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タケオはデバター(浮き彫り)の無い無骨な遺跡である。 散乱している遺跡のパーツが痛々しい。 運転手に命じて土産物屋に行く。 つれて行ってくれたのが外国人向けの高級な土産物屋。 店員が過剰とも思える数いて、客の後をぞろぞろついて来るため ゆっくりと品物を見ることができない。 ふと思いついて店員の行列最後尾の後ろをつけてみる。 すると私と店員達の輪ができた。 まるで「ちび黒サンボ」のトラ状態である。 これが結構面白い。 しかし、結局何も買わずに出てきてしまった。 ベトナム航空にてホーチミン経由し、翌日関空に戻る。 ●旅を終えて この旅で印象に残ったのは、なんと言ってもアンコールワットである。 実に美しい。 貧しいカンボジアにあって、なんと贅沢な空間の使い方をした建造物であろうか。 予備知識なく、行ってみてはじめて知った中では、タプロームが面白い。 ガジュマルに浸食された遺跡。 いかにも、南国の遺跡らしいではないか。 貧しい国の子供は元気だ、というのがこれまでの経験で感じていたことである。 しかし、カンボジアの子供は元気がない。 たまたまそういう子供を多く見たからなのだろうが、この国の将来が必ずしも明るくないことを予感させる。 そして、アンコールワットをもう少し奥に行ったところに、まだ地雷が埋まっていることに驚いた。
旅行者が容易に入り込める土地であるにもかかわらず、である。 この国が、普通の国になるにはまだまだ時間がかかりそうだと感じた。 (終わり) |
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2009年10月11日
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