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(写真1) イスタンブール ガソリンスタンド (写真2) ルメリヒサールから第2ボスフォラス大橋を見る (写真3) タクシム広場 (写真4) バスのチケット(20万トルコリラ!) オルタキョイに着くと、頭上に巨大な第1ボスフォラス大橋が見える。 黒海からマルマラ海に通ずるボスフォラス海峡を跨ぐボスフォラス大橋は2つあり、この第1大橋と、さらに黒海側に第2大橋が掛かっている。 ボスフォラス海峡はアジアとヨーロッパを分かつ海でもある。 この橋を歩いて渡ってみたい。 だが橋の高さまで上るのはとても歩いては無理であろう。 当てもなく第2大橋方面に歩いていると、日本人に声を掛けられる。 「どちらまで行くのですか?」 「ボスフォラス大橋を歩いて渡ってみたいのですが」 「人は歩けません」 「そうなのですか」 やはりあきらめるしかないようだ。 「できればアジアサイドに渡ってみたいのですが」 「ならば、もう少し先に港がありますから、そこまで車でお送りしますよ」 「ありがとうございます」 彼は、日本からイスタンブールに3年間の予定で駐在する駐在員であった。 すでに2年半こちらにいるのであと半年で駐在生活を終えられるということだ。 彼の話によると、トルコの景気が低迷して相当減ってはいるがそれでもトルコには600人の日本人駐在員がいるというのだ。 ずっと疑問に思っていたことを聞いてみた。 トルコ人は職場でお祈りするのか。 トルコ人はイスラム教徒ではあるが、それほど熱心ではないらしい。 お祈りしたり断食するような熱心なイスラム教徒は1%いないだろうし、イスラムで禁じている酒が大好きなのだそうだ。 「僕がイスタンブールで一番好きな場所にご案内しましょう」 洗車、ガソリン補給、タイヤの空気圧のチェックを終えた彼のアウディーに乗せてもらい連れていってくれたのが、第2ボスフォラス大橋に近い、ルメリヒサールという要塞であった。 高台になっており、橋、海峡、アジアサイドが一望できる。 「ここにくるとほっとするんですよ。港は少し戻ったところにあります。それでは良い旅を」 彼は去っていった。 気持ちのいい人だった。 ひょっとすると、私より5歳くらい若いかもしれない。 どこの会社に属しているか聞かなかったが、ブリジストンとかそういった車関係の会社に勤めているのではないかと思われた。 同行のKが失礼とも思えることを言う 「2年も日本から離れていると言葉がおかしくなるんだね」 気づかなかった。 ひたすらありがたがっていた自分では注目しないようなそういう視点が、Kの面白いところだ。 ルメリヒサールからの眺めは最高だった。 大橋の下を大型の貨物船が通過する様は圧巻であった。 夜来るのも良いかもしれない。 そろそろ帰りの時間が気になってきた。 教えられた港はよくわからなかった。 というよりも小型の港がたくさんあって、アジアサイド行きの船が出ているのかどうかよくわからないのだ。 船のタクシーを見つけ、アジアサイドのユスキュダルまでいくらか聞いてみたら、日本円で4000円位と答える。 高い。 断念しよう、そして空港に行こう。 ベベックというところまで歩き、バス停を見つける。 イスタンブールのバスは現金では乗れず、あらかじめ切符を買わなければならない。 タクシム広場のように大きなバス停では、切符売り場はすぐわかるのだが、ベベックには切符売り場が見あたらない。 うろうろしていると、トルコ人の男に声を掛けられる。 「どうしましたか」 「切符を買いたいのですが」 「彼から買いなさい」 ミカン箱のような台で、お菓子やたばこを売るおじさんが切符も売るらしい。 このような人から買うと、本来20万トルコリラの切符が25万トルコリラと割高になるのではあるが、これしか選択肢はないのである。 タクシム広場行きのバスも教えてもらい乗り込む。 親切なトルコの男は、昔オーストリアに行っていたことがあり、そこで英語を身につけたと言っていた。 トルコ人には英語のできる人が少なく、幸運であった。 (つづく)
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2007年03月31日
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