伊那谷フィルムコミッションロケーションデータベース

東京から2時間30分、名古屋から2時間の信州伊那谷。東西にアルプス、昭和の雰囲気漂う商店街、懐かしい田舎の原風景をお届けします。

担当者日記

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前回の続きです。前回話は例の如しでリンク→ 「1」 「2」 「3」 「4」

 いよいよロケが始まります。
 実際のロケに入ると、決まった期間内での撮影ですので慌しく撮影が行なわれていきます。一つの撮影が終わるといっせいに次の現場へ、そして次の現場へと、早朝から夜遅くまで撮影は続けられました。
 撮影が終わってもホテルで打ち合わせ・・・。
 
 スタッフ・キャストの皆さんの体力は並大抵のものではありません。ほとんどのスタッフの皆さんがほぼ徹夜で1週間を過ごしたんではないでしょうか。ホントウに頭が下がりました。

 例の墓場はロケ中でも中心的なロケ現場となりました。
 撮影された墓場のシーンの中でも、主役の伊東美咲さんが墓穴に落とされて埋められてしまう!というお芝居は、まさに物語中のクライマックスとなり緊張感の中での撮影となりました。
 
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 エキストラも地元の皆さんや民家をお借りしたお家の方に出演していただき、地域と一体となって撮影に望みました。地域の皆さんも普段味わうことのできない撮影の様子や、なかなか見ることのできない役者さんのお芝居などを目の当たりにすることができ、とても良い経験ができたんじゃないかなぁと。

 撮影中はいろいろなことがおきて毎日がはらはらドキドキでしたが、無事クランクアップし、3月末日には「世にも奇妙な物語 春の特別編 〜輪廻の村〜」が放映され、放映当日にはFCメンバーにより、某焼肉屋さんの大画面のスクリーンで観賞しながら打ち上げを行いました。
 僕等の知る街並みや景色が、色鮮やかに美しく映像となって映し出され心打たれました。
 打ち上げ時にはサプライズ的に、この撮影でロケハンからクランクアップ、現場の片付けまで我々と一緒に協力し合った制作スタッフの方が、わざわざ東京からシークレットで駆けつけて来てくれました。ものすごい感動と同時に、こういうアグレッシブな感覚がモノづくりには必要なんだと…。

 エンドロールで「伊那市フィルムコミッション研究会」の名前も流れています。記念すべき作品となりました。

 そういえば、そろそろ「世にも奇妙な物語2010 春の特別編」の制作発表とかありそうな時期ですね。今年はどんな物語が展開されるんでしょう…。楽しみですね!

 〜この物語をお見逃しの方はDVDも出ていますので、是非ご覧ください。またすでに見られた方も伊那で撮影されたと思って見ると、また何か違うように見えるかもしれません。そして、伊那谷FCでは映画・ドラマの誘致により、地域の皆さんにも積極的にロケなどにも関わっていただければと考えています。ロケが地域活性化のツールになるべく活動を続けていきたいと思います。〜 (三也マ)

『世にも奇妙な物語 春の特別編「輪廻の村」』2009年3月30日フジテレビ系列で放映
【キャスト】
・原田夕奈:伊東美咲  ・麻紀:森下千里 ・コノハ:日向ななみ ・村長:山谷初男
【ストーリーテラー】タモリ
【スタッフ】
・脚本:中村樹基  ・監督:都築淳一
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前回の続きです。前回話は例の如しでリンク→ 「1」 「2」 「3」

 さて続き…。
 ロケハンを終えた監督一行は一路帰京されロケの打合せに。そして、制作会社の皆さんと僕等はスケジュールを綿密に打合せし、ロケに必要な手続きや民家を借りるお家の方などとの調整を行ないロケに向けた準備を進めます。
 撮影する地域の代表の方の同意や、地域住民の皆さんへの周知などは大変重要なことであり、撮影によって地域住民の生活への支障が出ないよう配慮しなければなりません。制作会社とともにFCも補助的な調整を行ないます。道路を使用する際の手続きや市役所などに提出する書類などもできる範囲でFCは仲介を行ないます。FCはそうした意味でも地域と制作会社とを結ぶ重要な役割を担っているものと感じます。
 
 撮影の1週間前頃から制作の皆さんは現場に入り、申請やら調整やら現場の掃除やらで大わらわ。撮影前日には美術さんなども現地入りし、現場に必要な小道具などの設置に入ります。

 まずこの「輪廻の村」でも重要な撮影シーンの墓場作り。いくつもの墓が据え付けられていきます。
 そして、この墓場には大変な作業が。撮影の1週間ほど前に制作の方から連絡が入り、墓場に青々とした木を一本植えたいとのこと。急遽、造園業者に依頼をかけることに。顔の効く地元の業者さんにお願いし何とか手配完了。これで墓場が完成です。何も無かった荒廃地が薄気味悪い墓場に変身し、ここで物語のクライマックスが!
 
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 スポーツ編集部の伊那市役所ロケは、市役所業務終了後、トラック内に山積みされた小道具の数々を搬入し、すっかり新聞社の編集部に様変わりさせました。
 伊那市役所では“整理・整頓・清掃・清潔・しつけ”の5S運動に取り組み、業務終了後の机の上には一切の書類などを置かずに常に整然とした職場となっています。しかし、この時ばかりはPCや雑誌、編集中の新聞などが机に雑然と並べられ逆5Sの様相でした。
 もちろん撮影は業務外の土曜日に行なわれ、実際の業務に支障の出ることのないよう配慮されていました。撮影終了後には美術さんやボランティアの市役所職員の手によって実施前の整然とした職場を取り戻しました。
 
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 美術を担当されている皆さんは撮影隊が来る前にその現場を作り、あたかもそこに墓場があったように、そこに電柱があったように、そこに公衆電話があったように作り上げ、撮影隊が現場に到着する頃には次の現場に移動し撮影シーンにあわせた現場を作り上げます。そして、前のシーンの撮影が終わると現場をバラす、それでいて撮影中の現場でもスモークなどの効果も行わなければならない。とにかく現場を行ったり来たり。しかし、効率的に現場間を移動し、とても無駄のない動きでした。
 
 番組内での放映時間は20分ほどですが、されど20分です。撮影に向けたスタッフの皆さんの熱意、情熱、近くにいてすごく感じました。常に高視聴率をとられている番組だけあってこだわりある力のはいった作品作りです。

 〜ロケは地域の皆さんの協力なくして成り立ちません。お近くでロケが行われる際には是非、ご協力ください!〜(つづく)
(三也マ)
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第1話、第2話へはこちら。「1」 「2」
 
 宿題となっている村全体の実景・・・、簡単なようでけっこう難しい場所です。主に高遠町を中心に監督ロケハンが行なわれていますので、ロケ時の移動などを考えるとできるだけ集中した場所に撮影場所があることが好ましく、特にテレビドラマのロケはタイトな日程の中での撮影なので移動時間をなるべく抑えたいのが正直なところです。無い知恵を絞って考えましたがなかなか・・・。

 この時、木木氏から「あそこは・・・」とポツリ。木木氏とは、我がFCの中でも主に飲み会の幹事を任せられることが多く、またエキストラ出演をこよなく愛し幾多の映画のチョイ役に出演しています。普段は別として重要な案件で底知れぬパワーを発揮する頼りになる男です。

 僕と木木氏は車に乗り込みさっそく現場へ。あたりは夕暮れに沈み、はっきり現場が見えません。しかし、多すぎず少なすぎず古めの民家がポンポンと並び、この町並み全体を見渡すことができる場所。きっと気に入ってくれる場所だ。やっと見つけたという言い得ぬ安堵感。全ての撮影場所への準備は整いました。

 さあ来い、メインロケハン!

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 この監督ロケハンから翌々日くらいでしたか、担当者の方より『ロケ地は伊那で決定!オール伊那ロケ敢行!!2日後にメインロケハン!!!』の報。
 キタァァァァー・・・!いよいよ忙しくなります。
 
 メインロケハンは2日間に渡って敢行されました。ここでは主に撮影される場所のカメラや照明の位置、美術さんが現場に必要な小道具などを併せて打合せしながらロケハンが行なわれます。このときは台本一つで各セクションチーフが物語の世界観を演出していく様子などを間近で見ることができ感動しました。
 
 いよいよ、宿題で出されていた村全体を見渡す実景を監督に案内です。何も言わずに村を見下ろす監督の口からは、「家の数も雰囲気もいい、何より屋根の赤や青色のトタンの色がいいね」と。肩の荷が下りました。監督から気に入ってもらい一発OK。木木氏、改心のお手柄です。何度も言いますが普段は別として重要な案件で底知れぬパワーを発揮する男です。
 そして、この場所が世にも奇妙な物語の鈴音村こと「輪廻の村」となるわけです。

〜ロケ地に決まることはFCにとって至福の喜びの瞬間です。
 なぜなら地域を映像として後世まで残すことができます。伊那谷の美しさは後世に伝えたい宝です。〜(つづく)
(三也マ)
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 前回の続きです。前回はこちらより。

 さて担当者とのプレロケハンです。担当者はこちらの提示する場所を丁寧に洩れなく写真におさめ、分からないことや疑問をドンドンぶつけてきます。
 今回のロケハンでは高遠町のある地区がイメージに合うのではないかという事で高遠町を中心にロケハンを行ないました。お寺や神社、高遠閣、小学校の旧分校、そして民家を数軒、一通りのロケハンを終え、担当者はその日のうちに東京に戻り、早速、撮った写真などで監督と打合せ、その翌々日には監督ロケハンが実施されることになりました。この間、最初のコンタクトから数日しかたっていませんが急ピッチに話が進みました。
 台本も準備稿から更に書き直しが加わり、内容も少しずつ完成形に近づいていきます。これに併せて、他の撮影場所を用意する必要も出てきました。

 そして、いよいよ監督ロケハンが始まります。
 当初、僕等が描いたイメージの監督さんより若く、とにかく一挙手一投足がかっこいいんです。ロケハン中は我々に非常に丁寧に接していただきました。が、チーフ助監督さんに声を荒げることもあり、一つの作品を作ろうとする真剣な眼差しを垣間見ました。
 田舎の町並み、古い民家を数軒、監督さんの希望する小さめな神社や古い木造校舎など、丸一日を使って一通りの場所を見て歩き、監督さんにはとても伊那を気に入っていただくことができました。
 こういうときに地元に強い職員がいると頼りになります。そういう職員のつてもあり、数ある古い民家の中でも選りすぐれの民家を紹介することができました。お家の方もとっても良い方ばかりでお茶を出してくれたり、食べきれないほどのお菓子を出してくれたり!寒くてはいけないと早くから囲炉裏に火を入れてお家を暖めておいてくれたり!!田舎と古民家が舞台のロケなら伊那にかぎります!一緒に暖かい人情もお届けできます。
 
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 この物語は田舎の村が舞台でしたが、スポーツ新聞社の編集部も登場します。新聞社編集部といえば都内のビル内にあるものだとイメージしていたものですから、この撮影は都内で撮影するとばかり思っていました。が、このシーンについても伊那で撮れる場所はないか、急遽、ロケハンです。結果、伊那市役所内の一室で使えそうだ、ということで撮影候補地の一つに加わりました。
 1日走り回り、夕刻ごろ、監督さんたちは他にオファーを出しているFCロケハンのため次の撮影候補地に向われました。その際、村全体を見渡せる場所などいくつかの宿題も貰いました。僕等はこのロケハンに手応えを感じつつも、まだ気は抜けないともう一度気合を入れなおして宿題のロケ場所探しに奔走しました。

 担当者からは、この後、最終的に撮影地として決定した場所でメインロケハンをすることになると連絡がありました。メインロケハンは監督さんのほか、カメラ・照明・美術など各セクションチーフの皆さんによるロケハンです。
 素材はいくらでもあると自負する僕等でしたが、実際に監督さんとお話をして物語のイメージがおぼろげにも見えてくると、なかなかピタッとくるロケ場所が思いつかないもんです。田舎の村全体が見渡せる実景は、この物語のタイトルバックにも使われ、主人公が最初にこの村に訪れる時に使われる非常に重要なポイントになる場所。この実景が、この物語全体の村のイメージを決めると言ってもいいかもしれません。時間が無い・・・。

〜ロケ地に選ばれるためにはロケの素材をクイックレスポンスで制作会社に伝えることが大切です。
 その時のために常に資料をストックしておく必要があります。そんな時のために地道に素材集めに奔走しております。〜(つづく)
(三也マ)
 ちょうど1年前の2月から3月のお話です。
 このとき、実は伊那市内で『世にも奇妙な物語』のロケが行われていました。
 世にも奇妙な物語といえば、高視聴率で現在は春と秋の改編時期に特番が放映されています。こんな人気番組も実は伊那で撮影されていたんです。
 このときのお話です・・・。

 僕等、伊那谷FCは、まだ、その名をフィルムコミッション研究会とし、FCの必要性について調査研究を行ない、どのように活動していくかを模索していました。
 伊那市、そして伊那谷には東に南アルプス、西に中央アルプス、天竜川や三峰川沿いに平地が広がり河岸段丘も見られ、四季折々に変わる自然が豊かに残っています。地域には特色のある伝統文化が継承され、高遠藩藩校「進徳館」に象徴される教育的なDNA、サムライのDNAが脈々と受け継がれています。
 一方で飲み屋さんの数は、人口比で全国2番目とか3番目とか、とにかく5本の指に入るとか。これは昭和30年代に高遠ダム、美和ダムが連続して造られ、その時全国からたくさんの労働者の皆さんが集まり伊那市歓楽街に繰り出ていたことから、なんて聞いています。こんなことから昭和の雰囲気を持つ歓楽街というか飲み屋さんというか商店街というかが各地に残ります。そして農村部に目を向けると萱葺きで囲炉裏の残る古民家などが多数散見しています。
 こんなに素晴らしいロケーションがたくさん残っているのに、これを使わない手ってなくねぇか、んでもってロケの数って少なくねぇか・・・、と疑問に感じていた人間、伊那の持つロケーションという地域資源を地域の活性化に考える人間、そんな人間たちが集まってFC研究会を作り、その可能性について議論していました。 

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 この時、ある制作会社より1枚のFAXが入りました。 
 ロケ地を探している…。探している物件は、田舎、古い民家、神社、木造校舎etc…。
 思いました。まんま伊那市にあるものでイケルではないですかっ!
 遅れて台本の準備稿がFAXで入ります。台詞と要所要所の場面設定しか書かれていませんが想像力を書きたてられます。この場面にここを、この神社はあの神社…。シナリオにあわせて我が町をパズルのように組み合わせて物語を描く。これこそフィルムコミッションの醍醐味。。。
 さっそくストックしてある写真と資料を送り制作担当者からの連絡が入り、翌日には担当者によるプレロケーションハンティングを敢行です。ロケーションハンティングとは映画やドラマなどで屋外のロケ地を探すことで、脚本や台本などから撮影されるシーンにあった場所を探すことです。略してロケハン。

〜ロケハン話は第2話で・・・。
みなさんも、あのドラマは伊那、あるいはご自身のお近くのあの場所でも撮影できたんじゃないのって思うことってないですか?・・・・〜 (つづく)
(三也マ)

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