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第88回全国高校サッカー選手権大会 準決勝 @ 国立
青森山田高等学校(青森) vs 関西大学第一高等学校(大阪)
2 − 2
P K 3 − 2
≪得点≫青森山田:野間涼太、椎名伸志
関大一:久保綾祐、井村一貴
名将・黒田剛監督が率い、U−17日本代表柴崎岳、同U−18椎名のダブルボランチを擁する青森山田。
青森山田中から育った選手たちと、FW野間のようなサッカー留学の選手が高いレベルで融合している。
一方、関大一には年代別日本代表選手はいないが、
ガンバ大阪やセレッソ大阪などクラブチーム出身者が多数おり、
裏打ちされた技術、セットプレーに加え、“月まで走る”豊富な運動量を武器に一躍脚光を浴びる存在に。
立ち上がりから共にチャンスをつかみ、ゴール前の攻防が多い。
特に関大一に決定機が度々訪れるが、青森山田GK櫛引政敏が好セーブを連発し、紙一重で凌ぐ。
前半30分、関大一の守りの要・小谷祐喜がペナルティエリア内でスライディング、ファールを取られPKに。
青森山田は野間が落ち着いて決め、先制点を奪う。重要な先制点が意外な形で入った。
前半39分、関大一の中盤でのパスミスをカットした椎名がドリブルで前進。
右サイドに出したスルーパスは相手DFに当たり、こぼれる。そのボールを左足で柔らかいループシュート。
スルーパスを警戒し前に出ていたGKを越え、サイドネットに吸い込まれた。度肝を抜かれる鮮やかなプレー。
前半43分、今大会得点も挙げている関大一・濱野友旗が負傷退場。スーパーサブ井村が投入される。
2点をリードされる苦しい試合展開の中、予想外の選手交代を強いられる厳しい状態で後半へ。
後半に入り膠着状態だったが、8分、関大一は三浦陽平に代え、浅井哲平を投入。
前半投入されていた井村を1列上げ、2トップへ変更したようだ。
関大一は今まで見た中で最も形が作れておらず、青森山田の素早いプレスに苦しんでいる。
青森山田は柴崎、椎名のダブルボランチを軸に安定。
ずっと一緒にプレーしている選手が多く、互いに理解し合っており、連動性が非常に高い。
青森山田が2枚入れ替え、後半30分すぎ、関大一は最後のカードを切る。
水田優輝を小畑善孝に。DFを1枚減らし、FWを入れる。3バックに変更したようだ。
関大一はセカンドボールを拾えるようになってきたが、青森山田の守備を崩しきれない。
後半44分、波状攻撃を仕掛ける関大一は1点を返す。
こぼれ球を拾ったエース久保(綾)が左足を振り抜き、ネットを揺らした。
残り時間がほとんどなくなった後半ロスタイムにドラマが。
関大一、ハーフウェー付近からのFK。キーパーの樫根啓人がゴール前にロングボールを入れる。
混戦のこぼれ球に反応したスーパーサブ井村が左足でシュート。ボールはサイドネットに突き刺さった。
まさか、あの時間から同点になると思わなかった。
関大一の諦めない姿勢が、堅かった青森山田の守りを打ち破った。
延長戦がなくすぐPK戦が行なわれるが、対照的な両チームの心理状態が結果にどう影響するか。
青森山田 ○×○○× 3
関大一 ××○○× 2
度々好セーブを見せていた両ゴールキーパーがPK戦の主役だった。
4本目を終え、青森山田・櫛引が2本、関大一・樫根が1本ストップ。
決めれば勝ちだった青森山田だが、5本目を外し、再び土壇場で関大一が生き残ったかと思われた。
迎えた関大一の5人目も櫛引がストップ。結局3本止め、ヒーローになった。
サッカーのおもしろさ、怖さ、残酷さ。。。いろいろなモノが詰まった試合だった。
最後のキッカーは号泣していたが、
府予選から素晴らしいプレーを見せてくれていたことは色褪せないし、何よりまだ2年生。
ベンチ、スタンドで見つめていた選手たちも含め、
この経験を糧にして、来年この舞台で成長した姿を見せて欲しいと思う。
山梨学院大学附属と青森山田の決勝戦も楽しみだ。
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はじめまして。
いい試合でしたー。
トラックバックします。
2010/1/9(土) 午後 6:23 [ aries ]
>ariesさん
はじめまして。ご訪問&カキコミ&トラバありがとうございます。
良い試合でしたねぇ。
あんなストーリー、誰も描けないですね。。。
決勝も楽しみです。
2010/1/9(土) 午後 10:09