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| ( A difficult youglet NO1 )こんな夜には眠れない・・・・。28センチの狭い空間の中で時は流れ、頭の中でシチュウの具の様に物事が動き回る。 |
| 「ブロッコリー」と言う名の正義が視床下部の窪みにゆっくりと銃を突きつけ、 |
| 「にんじん」と言う名の悪魔が、尤もらしい理屈をせかせかと脳に問いかけ・・・、 |
「たまねぎ」と言う名の天使がその間を駆け抜けて、全ての物事をまったりと落ち着かせようとしている・・・・・・、
| | 今、まさに、 |
| パニックだ・・・。 |
| 余談だが、僕は人参が結構好きだ。くそったれな脳味噌とは対照的に心の中は妙に落ち着いている。何故だろう・・・、信じられないくらい震えていた手の震えはやがて止み、今、胸の鼓動はナチスドイツの兵隊達が足並みそろえて歩行する時の様に、しっかり、 |
| ドッ、ドッ、ドッ、 |
| と音を立てながら時の過ぐ様を僕に伝えてくれた。それは確か12時の鐘が鳴った時の事だった。目をゆっくり開けると、一匹の埃が目の前を飛んでいたんだ。窓から溢れ出る月明かりを逆光に浴び、青白く輝かせる羽をゆらゆらと微妙に揺らしながら踊っている埃は本当に美しかったんだ。その埃を目でゆっくりと追っているうちに鼓動の病気が治ったのだろう。多くの人達は落ち着くと色々な物事を頭の中で考えてしまうが、その物事に対する正義と悪との戦いこそが |
| 「冷静に物事を考える」 |
| という事かもしれない。 |
| そう、俺は、冷静だったんだ・・・。 |
| そして、天使な「たまねぎ」がとろけだし、透き通る羽を真っ白なスープに休ませ、正義な「ブロッコリー」がそのスープの中から少しだけ顔を覗かせ、悪魔な「にんじん」が沈み始めたオリジナルブレインシチュウが出来た頃、突然涙が溢れ出てきたんだ。夜露に濡れる平安な森の都を思い起こさせる様な物じゃない 、溢れ出てくるんだ・・・・。僕には全く分からないまま悪魔のささやきをこの涙に感じ取っていた。 |
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