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(写真1) 第3トンネル 入り口 トンネル内や、建物内の撮影は禁止されていたため、これ以外の写真はない。 ●7日目(1月5日)。 今日は待ちに待った板門店ツアーの日である。 ロッテホテルの新館で待機する。 ホテルの灰皿に、直径約6mmくらいではないかと思われる、極細のタバコが捨てられており面白い。 9:30。出発のためバスに乗るが、雪のため板門店ツアー中止の連絡が入る。 希望者に、板門店に近い第3トンネルという北朝鮮南進のための秘密トンネルへのツアーへの振り替えが行われた。 差額の10000ウォンは返却された。 私はこれに参加することにする。 1時間遅れで出発。 ツアー参加者はほとんどが若い日本人で、一組だけ米国人と思われるカップルが含まれていた。 途中、韓国軍兵士によるパスポートチェックがある。 いよいよDMZ(非武装地帯)に入るようだ。 軍人が守る鉄門を通過し、国連のシャトルバス(UNのマークが入っている)に乗り換える。 まずたどり着いたのが軍の食堂。 バイキング方式で、適当なテーブルで食べる。 ツアー客の米国人らしき人は駐留米軍兵士と親しげに話をしている。 食事が終わると連れて行かれたのが展望台で、まずそこで映画を見せられる。 第三トンネルが北朝鮮によるものであることを証明するような内容のもので、日本語での説明であったが、非常におどろおどろしい口調で楽しめた。 太平洋戦争当時の日本の戦争ニュース映画を想像していただければよい。 映画が終わると展望台に案内される。 展望台スペースはガラス張りになっており正面に北朝鮮の開城(ケソン)の街が一望できる。 コイン式の双眼鏡が並んでおり、我先にそれにかじりつく。 開城は大きな街でビルも建っている。 そのなかでもひときわ高い塔が建っているが、それは、韓国の放送が国内に入り込まないよう妨害電波が出されているのだそうだ。 また奥には金日成の像が建っているらしいがそれを見つけることはできなかった。 手前のほうはDMZでありその中心を国境が走る。 北朝鮮の農民と思われる人が歩いている。 右側には板門店が見える。 次は第三トンネルである。 まず、トンネルの前で軍人が説明をしてくれるのだが。 日本語で「ようこそいらっしゃいました。まことにありがとうございます。」といわれる。 軍人から礼を言われる状況でもないと思われるのだが、案外観光地としての収益が還元される仕組みがあるのかもしれない。 トンネルは上下左右2m位の狭いもので、これでは小火器を持って通るのがやっとであろう。 内側に時々黒い塗装が施され、掘削のためのダイナマイトの差し込み穴が残っている。 北側の突き当たりは韓国人の手でバリケードとなる壁が施されている。 現在、このような北の南進用のトンネルは4つ発見されており、フランスの情報では、発見されていないものを含めると全部で20ほどあるのだそうだ。 北朝鮮が犯人とされる数々の事件、不審船、潜水艦、そしてこのトンネル。 ばかばかしく、稚拙で、ほとんど失敗しており、漫画チックである。 かつてオウム真理教に対して感じた、大いなる無駄なエネルギーと同種のものを感ずる。 このエネルギーを国の発展のために使えばよいのにと思う。 南北の間ではまだ戦争停戦中であり、まだ終戦はしていない。 38度線を挟んで南北それぞれ2kmのエリアをDMZ(非武装地帯)と呼び武器を持ち込むことはできない。 しかし、ここに住む人もいるようである。 韓国側DMZに住む人は、韓国人の3大義務である、納税、兵役、教育のうち納税、兵役の義務が免除されるのだそうである。 いざという際には最前線になる反面、暮らしは裕福である。
DMZから転出するのは自由だが、転入はできない。 DMZ内は人が少ないため、動物にとって楽園になっている。 (つづく) |
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2007年08月25日
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