伊那谷フィルムコミッションロケーションデータベース

東京から2時間30分、名古屋から2時間の信州伊那谷。東西にアルプス、昭和の雰囲気漂う商店街、懐かしい田舎の原風景をお届けします。

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前回の続きです。前回話は例の如しでリンク→ 「1」 「2」 「3」

 さて続き…。
 ロケハンを終えた監督一行は一路帰京されロケの打合せに。そして、制作会社の皆さんと僕等はスケジュールを綿密に打合せし、ロケに必要な手続きや民家を借りるお家の方などとの調整を行ないロケに向けた準備を進めます。
 撮影する地域の代表の方の同意や、地域住民の皆さんへの周知などは大変重要なことであり、撮影によって地域住民の生活への支障が出ないよう配慮しなければなりません。制作会社とともにFCも補助的な調整を行ないます。道路を使用する際の手続きや市役所などに提出する書類などもできる範囲でFCは仲介を行ないます。FCはそうした意味でも地域と制作会社とを結ぶ重要な役割を担っているものと感じます。
 
 撮影の1週間前頃から制作の皆さんは現場に入り、申請やら調整やら現場の掃除やらで大わらわ。撮影前日には美術さんなども現地入りし、現場に必要な小道具などの設置に入ります。

 まずこの「輪廻の村」でも重要な撮影シーンの墓場作り。いくつもの墓が据え付けられていきます。
 そして、この墓場には大変な作業が。撮影の1週間ほど前に制作の方から連絡が入り、墓場に青々とした木を一本植えたいとのこと。急遽、造園業者に依頼をかけることに。顔の効く地元の業者さんにお願いし何とか手配完了。これで墓場が完成です。何も無かった荒廃地が薄気味悪い墓場に変身し、ここで物語のクライマックスが!
 
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 スポーツ編集部の伊那市役所ロケは、市役所業務終了後、トラック内に山積みされた小道具の数々を搬入し、すっかり新聞社の編集部に様変わりさせました。
 伊那市役所では“整理・整頓・清掃・清潔・しつけ”の5S運動に取り組み、業務終了後の机の上には一切の書類などを置かずに常に整然とした職場となっています。しかし、この時ばかりはPCや雑誌、編集中の新聞などが机に雑然と並べられ逆5Sの様相でした。
 もちろん撮影は業務外の土曜日に行なわれ、実際の業務に支障の出ることのないよう配慮されていました。撮影終了後には美術さんやボランティアの市役所職員の手によって実施前の整然とした職場を取り戻しました。
 
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 美術を担当されている皆さんは撮影隊が来る前にその現場を作り、あたかもそこに墓場があったように、そこに電柱があったように、そこに公衆電話があったように作り上げ、撮影隊が現場に到着する頃には次の現場に移動し撮影シーンにあわせた現場を作り上げます。そして、前のシーンの撮影が終わると現場をバラす、それでいて撮影中の現場でもスモークなどの効果も行わなければならない。とにかく現場を行ったり来たり。しかし、効率的に現場間を移動し、とても無駄のない動きでした。
 
 番組内での放映時間は20分ほどですが、されど20分です。撮影に向けたスタッフの皆さんの熱意、情熱、近くにいてすごく感じました。常に高視聴率をとられている番組だけあってこだわりある力のはいった作品作りです。

 〜ロケは地域の皆さんの協力なくして成り立ちません。お近くでロケが行われる際には是非、ご協力ください!〜(つづく)
(三也マ)
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