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アメリカでの文書伝道と練成
デーヴィス 第一に文書伝道です。それは、自分は今までに十六冊の本を書いて、また一冊作りましたけれども、自分は二万人のリストを持っていて、その人たちに手紙で、本ができると知らせるというやり方、それから、ユニティ教会とか、リリジャス・サイエンスという教会を経由してそこで本を頒布する、といった形をとって、まず文書伝道による布教をしています。
いま自分の本で外国語に翻訳されているのは十四冊で、日本語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、フランス語などに訳されて真理を伝えています。
そのほかには、雑誌による布教をやっています。それは、TRUTH JOURNALという月刊雑誌で、八千部出しています。そのうち四百部は、光明思想系の牧師に無料で進呈しています。そうしていろいろな方にこの真理を伝えているわけです。
そのほかには、トレーニング・スクール(練成道場)を持って、練成指導をしています。世界中から、その練成を受けに人々がやってきます。二百人は収容できる練成道場です。
そして、そこでの練成の講話を録音テープにとって、必要な方々にすぐテープを送るということによる布教もしています。
なお、自分のところには印刷所があり、自分の著書や、同じような思想をもった他の著者の本を印刷して、出版しているのです。
森田 そういった形で人々は、活字や講演される真理のコトバによって、真理、実相を知ることができると思うんですが、さらにわれわれの真の自覚ということについては、瞑想が非常に大きな位置を占めていると思うんですけれども、私たちは"神想観"を先生から教わっておりますが、デーヴィスさんの瞑想のしかたというのはどういうものなんですか。
デーヴィス 私たちは瞑想を二つのレベルで考えています。まず入門的なもので、一般の人を対象にして、これは気持ちをリラックスさせるということで、静かに瞑目して坐って呼吸を静かにするというものです。
もっと上級の場合は、この宇宙を流れる永遠の声というか、宇宙のリズムに対する瞑想ということをやっています。本当に心を静めて、実相と一体になるーーこういった体験を通して、魂の目覚める方法をやっているのです。
それから、これは特殊な人に対してですけど、ヨガの伝統にあるやり方で、体の底部にあるところの霊的なエネルギーをよびおこして、それが全身を流れてあふれ出る、というヨガの伝統に従った瞑想法を教えています。
また、瞑想を通してもっと具体的な実践的な人生の生き方、つまり積極的にものを考えたり、常に明るい生活をするといったようなことも同時に教えています。
森田 そうですか。ところで、デーヴィスさんのところに救いを求めてくる方々は、どういった問題をかかえている人がいちばん多いのでしょう。
人間とは何か?を学ぶ
デーヴィス まあ、初めて来る人はいろいろな好奇心で、実際に自分が求めているものは何であるかということがわからないで来る方が多いんです。そういう人たちに、本当の人間とは何であるかということを教えて、心の平安、心が澄み切って目覚めるということを教えるわけです。
そして、私は瞑想しているときに何か物が見えるとか、そういった異常体験などには関心を強く持たないで、本当の実在、実相と一体になるというところを目指して教えているわけです。
森田 なるほど。それは非常によいあり方だと思います。デーヴィスさんの主宰されている、真理を学ぶクラスを写真で見ますと、若い人たちも結構多いですね。この若い人たちは、とりわけ何を求めて来ているのでしょうか。
デーヴィス 若い人たちは、人生の目的を求めて来ている方が多いし、また心の安らぎを求めるという方が多いようです。私のところには二十代、三十代、また十代の人々も来ていますが、アメリカではご承知のように、麻薬を飲むという悪い習慣があって、その悪習慣から離れて瞑想を求める、という
人たちもあります。
それから、自然食というもの対する関心なんかも、若い人たちの中に出てきています。
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