が話題となりそうだが、IMF保有の金がインドに移っただけであり、厳密にいえば金の需要が高まったわけではなく、急騰が続くかどうかは疑問であろう。また、豪準備銀行は今回の利上げで年内は様子をみるとの見方が浮上しており、金利面からも出尽くし感が広がる可能性がある。引き続き慎重スタンスで臨みたい。 【予想レンジ】 豪ドル/ドル 0.8940-0.9110 豪ドル/円 80.50-82.40 豪ドル/NZドル 1.2410-1.2580 NZドル 豪準備銀行理事会後の豪ドルの下落につられたほか、株安を背景にリスク回避姿勢が強まったこともあり、欧州市場で対ドルは一時0.7100付近、対円も63.95円付近まで下落したものの、NY市場ではNYダウが下げ渋ったほか、金や原油など商品相場の上昇を受けてリスク選好が回復したことから、終盤に対ドルは0.7230付近、対円も65.25円付近まで持ち直した。ただし、金相場急騰の持続性には疑問が残るほか、金融セクターを巡る不透明感が高まるなど株式市場の下値不安も払拭できないことから、まだ楽観はできない状況とみる。今夜のFOMCの結果と株式市場の反応を見極める必要もあり、本日は中立スタンスで様子をみたい。 【予想レンジ】 NZドル/ドル 0.7130-0.7270 NZドル/円 64.30-65.80 カナダドル 欧州市場では欧州の金融不安を背景とした株安を受けてリスク回避姿勢が強まり、ドル/カナダドルは1.0850付近へと上昇し、対円は83.00付近まで下落したものの、NY金先物やNY原油先物の急騰をきっかけにドルや円を売り戻す動きが優勢となったことから、NY市場終盤にドル/カナダドルは1.0650付近へと反落し、対円は84.75円付近まで急反発した。しかし、市場のリスク許容度は脆弱な状態にあり、高リスク資産の需要が高まる局面とは言い難いだろう。IMFの金売却も9月に発表済みでインドへの売却も先月中に完了していることから、NY金先物の急騰も過剰反応の可能性がある。資源国通貨に対しては慎重スタンスを維持したい。 【予想レンジ】 ドル/カナダドル 1.0590-1.0790 カナダドル/円 83.50-85.30 スイスフラン スイス金融大手UBSの大幅赤字決算など欧州の金融セクターを巡る不透明感が高まったことを背景に、欧州株が大幅安となったことからリスク回避姿勢が強まり、欧州市場でドル/スイスは一時1.0335付近へと上昇し、対円は87.25円付近まで下落。しかし、NY市場ではNYダウが下げ渋ったほか、NY金先物が史上最高値を更新するなど商品相場が上昇したことを背景にドルや円を売り戻す動きが優勢になると、ドル/スイスは1.0255付近へと反落し、対円は88.10円付近まで反発した。欧州大手金融機関の決算発表が続いており、目先は株価に一喜一憂する展開となりそうだ。また、今週の米欧英の中銀会合が一巡するまでは動きづらい状況が続き、ドル/スイスは1.01−1.03台、対円も87−89円台で方向感のつかみづらい動きが予想される。中立スタンスで様子見としたい。
【予想レンジ】 ドル/スイス 1.0190-1.0330 スイス/円 87.20-88.80 |

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