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胆振東部地震の断層面

2018年9月6日に発生した胆振東部地震について、断層面がどの位置にあるのかを調べてみました。


参考にした地震データは、気象庁の地震データベースです。
データは、9月9日23:59までの有感地震を使いました。
データ数は、205件です。

計算した結果、断層は、北北東から南南東方向に伸びていました。
その方位は、北から東方向に約11度でした。
断層面の地表に対する角度は、約52度で東南東方向に沈み込んでいました。


気象庁では、今回の地震の震源域は、深さ15km付近まで拡がっているとの事でしたので、分布を得にしてみました。

イメージ 1


余震活動が活発なのは、深さ30kmから40km付近ですが、20kmよりも浅い部分でも余震が起きているようです。


気になったのは、この断層は、どこで地表に出ているのかです。
Googleの地図に書いてみました。

イメージ 2


私が計算で出した断層の位置は、地上の特徴的な地形と一致する部分があります。
どうやら、まったく未知の断層ではなく、元々活動している断層のように思えます。





上記のデータは、地震を予知するものでも、危険な場所を探すものでもありません。
あくまでも、伊牟田個人の科学的好奇心から調べたものです。
何かの参考になるものではありませんので、御注意ください。

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地鳴りと地震予知

胆振東部地震でも、流言・飛語の類が飛び交っているようです。
被災された方は、政府・地元自治体・気象庁の情報に耳を傾けてください。
くれぐれも、流言・飛語の類には惑わされませんように、御注意ください。

まず、地震予知は、現時点において成功した例はありません。
また、論理的にみて、地震予知が現時点で出来るとは考えられません。
従いまして、「自衛隊によると〜地震が来るらしい」といった情報はデタラメです。
御注意ください。



さて、流言・飛語の類に、「地鳴りがするから○○時間後に地震が来る」といったものがあったそうです。

当ブログでも、地鳴りについて書いたことがあります。
近年の研究では、地鳴りはP波によって引き起こされることが分かっています。
P波(地震の縦揺れ)が地表を揺らし、地鳴りとなるのです。

P波は揺れが小さいので気付かない場合があります。
P波に遅れて、揺れの大きなS波(地震の横揺れ)が到達します。
従って、地鳴りが聞こえれば、遅れて大きな揺れがくる場合があります。
ですが、地鳴りから大きな揺れまでの時間は、多くは数秒以内です。
遠く離れた場所でも1分以内です。
震源地周辺なら、地鳴りから大きな揺れまでは、数秒か、精々10数秒です。
北海道内なら、胆振東部地震の余震による地鳴りから大きな揺れまでは、40秒以上かかることはありません。
つまり、地鳴りを聞いても、SNSで拡散する前に大きな揺れが来るのです。

もう一つ追加すると、地鳴りは小さな音です。
都市の喧騒の中では、聞き取ることはできないでしょう。
私は、生涯で一度だけ地鳴りを聞いた事があります。
聞こえたのは、ゴキブリの足音が聞こえるような静寂の中でした。



心無い流言・飛語を撒くとは、日本の民度を下げる行為です。

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地電流低周波音グーテンベルク・リヒター則に基づいた地震予知を有料で提供するというWEEKLY(ブレイン)地震予報というのがあると聞き、検証してきました。
検証結果は、思った通り、他のデタラメ地震予知と同レベルとしか言えませんでした。

詳細については、以下を参照ください。





なお、グーテンベルク・リヒター則は、下記リンクのベストアンサーを参照ください。



本記事は、9月6日に掲載する予定でした。
その日、胆振東部地震が発生したため、地震に関係する本記事の掲載を延期しました。

一方、ブレイン地震予報のTwitterでは、胆振東部地震の予知に成功した旨の記事が掲載されています。
では、この地震予知に価値があったのか、例の採点をしてみましょう。
詳細なデータがないので、以下のように想定します。

・対象地域:過去のサンプルと同等の約7万8500km²とします。
・規模  :地震の規模(Mj6.7)を完璧に予想できていたとします。
・期間  :過去のTwitterで読み取れた最大16日間とします。

計算してみると、評価点は0.04くらいです。
期間を7日間としても、評価点は0.09くらいです。
これらは、いずれも『予知できていないとは言い切れない』レベルです。
緩い予知情報でマグレ当たりしただけと思われます。
ちなみに、大阪北部の地震については、予知できたとのTwitter記事はありませんでした。
地震が少ない近畿地方の地震はハズし、地震が多い北海道の地震を当てただけです。


ブレインのWEEKLY地震予報に対する個人的な意見ですが、
内山氏は地震予知について真剣に考えたことがあるのだろうかと疑問に感じています。

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当ブログでは、地震予知について扱っています。
今回の胆振東部地震のような被害地震が発生すると、当ブログのアクセスが(若干ですが)増えます。
これは、一つ間違えれば、私の記事が流言・飛語の元となるリスクがあることを示しています。私の意図とは別の意味を持たされて拡散する可能性もあります。
そのような事態になると、被災された方々にとってマイナスになりますし、私に責任が取れるはずもありません。
だから、熊本地震の時も、大阪北部の地震の時も、ブログの更新を数日間自粛しています。
今回も、9月6日に公開すべく、記事を準備していましたが、未明の地震を知り、取りやめています。(当該記事は後日)
 
 
一方、民間の地震予知会社はどんな対応を取っていたかをみると、腹立たしくなります。
 
JESEAの村井氏は、自身のTwitterにおいて、予知に成功した旨を書いています。
ブレイン地震予報は、自社のTwitterにおいて、同じく予知成功を示唆する内容を掲載しています。
こんな情報は、被災者にとって何の価値もありません。
 
なぜ、地震発生直後に書くのでしょうか?
JESEAは、通常は年間の成功事例をまとめて、翌年に発表します。
ブレイン地震予報は、月間の成功例を翌月末頃に発表しています。
なぜ、そのタイミングでは駄目なのでしょうか?
そこには、地震予知に成功したと自慢したい気持ち、あるいは登録者を増やしたいとする野心があるように思えるのです。
しかも、実際にはマグレ当たりでしかありません。
真剣に地震予知を志しているなら、予知に成功して当然ですから、成功しても何もすることはありません。予知がハズレた時こそ公開し、反省と改善を誓うはずです。
謳い文句には、地震を予知して人々を助けたいようなことを書いているかもしれませんが、前述のような言動からは、それを信じることができません。
 
 

 
救助活動をされている方々も、ライフラインの復旧をされている方々も、御家族をお持ちでしょう。
御家族を気に掛けながらも、懸命に努力されていると思います。
どうか、お身体を大切に、無事に役目を果たし、御自身の御家族の下に戻られますことをお祈りいたします。
 
報道機関の方は、被災者や関係者に必要な情報を正確に伝えて頂けるよう願っています。
MCやリポーターの素人コメントは、流言・飛語と変わりません。
誰が情報を欲しているのか、どんな情報を必要としているのかを考え、事実を的確に伝えるべきです。
報道のプロの仕事を見せていただきたいと思います。
 
被災された方々は、政府・地元自治体、報道機関の情報に耳を傾け、今後も焦らずに行動されることを願っております。
くれぐれも、出元が分からない情報(流言・飛語の類い)、デタラメ地震予知などには惑わされませんように、御注意ください。

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ちょっとブレイン地震予報のTwitterを詳しく見てみましょう。

Twitterで紹介されている最後の地震は、6月16日でした。
そこで、今年1月1日から6月16日までの地震を調べてみましょう。
日本国内で震度を観測したMj5.0以上の地震は、42回ありました。
ブレイン地震予知では、42回の地震の内、14件の地震予知情報で22回の予知に成功しています。Mj5.0以上の無感地震6回の予知にも成功しているようです。


ポイントを押さえましょう。

まず、14件の地震予知で22回の地震を予知している点が問題です。
余震ならともかく、それぞれに関係ない複数の地震を1件の地震予知情報で予知するのは、地震を予知できていないと考えるべきです。
本来であれば、個別に地震予知情報を出すべきなのです。
一つの地震予知情報に複数の地震が含まれてしまうのは、対象地域や対象規模を緩めているためです。

二つめに、予知成功に無感地震を含めていることです。
地震予知の目的は、地震被害を減らすことにあります。無感地震は、被害がある筈もありません。無感地震まで含めるのは、予知成功の件数を気にしているように感じます。
また、無感地震は、日本本土から離れているために揺れを観測できないのです。
ブレイン地震予報の予知手法の地電流も低周波音も、日本本土で観測しているはずですから、無感地震を予知できると考えにくいところです。
無感地震まで予知できるのなら、足元の地震を見落としにくいはずです。


では、当該期間の見落としを確認しましょう。(千島列島、台湾周辺は除外します)
ブレイン地震予報では予知できずに見落とされていた有感地震は、以下の通りです。

・4月 9日 島根県西部    Mj6.1 震度5強
・2月26日 福島県沖     Mj5.8 震度4
・3月25日 八丈島東方沖   Mj5.8 震度3
・5月18日 釧路沖      Mj5.8 震度4
・2月 6日 小笠原諸島西方沖 Mj5.6 震度1
・2月 6日 小笠原諸島西方沖 Mj5.4 震度1
・4月22日 父島近海     Mj5.3 震度2
・1月18日 父島近海     Mj5.2 震度2
・5月12日 長野県北部    Mj5.2 震度5弱
・5月25日 長野県北部    Mj5.2 震度5強
・3月19日 千葉県東方沖   Mj5.1 震度2
・4月21日 千葉県東方沖   Mj5.1 震度3
・5月 7日 岩手県内陸北部  Mj5.1 震度4
・5月14日 岩手県沖     Mj5.1 震度3

予知網羅率を、マグニチュードと震度で確認しましょう。
  震度5以上     ・・・ 40%
  震度4       ・・・ 70%
  震度3       ・・・ 43% (Mj5.0未満3件を含む)
  震度2       ・・・ 63% (Mj5.0未満2件を含む)
  震度1       ・・・ 60% (Mj5.0未満2件を含む) 
  (全体)      ・・・ 54%

  Mj6.0以上   ・・・ 50% 
  Mj5.5〜5.9 ・・・ 43%
  Mj5.0〜5.4 ・・・ 50%


半分くらい見落としているようです。
有感地震をこんなに見落とすのに、無感地震を予知できるとは考えにくいところです。
まあ、TWITTERに全てが公開されている証拠はないので、参考程度とみるべきなのかもしれません。


一般に、地震予知の評価は、成功率だけで判断する傾向が強いように思います。
ブレイン地震予報は、予知成功率80%を標榜しますが、1件の地震予知情報で複数の地震を予知して、成功率を稼いでいます。
成功率だけで評価しているようでは、正しい評価をすることはできません。


ここまでの説明は証拠とは言えませんが、ブレイン地震予報を評価する上での参考にはなると考えています。

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WEEKLY地震予報(ブレイン地震予報)というのがあるようです。

地電流低周波音グーテンベルク・リヒター則に基づき、総合的に判断して地震予知を行っているそうです。


ブレイン地震予報のTwitterを見てみましたが、2016年9月に開始後で唯一の死者が出た大阪北部地震は、予測に失敗したようです。


別のサンプル(2018年3月22日配信分)もみてみました。
前回と同じように、次の式で地震予知の採点を行ってみましょう。

イメージ 1

【評価】
  1.0  〜      実用的な地震予知である
  0.1  〜 1.0  実用性はないが、予知はできている
  0.01 〜 0.1  予知できていないとは言い切れない
       〜 0.01 予知できていないと思われる


予報の内容は、『2018年3月22日〜28日に東北地方南部周辺にM5.5』というものでした。対象地域の広さは、南北が250km以上、東西が400km以上という広大な範囲です。

対象範囲に起きた有感地震は、以下の通りでした。
 ・3月23日 04:51 茨城県北部  M3.4   
 ・3月23日 06:32 宮城県沖   M5.1
 ・3月24日 12:34 福島県沖   M3.8
 ・3月25日 12:29 福島県沖   M3.8
 ・3月25日 14:08 福島県浜通り M3.5

なんと5件も地震が発生しています。
これは、対象地域が広いためです。
別の見方をすると、地震の前兆現象が5件の地震のどれを指していたのか、疑問を感じるところです。


5件の中で最も大きな地震(M5.1)で計算してみると、0.00229でした。
もちろん、予知できているとは思えないレベルです。
予知情報(M5.5)の通りに地震が発生したとしても、評価点は0.005752にしかなりませんから、マグレ当たりを狙っているとみても良いでしょう。

また、ブレイン地震予報のTwitterを見ていて気付いたのですが、期間(通常は1週間)を過ぎて発生した地震も予知に成功と扱っているようなので、このような誤差範囲も含めれば、評価点は更に下がります。
評価点が0.001くらいになるように予知情報を決めると、ほぼ確実にマグレ当たりします。誤差を、規模(M)±0.5、期間(日)最大14日まで認めると、前述のサンプルでは評価点が0.001を下回り、非常に高い確率でマグレ当たりを拾うことができるのです。


これで地震予知に成功しているかのように謳うのは、問題があるように思います。

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WEEKLY(ブレイン)地震予報というのがあるようです。

地電流低周波音グーテンベルク・リヒター則に基づき、総合的に判断して地震予知を行っているそうです。


前回は、サンプル(2018年1月26日配信分)を基にみてきました。
今回は、実力を計算してみましょう。

地震予知の採点は、次の式で行います。

イメージ 1

この採点結果は、次のように評価します。

 1.0  〜      実用的な地震予知である
 0.1  〜 1.0  実用性はないが、予知はできている
 0.01 〜 0.1  予知できていないとは言い切れない
      〜 0.01 予知できていないと思われる


この採点を行うためには、期間・面積・規模の3要素が必要です。
2018年1月26日の配信では、期間は6日間となっていので、これを使います。
面積は、それぞれに確認していきます。

【予報1】
   場所:沖縄県全域(鹿児島県徳之島周辺〜沖縄県与那国島周辺)
   面積≒157000km² (長軸800km × 短軸250km の楕円) 
 
【予報2】
   場所:東北地方北部(青森県・秋田県・岩手県 及び 周辺海域)
   面積≒94200km²  (長軸400km × 短軸300km の楕円)

【予報3】
場所:北海道北部(北海道北部 + 択捉島周辺)
   面積≒165000km² (長軸700km × 短軸300km の楕円)
 
【予報4】
場所:北海道南部(北海道南部 + 色丹島周辺 + 奥尻島周辺)
   面積≒165000km² (長軸700km × 短軸300km の楕円)
 
これで、期間と面積は決まりました。
規模ですが、まずは期間内の最大値を基準にしてみましょう。

【予報1】1月28日  宮古沖近海   M3.7
     採点結果 = 0.000053

【予報2】1月28日  岩手県沖    M4.9
     採点結果 = 0.001405

【予報3】<<該当する有感地震無し>>   
     採点結果 = 0.0

【予報4】1月31日  浦河沖     M4.7
     採点結果 = 0.000506


いずれも、❝0.01❞にも達していません。
話にならないレベルですね。
❝0.01❞を切る場合、「予知できていないと思われる」レベルです。

では、今度は、予測通りに地震が起きたと仮定して、採点してみましょう。

【予報1】予測値 M5.0
     採点結果 = 0.001062

【予報2】予測値 M6.0
     採点結果 = 0.017693

【予報3】予測値 M5.5   
     採点結果 = 0.003194

【予報4】予測値 M5.5
     採点結果 = 0.003194
 

【予測2】の採点結果は辛うじて❝0.01❞を超えています。
ですが、❝0.1❞を超えていないので、「予知できていないとは言い切れない」レベルに留まります。しかも、実際には地震は発生していないのですから、論外です。

これを見て分かることは、地震予知の3要素を緩めることで、マグレ当たりを狙っている可能性です。
地震予知の3要素が緩いのです。特に、対象範囲が非常に広く、その割には地震の規模が小さいので、価値のある地震予知になっているように思えません。


前回も書いていますが、サンプルが正しいのか、確認の方法がないので、これだけを根拠に評価を行うのも問題かもしれません。
ですが、「地震の前兆現象に求められ条件」を考えもしないで地震予知を有料で提供するのは如何なものかと思います。気象業務法の問題もあるので、有料地震予知を行うなら、その辺りも明確にしておくべきだろうと思います。

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WEEKLY(ブレイン)地震予報というのがあるようです。

地電流低周波音グーテンベルク・リヒター則に基づき、総合的に判断して地震予知を行っているそうです。


今回は、サンプル(2018年1月26日配信分)を基に、実力を確認しましょう。
2018年1月26日の配信は、次のようになっていたようです。


【予報1】
期間:2018年1月26日〜1月31日
場所:沖縄県全域
規模:M5.0
 
【予報2】
期間:2018年1月26日〜1月31日
場所:東北地方北部
規模:M6.0
 
【予報3】
期間:2018年1月26日〜1月31日
場所:北海道北部
規模:M5.5
 
【予報4】
期間:2018年1月26日〜1月31日
場所:北海道南部
規模:M5.5
 
 
期間内に該当地域で発生した最大の地震(有感地震)は、以下です。


【予報1】1月28日  宮古沖近海   M3.7  (予測値 M5.0)
【予報2】1月28日  岩手県沖    M4.9  (予測値 M6.0)
【予報3】  <<該当する有感地震無し>>     (予測値 M5.5)
【予報4】1月31日  浦河沖     M4.7  (予測値 M5.5)


いずれも、予測値を大きく下回ります。地震を予知できていたとは言えません。
2月28日まで期間を延長してみましょう。


【予報1】2月13日  奄美大島北西沖 M4.5  (予測値 M5.0)
【予報2】1月28日  岩手県沖    M4.9  (予測値 M6.0)
【予報3】2月 7日  北海道東方沖  M4.9  (予測値 M5.5)
【予報4】1月31日  浦河沖     M4.7  (予測値 M5.5)


期間を6倍近くに延長しましたが、あまり変わり映えしません。
いずれも、予測値を下回っています。これは、マグレ当たりに見られる傾向です。
地震は、規模が小さいほど発生頻度が高くなります。そのため、マグレ当たりは予測値よりも小さい地震が多くを占めることになります。

ちょっと余談になりますが、予報期間の前を確認しておきましょう。
期間より前の1月1日〜25日の最大の地震は、以下の通りです。


【予報1】1月18日  沖縄本島近海  M3.4  <期間最大 M3.7>
【予報2】1月24日  青森県東方沖  M6.3  <期間最大 M4.9>
【予報3】1月19日  根室半島沖   M4.9  <期間内に有感地震無し>
【予報4】1月14日  浦河沖     M4.7  <期間最大 M4.7>


ちなみに、【予報1】の解説では、1月11日に発生したM5.1の無感地震が掛かれていました。それも含めると、期間前に発生した地震の規模は、その後に出された地震予報の規模に近い値であることが分かります。

まあ、起きた地震を参考にしているか否かは、私には分かりません。

サンプルが正しいのか、確認の方法がないので、これだけを根拠に評価を行うのも問題かもしれませんが、「地震の前兆現象に求められ条件」を考えもしないで地震予知を有料で提供するのは如何なものかと思います。
それに、気象業務法の問題もあるので、有料地震予知を行うなら、その辺りも明確にしておくべきだろうと思います。


次回は、私が提唱する地震予知の採点を行いたいと思います。

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WEEKLY(ブレイン)地震予報というのがあるようです。

地電流低周波音グーテンベルク・リヒター則に基づき、総合的に判断して地震予知を行っているそうです。


今回は、自己アピールを確認してみましょう。

自己アピールでは、熊本地震(M6.5とM7.3)と紀伊半島沖の地震(M6.5)について、書かれています。

まずは、地電流です。
熊本地震の前に、鹿児島県で2度の地電流の異常が観測されたそうです。
最初(4月7日)に起きた地電流の異常は、後で起きた本震(4月16日)の前兆だと言い、後(4月13日)で起きた地電流の異常は先に起きた前震(4月14日)の異常だと言うのです。
なんとも、取って付けたような説明になっています。
前兆現象と地震との関係が、入れ子になっているのです。

・4月 7日  地電流の異常(大) ━━━┓
・4月13日  地電流の異常(小) ─┐ ┃
                   │ ┃
・4月14日  熊本地震の前震  <─┘ ┃
・4月16日  熊本地震の本震  ━━━┛

これは、単純に、前兆現象の大きさと地震の規模を合わせ込んだだけと思われます。

入れ子以上に問題なのが、地電流の異常が発生したのが鹿児島のみであることです。
震源は九州の中央付近ですから、九州7県のどこで地電流の異常が現れても良さそうですが、鹿児島県にしか地電流の異常が出ていないのです。
鹿児島では2回も前兆現象が出ているのに、九州の他県で前兆現象が出なかったのか、明確な説明が必要でしょう。
単純に考えて、九州7県の中で2回とも鹿児島で発生する確率は、約2%しかありません。これに加えて、震源付近ではなく、遠く離れた鹿児島で発生しているのですから、これを説明できないのなら「地震の前兆ではない!」と言われても仕方ありません。


でも、「地震の前兆ではない!」と言いたい私も、鹿児島で2度も地電流の異常が発生した理由を説明しなければなりません。
というわけで、なぜ熊本ではなく、鹿児島で地電流の異常が検出されたのか、仮説を立ててみました。

地電流の異常が発生した4月7日4月13日は、鹿児島県で雨が降っています。
これが、関係していると思われます。
更に、4月3日4月9日は、桜島の活動が活発だったことが分かっています。
火山灰の主成分は、硫酸や水溶性塩化物ですから、これに雨が加わり、地電流の異常を発生させた可能性が考えられます。
この仮説なら、鹿児島県で地電流の異常が2回も起きた事を説明できそうです。
少なくとも、この地電流の異常を遠く離れた熊本地震の前兆現象だと言うよりも、論理的な説明だと思うのですが、いかがでしょうか。



低周波音の観測も、地電流の場合と同様、前兆現象の発生場所と震源が離れています。

自己アピールによると、紀伊半島沖の地震(2016年4月1日)では、前日(3月31日)に紀伊半島中央部付近で低周波音の観測されたとしています。場所は、奈良県の十津川村に集中しています。

イメージ 1

地電流の異常と同様に、紀伊半島沖地震の前兆現象が、なぜ震源から離れた場所に集中しているのか、説明が必要です。
その説明ができないなら、「地震の前兆ではない!」と言われても仕方ありません。


と言うわけで、これも「地震の前兆ではない!」と言いたい私自身が、低周波音の原因を解明する必要がありそうです。

この低周波音の原因として考えられるのは、工事の振動が考えられます。
低周波音が観測された地域は、2011年の紀伊半島豪雨の復興事業が行われています。特に、国道168号線のバイパス工事は、トンネルや橋梁等の大きな振動を伴う工事が含まれており、低周波音の発生源となっている可能性があります。
こちらも、約100kmも離れた場所の前兆現象だと言うよりも、私の仮説の方が説得力があると思うのですが、どうでしょう。


次回は、サンプル資料を確認してみようと思います。

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WEEKLY(ブレイン)地震予報というのがあるようです。

地電流低周波音グーテンベルク・リヒター則に基づき、総合的に判断して地震予知を行っているそうです。


では、私が提唱する地震の前兆現象に求められる条件を基に、評価してみましょう。
なお、グーテンベルク・リヒター則は地震の前兆現象とは微妙に違うので、それ以外で判断します。

一つ目の条件は、
前兆現象は、時期を示す前兆現象と、規模を示す前兆現象が必要である』です。

地電流低周波音も、「大地震(規模)の直前(時期)に近隣(場所)で発生する」としていることから、この条件を満たしていません。
この条件は、基本中の基本ですので、これを満たしていない時点で、地震予知を真剣に考えていないのでは? と私は思ってしまいます。
また、二つ目の条件も、三つ目の条件も、それぞれ規模時期を決定するために必要な条件であり、一つ目の条件を満たしていなければ、確認する意味はありません。

地震の前兆現象に求められる条件からみて、まぐれ当たり以上の成功は望めないように私は思っています。


次回は、WEEKLY(ブレイン)地震予報が主張する実績について、確認することにします。

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