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つい先日も書いたばかりですが
また一人、人生の終末を迎えようとしている利用者様が。
とても愛らしく、見ているだけでこちらが笑顔になってしまう利用者様。
すでに百歳を越え・・・でもとってもそんな風にはみえないくらいお元気だった。
先月下旬あたりからほとんど食事を口にしておらず
お医者様の診断では「もってあと一週間」との事だった。
普段は我々委託給食会社の者が利用者様の居室を訪れる事は
めったに無い。
「あと一週間」と聞いてからはユニットの食堂にも出ておられなかったので
昨日は職員さんに断りを入れて居室を訪問してみた。
もともと大きな体では無かったけれど、痩せこけて力のないお顔に
ショックを受けながらベッドへ近寄る。
自分の表情を笑顔に変え
「お加減はどうですか?少しは気分が楽になりましたか?」
そう尋ねると小さく頷いてくれた。
「お芋や甘い果物がお好きでしたよね?何か食べたいものありませんか?」
と聞いてみるが顔を横に振る。
ワタシが利用者様の方へ手を出すと、弱々しく手を差し出してくれた。
小さな小さな利用者様の手を取る。
リアルな温かさと小さな手に泣きそうになる。
いま目の前で自分が握っている温かい手のこの利用者様が
あと少しで・・・・・・。
グッと堪えて・・・
「何か食べたいものとか飲みたいものがあったら言って下さいね。」
「○○さんにまた元気になって欲しいから遠慮なく言って下さい。」
そう念を押すと
「ありがとうございます」
消え入りそうな弱々しい声を絞り出し、答えてくれた。
「ありがとうございます」
先日亡くなった利用者様も最期は「ありがとうございました」だった。
いつも思う。利用者様は尊い。
常に感謝の気持ちを忘れない。
少なくともワタシが普段見ている利用者様達はいつも尊いと思う。
御食事が目の前に置かれると長い長い時間、手を合わせてから
箸を手にする。
廊下から見える太陽に向かって手を合わせる。
我々の顔を見つけると「いつもお世話になります」と声をかけて下さる。
自分は・・・・・死ぬ間際、周りの人に「ありがとう」と言えるだろうか。
およそ施設で利用者様が過ごす平均年数は4年。
我々が委託を受けてから6年。
ちょうど顔も名前もよく知っている利用者様が
亡くなる時期にさしかかっているのか。
無理な話だけれど
いつまでもいつまでも、お元気でいて欲しい。
普段は栄養価を考えた御食事を日替わりで提供し、食べていただく。
けれど最期くらいは好きなものを好きなだけ食べて旅立っていただきたい。
永遠の課題 「終末の御食事」
また叶わずに終わってしまうのかな・・・。
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内緒さま
励ましのお言葉ありがとうございます。
自己満足になってしまうかもしれませんが
「まだ何か出来る事があるのでは?」
と思ってしまうんですよね。
内緒さまのようにツラく大変な日々を経験してないので
そんな偉そうな事は言えませんが
この仕事は日々、学ぶ事が多いです…。
2010/7/6(火) 午後 11:01
ほのかさん
コメントありがとうございます!
とっても小さくて、クシャクシャの顔で笑う
可愛らしいおばあちゃんでした。
今もたくさんんの利用者さんがいますが
皆さんいつまでもお元気でいて欲しいです。
2013/9/3(火) 午前 11:56