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02
「やっと着いた…」
ほんとに…ながい旅だった…車酔いがきつい…う、
でも、変わってない。澄んだ空気も、広い田んぼも、都会にはない景色だよねぇ…
「えぇっと…おばぁちゃん家は…」
バス停から歩いて15分、のとこらへんにおばあちゃんの家はある
「おぉ、よお来たねぇ」
「おばーちゃん!!!」
「久しぶりだねっ」
「そぉだねぇ…おっきくなって…」
コンビニはあるのかな…不安でいっぱいなんですが…
小3のときはなかったような……
「ふぁ〜〜おはよう……」
「おはよ。朝ご飯出来とるから顔洗っておいで」
「はぁーいっ」
そういえば、しゅくだ…
「いっ!?」
まさか…まさかまさかまさか!!!
「…忘れたぁ―――!!!」
ああ゛ーーなにしてんの!!最悪だ……
はっ
「数学だけ持ってきてる…」
意味分からん!!なんでっ?しかも数学!一番苦手な教科じゃんっ
筆箱も持ってくるの忘れてるし…バカだ
「おばあちゃん…コンビニってある?」
ペンとか消しゴムなら…コンビニにあるはずっ
「あー…確か…ここから10分くらい行った所に…」
「ほんと!?じゃ、行ってくるっ地図書いてっ」
「行ってきまーすっ」
おばあちゃん地図かくとき『どうだったかねぇー多分…』とか言ってたんだけど…大丈夫
だよね…ちょっと怖い…
(お?なんか若干建物が増えてきたような、横断歩道とかあるし…)
「あ!コンビニ発見っ」
赤信号が変わるのを待ってから、その先に見えるコンビニに向かって一直線。
見たことないコンビニだけど…筆記用具は売ってるのかな?
(あ、あったあった、)
「て高!」
あたしが住んでる所となんら変わりないシャーペンと消しゴムを
持ってぶつぶつ言いながらコンビニを出る。
なんでこんな高いんだろう…我ながらしつこいと思いつつも気になってしょうがない。
その時、なにか為体の知れない、太陽みたいに眩しい光があたしにむかって降り注いだ
まぶしくて、目が開けられない…
「うあっ……」
それはほんの一瞬で、体にはなにも影響がなかったのでまた気にせずに
歩き始める、そんな光よりも値段の方が勝っていた。
「たっだいまっコンビニあったよっ」
「そぉかい、よかったねぇ」
シャーペンは鬼ほど高かったけどね!!
「じゃあ、部屋に置いてくるね」
「はいはい」
チャっ――・・・・
「……」
「っ!」
バタンっ!
な、ななななっ何!?何今の!!!
待ってっええっと此処は日本で日本にあるあたしのおばあちゃんの家で
後ろには2階にあるあたしの部屋の扉があって…その部屋の中には…だ、誰もいないはずなんですが!?
おそるおそるもう一度部屋の中に居るであろう人物を見てみる
「ひ、雲雀さんっ!?」
ま、まてっ人形ってこともっもしやお化け?ユーレイ!?
「きみ…僕の事しってるの」
「喋ったぁーっ!!!」
えぇー…
こういうのって トリップていうんだっけ……でもトリップはあたしがその、向こうの、
2次元?3次元?に飛ぶことで、えっと、ぇえっと!!!! ※注 逆トリップ
扉の向こうには・・――
あたしの大好きな雲雀さんがいました。
ボソっ「……ブス」「っ!!」
HoLicではなくToLip
20080210
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