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復活しました。

たぬき

学生時代に「となりのトトロ」を見たとき、何が面白いのかわからなかった。
でも時を経て、今、子供と一緒に見ると、すごく面白いと思う。


 昭和一桁生まれの父は、幽霊や霊魂の存在を頭から信じていなかった。
「そんなものがいるなら一度くらい見てるはずだ。」

 そんな父が子供の頃、相撲大会の帰りにタヌキに化かされた話を、いつも楽しそうに語っていた。
「相撲大会が終わって夜一人で歩いていたらな、道の向こうのほうから、提灯がカランコロンとやってきて、目の前まで来ると、ぱっと消えて、また道の向こうからカランコロンとやってくるんだよ。怖くて仕方がないから、目の前でぱっと消えた瞬間に一目散に家まで走っていって、『おっかさん今タヌキのやろうが!』と言って、表に出てみたら、もう何もいなかったんだよ。」

 小学生の私は、「なんで、幽霊信じないのに、タヌキが化かすのは信じられるんだよ。」と心の中で突っ込みながらその話を聞いていた。

 でも、「となりのトトロ」を面白いと思える今ならわかる。

 父にとって、タヌキが化かすのは超自然現象ではなく、もっと、日常のかたわらにあったことなんだ。

 「となりのトトロ」の味わいは、トトロをリアルと感じられるかどうかにかかっている気がする。

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虫たち

ゴキブリが出た。
 毛虫は素手で平気でつぶす妻もゴキブリは苦手みたいだ。

 自慢じゃないが私だって苦手だ。
 何でって、あのすばやさがいやなんだ。

 彼らは特に害となることは何もしない。そんなに不潔というわけでもない。だから、もし彼らが、歴史の中であのすばやい動きを身につけなければ、きっと私は彼らに、もう少し暖かい視線を持つことができたに違いない。

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みかん

袋いっぱいのみかんをいただいた。
子供たちも私もみかんが大好きだ。

でも、子供が選ぶみかんと私が選ぶみかんは少し違うようだ。

私は皮が薄くて甘そうなみかんを選び、長男は皮が厚くて(私から見れば)酸っぱそうなみかんを選ぶ。

世の中はうまくできてるなと思う。

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タブレット

自宅のパソコンは発売から10年以上経過した頑張りやさんなので、捨てられないもののひとつだ。

でも、あんまり評判がいいので、GoogleのNexus7を買ってしまった。
よくわかんない部分は多いけれど、とりあえず、こたつにはいったまま使えるのはありがたい。

しばらくはこれを使うことになりそうだ。

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稽古場

 かれこれ10年近く稽古に使わせてもらっている公民館は、木造平屋建ての古い建物だ。ゴキブリなんかも平気で出てくる。

 この建物には小さな舞台がある。そしてその反対側の壁の裏側には不思議な中2階がある。
 地元の人によれば、この中2階は、この公民館で旅芸人の芝居が行われていた際、照明をあてるためのスペースだったらしい。今は照明を当てるために空いていた穴がふさがれて、その中2階は、不思議な物置になっている。

 体操と発声練習をしながら、この話を思い返していた。

「この公民館のあたたかい思いに守られて、私たちはここで稽古が出来ている。」
 そんな感覚がわいてきた。

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