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阿蘇山と伊方原発 5

総括しましょう。


広島高裁は、「阿蘇山の火砕流が伊方原発に到達する確率は低くない」としました。
どの程度の確率なら『確率は低い』と判断するのでしょうね。

日本でカルデラ噴火が起きる確率は、今後100年間で1%程度と言われています。
伊方原発が稼働を続けるのは、精々40年でしょう。
伊方原発が稼働中にカルデラ噴火が起きる確率は、0.4%余りです。

阿蘇山以外が伊方原発まで火砕流を届かせるとは、考えにくいところです。
阿蘇山がカルデラ噴火をすれば必ず伊方原発まで火砕流が届くかと言うと、そうではありません。
阿蘇山から伊方原発までは130kmほどですが、この距離まで火砕流を届かせたのは阿蘇ー4のみです。
阿蘇山の実質的な活動期間は85万年と考えられているので、今後の1年間に阿蘇―4相当の噴火が起きる確率は、単純計算で85万分の1です。
伊方原発が稼働中に発生する確率は、0.005%足らずです。


広島高裁が『確率が低い』と考えるのは、40年間で0.005%未満のようです。
僅かこれだけの確率でしか発生しない事柄を、同時に発生する2000万人の生命を放置して、問題にした広島高裁の判決には理解できません。
原告人も、阿蘇山の火砕流が届いたとして、伊方原発を停止している場合と停止していない場合で、どれほど損失が変わるのでしょうか。
どうせ住むことができなくなるのです。
それ以前に、生き残れる可能性自体が低いのです。

裁判では、そこを評価して、損失に見合う判決を出すべきでした。


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