刀を磨く 〜"Make A Difference"

プロフェッショナル・コンサルタントによる経営学を駆使した知的生産性向上のためのブログ。

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さて、クリームパンダのToBeモデル、
すなわち「あるべき姿」の話に進もう。

クリームパンダのプロフィールには、「アンパンマンに あこがれている」とあった。
つまり彼はアンパンマンに憧憬心を抱いている。

憧れるのはよい。
しかし、「憧れの的」をToBeに据えてしまうと、現状との乖離が大きすぎて
実現可能性が低くなる。
いわば、絵に描いた餅、画餅である。
イメージ 2


























画餅を描くコンサルタントは、信用されない。
クライアントも「それができるなら、とっくにやってるよ」となる。
教科書どおりに物事が進むのなら、誰も苦労しない。
それができないから、報酬を払ってまでコンサルに依頼するのだ。

だから教科書チックな提案というのは、実務ではほぼ無価値である。
そういうものが役に立った試しがない。

教科書的な知識はプロとして最低限身につけておくべきだが、
そのまま使えるということは、まずない。

それは、運転免許における座学と、実際の運転と同じ関係である。
標識や交通ルールについては、当然知っておくべきである。
しかし実際の道路は、教科書どおりではない。

見えにくい一方通行の標識。
教科書には載っていない、五叉路。
難易度の高い合流。
不意を突く追い越し。
突拍子もない子どもの飛び出し。
悪意ある者による煽り。
などなど、枚挙に暇がない。

教科書を知ってます、と声高に叫ぶことは、実際の運転では何の意味もない。
そんなものは、知っていて当然、知らないほうがビックリなのである。
それをふまえて、実際に交通規則に則り、安全に運転できなければ仕方がない。
ビジネスの現場もこれと全く同じである。

したがって、クライアントの実態に即さない、教科書どおりの解決策など意味がない。
クライアントにとって実現可能性の低いものは、現場では何の役にも立たない。
無意味・無価値である。

今回のケースでいえば、ToBeモデルを「アンパンマンのようになる」と安易に
設定することが画餅にあたる。

そんなことなら私がコンサルするまでもなく、
クリームパンダに「おまえもアンパンマン見習って頑張れよ」と言えばよい。

クリームパンダは性格が良いから、それでもきっと
「わかりました。頑張ります!」
というだろう。

しかしおそらく、空回りして余計にパフォーマンスが落ちること必至だ。

気合いや意気込みというのは大事だ。
それは否定しない。
しかしそれは、思い切り具体的な行動レベルまで落ちてからの話だ。

「アンパンマン見習って頑張れよ」と言われて、
では具体的にいまから、何を、いつまでに、どのようにすればよいのか全く分からない。

つまり、行動できない。
したがって前に進めない。
ゆえに、決して「アンパンマンのようになる」という彼の夢は実現しないのである。

私は、「アンパンマン見習って頑張れよ」と掛け声だけをかけるような、
そんなショボイ仕事をするわけにはいかないのだ。

私を信頼してコンサルを依頼してくれた、アンパンマンチームみんなのために。

イメージ 1






















(続く)

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