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50代、医師です。「新型インフルエンザから家族を守ろう」というサイトを運営していて、ここはそのブログ版です。 ●基礎知識と対策を、信頼性の高い情報に基づいて、実践的にわかりやすくまとめています。 ●20世紀に3回発生した新型インフルでは、数千万人の被害者が出ました。予測される災害に、今することは何? 備蓄? ワクチン? 違います。 ●一番大切なのは、知り、自分で考え、人と相談することです。 ●ご意見お待ちします。
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2008年02月19日
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新型インフルエンザは、日本だけではなく、世界中に一斉に危機が訪れます。しかし、準備のできる先進国はいい方で、余裕のない途上国の被害は甚大なものとなるでしょう。社会を担う働き盛りの人が次々と倒れ、多くの孤児が残され、生産性は低下して貧困は悪化し、その後長期に渡り社会も経済も停滞するでしょう。そしてパンデミック後の世界的不況で、さらに体力を奪われるでしょう。 インドネシアは「先進国は儲けた上に自分たちの身しか守らない。途上国は奪われるだけだ」と怒ってウイルスの提供を拒んでいました。自分がインドネシア人だと思って世界を眺めてみると、もっともだなあと思います。 日本は先進国で、お金も技術もあります。世界のために、日本ができることがあると思います。たとえば… ○先進国で分担し、途上国の分のタミフルとプレパンデミックワクチンを備蓄 ○国際的初期封じ込め用の拠点建設(米国はタイに鳥インフル対策用品備蓄センターを設立、直近情報3月26日より) ○鳥インフルエンザに感染した鶏の殺処分時の、鶏の補償金への資金援助 ○バングラデシュなど、監視体制ができていない国へのシステム構築・啓蒙促進のための援助 ○米国とカナダは、パンデミックワクチンの自国分を生産終了後、フル生産で作り続けて途上国へ送るでしょう。日本も、できるはずです。 ○長期的には、貧困・格差の是正 これくらいは、できるんじゃないかしら。 「国内の対策がまだなのに海外の事なんて…」と思う方もいるでしょう。でも、自分だけ助かればいい、ってわけに行かないんです、新型インフルエンザは。できるだけたくさんの人が助かることが、自分や家族を守ることにもなるんです。 首相や議員、政党等にメールを書く時、ひと言付け加えてみませんか。 追記(5月4日) 勤務医さんのブログ(下記トラバ)によると、民間では既にやってるとこがあります。 新潟大:インフルエンザ調査、空白地帯のミャンマーを支援(新潟毎日) ミャンマーのインフルエンザ研究拠点形成プロジェクト 新潟大学分子細胞病理学の内藤眞教授のお力です。 ちなみに、新潟大では公衆衛生学の鈴木宏教授も、鳥インフルの研究を進めています。 |
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