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覚えているでしょうか、昨年話題になった「絵画修復されたキリストの絵がひどすぎる」事件。
しかし、意外にも人気が出て再修復は見合わせているという状況のようです。
もともと文化的な価値はさほどでもない絵だったようですが、
そこに加工を施し異形の姿にすることで経済的な価値が発生したということでしょうか。
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こんにちは。
大仏ハンターであり大仏フェチである私、大分県の臼杵市(うすきし)にある
臼杵石仏(正式名称:臼杵磨崖仏)を見てまいりました。 20年ほど前にも見に行ったことがありますが、どうやら国指定重要文化財から
国宝に昇格したという噂を聞き訪れた次第です。 奈良の大仏、鎌倉の大仏ともに国宝に指定されていましたから、ようやくそれらと肩を並べる地位まで
上り詰めたということで、陰ながら応援していた私としても感無量であります。 臼杵石仏が作られたのは平安時代後期頃ではないかと考えられていますが、
史料が残されていないのでその製作目的等は全くの不明です。 臼杵石仏はいくつかの像からなっていますが、その中心となるのが大日如来像です。
20年前に来たときは、その大日如来像の首がもげ落ちていて、荒々しいその姿に痛く感動したものです。
ところが今回、行ってみてびっくり。
首が繋がっているではありませんか。
20年前にも写真を撮った記憶があるのですが、その写真が無くなってしまっていたので、
ネットで探してみました。 こんなのだったのです。
台座に置かれた大日如来像の仏頭!!
この迫力が臼杵石仏を特別なものにしていたのです。
正直な感想としては、首がつながって、普通の石像になって、ちょっと残念という感じです。
キリストの像のエピソードと臼杵石仏とで共通するのは、
「整ったものがいつも好まれるとは限らない」
ということです。
(そこのあなた、美男美女になる努力なんて必要ないのですよ。) うーむ、年始から、我ながら深いことを言ってしまいました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おまけ
臼杵石仏の近くに熊野磨崖仏というのがありました。
平安時代後期に製作された、高さ約8メートルの立派な大仏。
不動明王像でありながら優しい表情をしています。
熊野磨崖仏を奈良、鎌倉に続く、日本三大大仏に推薦したいと思います。
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2013年01月28日
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