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ロンドン・NY時間(16:00〜翌7:00頃)の市況情報

ドル


欧州市場では米雇用統計を控えて様子見ムードが強まる中、GLOBEXのNYダウ先物やNY原油先物の上昇のほか、米雇用統計が強めの数字になるとの期待感が一部で高まったこともあり、ドル/円は90.75円付近まで強含みとなった。しかし、注目された米雇用統計は失業率が10.2%と予想の9.9%を上回り26年ぶりの水準に悪化するなど、心理的な節目の10.0%を突破したほか、非農業部門雇用者数も前月比-19.0万人と前月の同-21.9万人(改訂前 同-26.3万人)からは雇用減少幅が縮小したものの、予想の同-17.5万人より弱く22ヶ月連続での雇用喪失となった。これを受けてGLOBEXのNYダウ先物が前日比マイナス圏へと急落するなどクロス円全般でリスク回避の円買いが強まったこともあり、ドル/円は89.80円付近まで急反落。その後、NYダウは米雇用統計の下振れを受けて軟調に始まったものの、一時前日比プラス圏へと切り返した。しかし、再び前日比マイナス圏へと転落するとクロスでの円買いが強まり、ドル/円は一時89.65円付近まで下落。その後は雇用者数の前月、前々月数値が上方修正されていたこともあり、一方的に雇用低迷懸念も高まらず、影響も限定的になったほか、GEの投資判断の引き上げなども支援材料となりNYダウが節目の1万ドルを挟んでもみ合う展開になるとドル/円も下げ止まり、週末のショートカバーや豪ドル/円などクロス円の買いにサポートされ、NY市場終盤に90.00円付近まで持ち直した。失業率の10.0%突破は心理的にインパクトがあったものの、予想されていた事態であり影響は一過性となりそうだ。NYダウは前日比17ドル高で終了し、シカゴ日経平均先物も大証終値比15円高と落ち着いた反応となっており、株安連鎖懸念も小さいとみる。ただし、米国の雇用市場の底がみえないことに加えて、FRBは異例の低金利を長期間維持するとの見方が一段と強まっていることから、ドルの上値は一段と重くなるだろう。テクニカル的にも日足一目均衡表の雲の下限である90.40円付近に圧迫され、上値を切り下げる展開が予想される。
【予想レンジ】 ドル/円 89.40-90.70


ユーロ


米雇用統計を控えて様子見ムードが強まる中、欧州市場ではGLOBEXのNYダウ先物やNY原油先物が上昇したほか、米雇用統計の上振れ期待が一部で高まったこともあり、対ドルは1.4905付近、対円も134.95円付近へと上昇。しかし、米雇用統計が予想より弱い結果となったことを受けたGLOBEXのNYダウ先物が急反落したことを背景にリスク回避のドル買い・円買いが強まり、対ドルは1.4815付近、対円も133.50円付近へと反落。その後は、米国の低金利長期化観測を背景に米2年債利回りが低下する一方、NYダウは下げ渋ったことから買い戻しが優勢となり、対ドルは1.4915付近へと急反発し、対円も一旦134.25円付近へと持ち直した。しかし、NY市場中盤にはリスク回避・ポジション解消の動きが優勢となり、対ドルは1.4830付近、対円も133.20円付近へと反落。NY市場終盤にかけてはNYダウが方向感に乏しい値動きとなる中、対ドルは1.48ドル台中盤、対円は133円台中盤で一進一退となった。株式市場は落ち着いた動きとなっており、極端なリスク回避によるドル高・円高局面が再開する可能性は小さいだろう。また、米雇用統計の下振れを受けて米国の利上げ観測がさらに後ずれしている一方、ECBは金融政策の正常化に向けて地ならしを始めており、金融バイアス面からもユーロの上昇余地は大きいとみる。押し目買いスタンスを継続したい。
【予想レンジ】 ユーロ/ドル 1.4800-1.4900 ユーロ/円 132.00-134.70 ユーロ/ポンド 0.8890-0.8970


ポンド


NY市場序盤は米雇用統計の下振れを受けた株安懸念の高まりを背景に、リスク回避の動きからドルと円を買う流れが優勢となり、対ドルは一時1.6525付近、対円も148.45円付近まで下落したものの、NYダウが下げ渋る動きとなったことから、NY市場終盤にかけて対ドルは1.6620付近と米雇用統計発表前の水準へと反発し、対円も149.45円付近まで反発した。FF金利先物ではFRBが来年第2四半期まで利上げをしない可能性を織り込み始めており、ドルが敬遠され、欧州通貨が相対的に買われやすい地合いが続くとみる。また、株式市場が落ち着いた展開となっていることから、円の独歩高の可能性も小さく、対ドル、対円とも底堅い動きとなるだろう。
【予想レンジ】 ポンド/ドル 1.6540-1.6710 ポンド/円 148.30-150.60 ポンド/スイス 1.6820-1.6980


豪ドル


東京市場朝方に公表された豪準備銀行四半期金融政策報告書で「一段の緩やかな利上げが必要となる可能性が高い」との見通しが示されたことから、欧州市場では対ドルは0.9175付近、対円は83.15円付近まで上昇。その後は米雇用統計の下振れを受けて、対円は82.10円付近へと反落したものの、対ドルはNY金先物が一時1101.90ドルと史上最高値を更新したこともあり、0.9195付近まで反発した。豪準備銀行が景気回復に自信を深め、追加利上げを示唆している一方で、米国の雇用市場の悪化が止まらないことから、利上げ期待が一段と後退している。ドルの下落余地・豪ドルの上昇余地ともに大きく、対ドルは強気スタンスで臨みたい。また、株式市場は景気刺激策継続期待にサポートされる可能性が高く、リスク回避型の円高も一過性となるだろう。
【予想レンジ】 豪ドル/ドル 0.9110-0.9260 豪ドル/円 81.40-83.10 豪ドル/NZドル 1.2600-1.2730


NZドル


欧州市場では株価の堅調推移と米雇用統計の上振れ期待から、対ドルは一時0.7270付近、対円も65.85円付近まで上昇。その後は米雇用統計が予想以上に悪化したことを背景にリスク回避のドル買い・円買いが強まり、対ドルは0.7195付近、対円も64.80円付近へと反落したものの、米雇用情勢の悪化を受けたFRBの低金利長期化観測の強まりを背景に米2年債利回りが低下し、NYダウも底堅く推移したことから、NY市場中盤に対ドルは0.7265付近、対円も65.45円付近へと反発。週明け早朝はNZ乳業大手フォンテラの牛乳価格見通しの引き上げを受けて、対ドルは0.7345付近、対円も66.10円付近まで上昇した。米国・NZともに利上げ観測が後退しているものの、金利差が維持されることからNZドルの優位性が高まっているだろう。また、米国の低金利長期化観測と景気刺激策継続期待を背景に、高リスク通貨全体の買い意欲が高まる可能性が高く、対ドル、対円とも底堅い動きとなりそうだ。
【予想レンジ】 NZドル/ドル 0.7240-0.7360  NZドル/円 64.80-66.60


カナダドル


カナダ雇用統計では失業率が8.6%と前回の8.4%や予想の8.5%より悪化したほか、雇用ネット変化率も前月比-43200人と予想の同+10000人を大幅に下回ったことを背景にカナダドル売りが強まったことに加えて、米雇用統計の下振れを受けてリスク回避のドル買いが優勢となり、ドル/カナダドルは1.0755付近へと上昇。その後はNYダウが一時前日比プラス圏へと反発したこともあり、ドル/カナダドルは1.0675付近まで反落したものの、NY市場終盤にかけては週末を前にカナダドルの見切り売りが一段と強まり、ドル/カナダドルは1.0780付近まで反発した。対円は米雇用統計の悪化を受けて、NY市場中盤に83.25円付近まで下落した。また、資源国通貨内でも豪ドルへのシフトが急激に強まり、カナダドルは豪ドルに対して0.98台と5年ぶりの安値を記録した。カナダ景気の不振や、カナダ中銀のハト派的なスタンス・カナダドル高けん制姿勢が嫌気され、対ドル、対円とも下落局面が再開した可能性が高いだろう。
【予想レンジ】 ドル/カナダドル 1.0640-1.0880 カナダドル/円 82.10-84.90


スイスフラン


ドル/スイスは米雇用統計の下振れを受けてリスク回避のドル買いが強まったことから、1.0200付近へと上昇したものの、雇用情勢の悪化にもかかわらずNYダウが一時前日比プラス圏へと反発したこともあり、NY市場中盤に1.0135付近へと反落。その後はNYダウが方向感に乏しい値動きとなる中、ドル/スイスは1.0180前後に収れんした。対円は米雇用統計の悪化を受けてリスク回避の円買いが強まるとNY市場中盤に88.20円付近まで下落し、その後も安値圏での値動きとなった。米労働市場の低迷を背景に米利上げ期待が大幅に後退しドルを敬遠する動きが強まる一方、スイスフランにも強気材料は見当たらず、引き続きドル/スイスは1.01−1.03台でのもみ合いが予想される。対円も株安連鎖懸念は小さく、円を買い進む理由も乏しいことから、下落余地は限定的となろう。
【予想レンジ】 ドル/スイス 1.0130-1.0240 スイス/円 87.40-89.10

株情報

困った顔

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【 2009-11-09 】

NYダウ  10,023 (+18)

ナスダック  2,112 (+7)

為替  89円95銭/ドル   

CME  9,795 (大証比+15) 

原油(WTI)  77.43 (−2.19)

『先週末の米国株式は小幅に3日続伸。雇用統計の結果を受け伸び悩み。』

 10月の米失業率の結果が予想より悪かったことから売り先行だったが、雇用悪化のペースは緩やかになっているとの見方から次第に押し目買いが優勢となった。

 決算発表の結果が良かった一部銘柄のほか、アナリストが投資判断を引き上げたゼネラル・エレクトリックや保険大手トラベラーズが買われたことも相場を支えた。

大型優良株は高安まちまちで、バイオや工業、産金株は確りだった一方、金融関連や運輸、通信は小安かった。

 シカゴで取引されている日経平均先物(12月物)は、9,795円と先週末の大証より15円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般小動きだった。

 為替は、1ドル=89円台後半で、やや円高方向に動いている。


 週明けの東京は揉み合い調整含みの相場が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り2520万株、買いが1980万株で、540万株の売り越しとなっている。)
 
 米国株やCMEは小高いものの、円高方向に動いていることから、寄り付きは先週末の終値近辺でのスタートが予想される。

 国内に独自の手掛かり材料に乏しいことから、金価格の高騰を背景に産金株や中間決算の良い内容だった個別株に物色の矛先が向かいそう。

 反対に失望の決算を発表した銘柄や、円高を背景に輸出関連の値動きは重いと思われる。

 今週も建設、銀行など終盤を迎えた決算発表が控えており、また先週のNECに続きメガバンクなどの増資観測や週末のミニSQも気がかりで、上値を追う展開は期待しづらく、様子見ムードの強い一日となりそう。

 指数の日足を見ると、「目先下げ」を示しており、市場のセンチメントの改善ははっきりとしていないことから、引き続き新規の買いは控える場面と判断する。

概況 夕刊

【 2009-11-06 】

『小反発。ひとまず買い戻しの動きも、戻りは限定的。』

 日経平均は72円高の9,789円で引けた。(TOPIXはほぼ変わらずの874ポイント)

 米国株やCME・ADRが大きく反発した流れを受けて、朝方は先物を中心に買いが集まり、9,800円台を回復して始まった。

 国際優良銘柄などの輸出関連株が買われ、市況関連も総じて高かった。

 一方、金融セクターは予想に反して動きが悪かく、TOPIXの戻りの弱さが目立った。

 前場中頃、今日の高値(9,849円)をつけた後は戻り売りに押されがちで、前引けにかけて伸び悩んだ。

 
 その後のアジア市場は堅調に推移したものの、追い風とはならず、後場に入ると更に上げ幅を縮めた。

 このところの地合いの悪さに加え、週末の接近、企業決算・今晩の米雇用統計待ちとあって、いったんポジションを手仕舞う動きが徐々に広がっていった。

 精密・電機やガラス・鉄鋼が高く、値上がり銘柄数はわずか453にとどまった。

 一方、銀行・証券・その他金融・保険・不動産や陸運・空運、電力ガスが安く、値下がり数は1115を数えた。

 後場中頃、9,800円を下回ったあとは、幾分持ち直したものの、戻りの鈍さが際立つ一日となった。

 出来高は18億8000万株、売買代金は1兆2000億円とあいからず盛り上がりに欠いている。

 

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