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エルサレムはイエスキリストが処刑され、そして復活を遂げた土地であり、 キリスト教にとっての最も重要な聖地になっています。 他に法王庁の本部のあるローマ(イタリア)、 ローマ皇帝肝いりの地であるコンスタンチノープル(トルコ・イスタンブール)、 十二使徒の最後の殉教者ヤコブの遺骨が埋まっている サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)といった土地も キリスト教の聖地と言えるでしょう。 イスラム教に於いては、預言者ムハンマドとの関係が深いメッカ、メディナ (どちらもサウジアラビア)、神の国エルサレムが聖地とされています。 仏教ではルンビニ、ブッダガヤ、サールナート(いずれもインド)等が ブッダと関わりが深く、聖地とされています。 このような聖地は信者達にとってあこがれの土地であり、 巡礼を夢見、実際に訪れることによって信仰心を一層篤くする土地であります。 さて、すでにご存じの方も多いと思いますが、私は敬虔な激辛教の信徒であります。 激辛教にも聖地があることをご存じでしょうか。 それは、京都府向日市です。 その中でも特に寺戸町は日本で(おそらく)初めてジョロキアの栽培に 成功した土地でもあります。 (ちなみにジョロキアは激辛唐辛子ハバネロよりも辛い!) 向日市では現在40以上の店で激辛料理を提供しています。 http://www.kyoto-gekikara.com/index.php 激辛好きにはあこがれの土地であり、 激辛教信者は足を向けて寝られない聖地なのであります。 私も、向日市方面に向かって「とんがらし経」の一節を毎朝唱えております。 また、私は十数年前にこの向日市寺戸町に4年間住んだことがあるのです (これは本当の話です!!)。 向日市寺戸町は私の第二の故郷と言っても過言ではないのです。 まさか、そんな寺戸町でジョロキアの栽培に成功したり、 向日市が激辛教の聖地になるとは、当時思いもよりませんでした。 そんな私が激辛教に入信したのも何かの縁に違いありません。 不肖インゲン、3月某日に、ついに聖地を訪れることが出来ました。 聖地への入り口は2つあります。 一つはJR向日町駅、もう一つは阪急東向日駅です。 私はJR向日町駅から入ることにしました。 駅を降りるとさっそく「からっキー」のお出迎えです。 「からっキー」は激辛教の聖像(イコン)です。 聖像に対して二拝二拍手一拝で敬意を表しました。 500mほど参道を歩くと阪急東向日駅に到着します。 阪急東向日駅周辺は激辛商店街になっていて、激辛教のいわば中枢をなしているのです。 激辛商店街には「からっキー」の首出し看板がありました。 何と恐れ多い・・そう思いつつ、私も穴から顔を出してみたのは言うまでもありません。 激辛商店街の中にある薬屋の看板です。 「辛いものを食べすぎた貴方!」 「オススメのお薬あります お気軽にご相談下さい」とあります。 何という便乗商売・・・い、いや、なんて至れり尽くせりなんでしょう。 さすが聖地。きめ細やかな医療が期待できるようです。 さらにトイレを示す矢印が親切心を示しています。 まるで聖母のような慈悲深い心、ありがたいことです。 ホームページにも記されているように、3月18日に 激辛グルメ日本一決定戦KARA-1グランプリがここ向日市で開催されました。 これは激辛教の布教活動の一つです。 KARA-1グランプリでは、向日市の「麒麟園の(激辛)坦々麺」が 優勝したということです。 さすが聖地に店を構えるだけのことがあります。 手始めに私は「麒麟園」に向かうことにしました。 重厚な店構えです。 優勝した「(激辛)坦々麺」、辛さ中くらいのレベル3を注文しました。 赤いです。 一口食します。 レベル3といえども、なかなかの辛さです。 コクがあって、辛みを加えずとも十分美味しいことがよく分かります。 完食しました。 レベル3と辛さ控え目にしたのは、まだまだ食べたいものがあったからです。 次は、激辛商店街の中にある「栄久堂の天国と地獄」です。 「天国と地獄」はゆずあん入りの焼きまんじゅうです。 食事の後のデザートというわけです。 辛さレベル2、というからたいしたことはないはずです。 封を開けて一口。 赤くありません。 辛さもたいしたことがありません。 一気に、飲み込むように食べてしまいました。 10分後。 胃が錐で刺されたような激しい痛みが襲ってきました。 確か胃には痛点はほとんど無かったはずなのに、この痛さは何でしょう。 「天国と地獄」をよく噛まず早く飲み込んだのがいけなかったようです。 濃度の高い辛味成分が胃の中で溶け出したようです。 牛乳を飲めば痛みが和らぐのではないか。 コンビニで牛乳を買って飲みました。 痛みは幾分和らいだような気がしますが、まだまだです。 二時間ほど休憩するとようやく痛みは治まってきました。 いや、気力で治したというべきでしょうか。 これが本当の不屈(腹痛)の精神です・・・ そ、それはともかく、これ以上激辛を食べようという気力が失せてしまっていました。 こうして私の聖地巡礼は突然終わったのです。 もしかすると私は激辛界のキリストなのかも知れません。 聖書では全ての人間は罪人であり、 イエス・キリストは全ての罪人に代わって死んだとされています。 全ての激辛好きは罪人であり、 私は彼らに代わって死に匹敵する苦しみを味わったのです。 もしかすると、これを読んだ京都府向日市(激辛商店街、激辛教)関係者によって、
私の聖像(イコン)が駅前に作られるかもしれません。 |
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2012年04月01日
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