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先日、一人の利用者様が亡くなりました。
ワタシ達が委託を受ける前から入所されていた方です。
時には厳しく、時には優しく、他の利用者様や職員からも
とても慕われていた利用者様でした。
ある日「○○さんがターミナルケアになります」という連絡を受け
「えっ?」「なぜです?」
ワタシは半信半疑で聞き返しました。
本当に突然でした。
ワタシも頻繁に声をかけ、またかけていただいていたので
つい最近までお元気に見えていたんです。
ワタシはその日のうちにその利用者様の居室へお邪魔しました。
ちょうど眠っているところへお邪魔してしまったので
しばらくベッドの横で寝顔を眺めていました。
素人の私からみても「思わしくない状態」は理解出来るくらい
生気が薄れて見えました。
2〜3分してふっと目を覚まし、ワタシの方へ顔をむけたので
「すみません、起こしてしまいましたね」と言うと
弱々しく手を動かし、苦しそうに身振り手振りで何かを
ワタシに伝えようとしていました。
ところが、すでに声も出ず・・・聞き取ろうと必死に耳を傾け
口元を凝視してみるのですが何も・・・何もわからないのです。
とても暑い日だったので「喉が渇きますか?何か飲みますか?」
「喉が渇いてくっつくのが気持ち悪い?」と聞いてみても
頷いてくれません。
同じ動作を何度か繰り返した後、静かに目を閉じ
「ありがとうございました」
と消え入りそうなかすかな声で言うのがやっと聞こえました。
何もです。何もその利用者様が伝えたかった事が聞き取れなかった。
なのに「ありがとう」と・・・。
心臓が潰れそうなほどの気持ちに、その場で涙を流さないようにするのが
精一杯でした。
それから二日ほど経って、ご家族に見守られながら
その利用者様は静かに永眠されました。
ワタシは泣きました。嗚咽するほど泣きました。
今でもあの時の苦しそうな顔と声の出ない口元が鮮明に
脳裏によみがえってきます。
食生活に影響がある疾病を抱えた利用者様でしたから
食べたいものも食べられず、我慢する事も多かった事でしょう。
でも、いつも他の職員や利用者様やワタシ達の事を
気にかけていて下さいました。
何を伝えたかったんだろう・・・。
最期に口にしたいものは無かったんだろうか・・・。
無力です。結局、何も出来ませんでした。
利用者様の最期の食事について、よく考える事があります。
食事量が減り、水分も摂れなくなり・・・
でも最期に何か好きなもの、食べたいものがあれば・・・。
それが解らない以上
ワタシ達の仕事は、決して手を抜いてはならない。
今日、今、提供した御食事が最期の食事になる人がいるかもしれない。
改めて強くそう思いました。
○○さん・・・好きなものたくさん食べてね。
もう、制限する必要ないから。
それと・・・最期の言葉、聞けなくてごめんね。
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兄貴、書いてくれてありがと。
2010/6/23(水) 午後 8:22
美穂さま
頑張りましょうね!
共に「美味しい」を目指して・・・
2010/6/24(木) 午前 8:10
内緒さま
おじい様もだったんですね・・・。
なんとなくですが、いや、仕事柄なんでしょうか・・・近年
老衰で亡くなるという話をあまり聞かない気がするのです。
最期にビールですか?素敵ですね♪
施設ももう少しお酒を楽しめるようにしたいなぁ・・・。
2010/6/24(木) 午前 8:17
いなさ〜ん 「ぽちっ」って言いながら、し忘れてました。
私も 歳のようです (苦笑)
2010/6/24(木) 午後 5:50
ぽち、ありがとうございます!
2010/6/24(木) 午後 8:29