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阿蘇山と伊方原発 2

阿蘇山は、過去最大の噴火(阿蘇−4)と同規模の噴火を起こすのでしょうか。
 
阿蘇−4があったのは、今から9万年前のことです。
阿蘇−4直前の阿蘇山は、現在の富士山に匹敵する山容を誇っていました。
それは、裾野の広がりを見れば、想像できるでしょう。
その阿蘇山が、巨大噴火を起こしたのです。
噴出物の体積は、384km3(DRE)と推定されています。
現在の阿蘇山のカルデラの面積は380km2ですから、火山らしい円錐形なら高さ3000m分が吹き飛んだ計算です。
カルデラの標高は5〜600mですから、この上に3000mの山が載っていたことになります。
 
さて、現在の阿蘇山は、カルデラ内に中央火口丘を形成しています。
最も高い所でも1592mですから、カルデラ面から1000mほど盛り上がっているだけです。
9万年前の噴火では何もかもを吹き飛ばしたはずですから、この中央火口丘は9万年をかけて盛り上がったのでしょう。
しかし、阿蘇ー4で形成されたカルデラを埋め戻すにはまるで足らず、阿蘇ー4の噴出量の2割にも満たない中央火口丘を形成したにすぎません。

随分と大人しくなったものです。


 
同じ頃、富士山は小御岳と呼ばれる2400mほどの山だったと考えられています。
今から10万年くらい前から小御岳の南東側で大規模な噴火が始まり古富士が、更には1万年余り前からの噴火で、現在の山容まで成長したとされています。
この間の噴出量は、私の概算で1000km3程度だろうと推定しています。
 
これと比較すると、この9万年間の阿蘇山は、大人しいものです。
阿蘇山の中央火口丘は、9万年前の噴火の後に生まれました。
カルデラの下にも埋もれている部分はありそうですが、カルデラ面からの高さは1000m程度ですので、山体は大きめに見積もっても50km3程度でしょう。
つまり、阿蘇−4以降の9万年間に限定すると、阿蘇山は富士山の5%程度の火山活動しかしていないと言えそうです。


やはり、阿蘇山の活動はかなり低調になっているようです。



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