流浪の旅

御無沙汰してます。元気ですよー。(2013.3.23記)

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スペインの旅(4)

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グエル公園は町の高台にあった。
色鮮やかなタイル張りの建造物が楽しい。
有名な噴水前のトカゲ像も見所。

そういえばこのミニチュアがカサミラで売っていた。
買っておけばよかった。
この旅の教訓は、「欲しいと思ったときに買え」である(これが実行出来るようになるのはずっと後のことだ)。
ここにはガウディ博物館もある。

バスで一旦カタルーニャ広場に戻り、グエル邸に。
狭い路地に面しているため全体像を見ることができない。
中では建築ばかりでなく家具にもこだわったガウディの姿がそこでは見られる。
生物をモチーフとしたと思われる椅子や机が面白い。

バルセロナ港とこれに面したコロンブスの碑を見る。

この日は、一旦 Hotel(オテル)に戻ったが、そのまま寝てしまい、夕食を食べられなかった。
それほど疲れていた。


(写真1〜4) グエル公園
(写真5) グエル邸

                                          (つづく)

スペインの旅(3)

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徒歩30分くらいかけてサグラダ・ファミリア寺院へ行く。
入場のため長蛇の列を成していた。最後尾に並ぶ。
ツアー客はどんどん優先的に中に入れるが、一般客は遅々として進まない。

並んでいるとおばあさんが近寄ってくる。
何か文字を書いた段ボールをカットした紙を見せる。
その紙は首からひもで下げられている。
どうも寄付を求めているようだ。

あげるものは無いよという手振りをすると、おばあさんが段ボール紙を私に押しつけてくる。
それも段ボール紙の下に隠した手を、私のズボンやジャケットのポケット突っ込んでいる。
「何をするんだ」といいながら、後ずさりするが、同じスピードで敵も攻めてくる。
ポケットの中で手がせわしなく動く。
スリだ。それも、あからさまな。

この様子を横で見ていたら、漫画のようであったことだろう。
攻めるおばあさん。後ずさる男。

あまりのしつこさにくるりと逆向きになり駆ける。
列からずいぶんはみ出して後ろを振り返ると、もうおばあさんは消えていた。
周りの人が、「バッグとポケットには貴重品を入れるとスられるよ」というようなことを、ジェスチャーで教えてくれる。

スリなら、気付かれないようにさりげなくやってくれ。
手口がひどすぎる。


サグラダ・ファミリア寺院は骨だけの教会であった。
中はフォークリフトやクレーン車がいて工事中であった。
エレベータで上階まで上れそこからのバルセロナの眺めは最高であった。


徒歩でグエル公園に向かう途中で”MESON A VEIGA”というレストランで食事。
名前は覚えていないが豆の入ったSOPA(スープ)が味噌汁のような味でうまい。
また、Estrella Dammというcerveza(ビール)を飲む。


(写真1〜8) サグラダ・ファミリア寺院
(写真9) サグラダ・ファミリア寺院の内部(工事中)
(写真10) サグラダ・ファミリア寺院から見たバルセロナ市街

                                          (つづく)

スペインの旅(2)

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●2日目(12月30日)
枕元にチップを置いて外に出る。

少し歩くと、カサ・バトリョが見える。
鮫の歯のようなファサードが面白い。
ガウディ(注)建築の中でもっとも好きなのだが、一般に公開していないため、外観を見るだけである。

しばらく見とれていると、恰幅の良い紳士が近寄ってきて、これはガウディの有名な建築物だ、私もガウディは大好きだという。
ところで中国人か日本人か、と聞いてくる。
日本人と答えると、
「ああ私は、横浜、名古屋、京都に行ったことがある。
自分はレザーの店のオーナーで日本のデパートにも出店している」
と言っていた。
レザーに興味があるかと聞かれた、興味が無いと答えると彼は去っていった。

Farggiというアイスクリーム屋で朝食をとる。
甘いワッフルのようなパンにミルクティーを飲む。
このFarggiという店はいろいろなところにありチェーン店の様であった。

店を出るとカサ・ミラである。
一階に土産物屋があり、ガウディの設計した椅子(有名なカサ・カルベットの椅子)を売っていた。
これくらいなら買えるのではと思われる金額で、なぜ買わなかったのかと今でも後悔している。
屋上に奇妙な形をした換気口・煙突があり面白い。
室内撮影禁止だったがここではOKらしい。数枚写真を撮る。

(注)ガウディ
 アントニ・ガウディ・イ・コルネ
 1852.6.25-1926.6.10
 建築家。
 1914年以降サグラダ・ファミリアの設計に専念する。
 路面電車に轢かれて死亡。
 2026年にバルセロナにあるサグラダ・ファミリア寺院が、ガウディ没後100周年目を目標に完成する予定。

(写真1) カサ・バトリョ
(写真2) カサ・ミラ
(写真3) カサ・ミラの屋上
(写真4) カサ・ミラの屋上

                                          (つづく)

スペインの旅(1)

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●出発前
言葉を4種覚えれば世界中で暮らせる。
中国語、英語、フランス語、そしてスペイン語。
そういえばスペイン語圏には行ったことがなかった。
スペイン語圏でやって行ければ、南米も問題無いということだ。

スペインといえば、ガウディ。
友人であるM社のOさんは、ガウディー建築を買おうとバルセロナに行ったことがあるという。

ラテン。抜けるような青い空と、白亜の家。闘牛とフラメンコ。ピカソ、ミロ、ダリを生んだ芸術の国。
魚介類や米を食べる味覚にうるさい国民。ピレネー山脈を超えるとそこはヨーロッパではないという。
スペインも一度は行かなければ。

出発1ヶ月前から行動し、希望のバルセロナinマドリードoutの航空券、さらに現地国内線と宿がすべて取れたのは1週間前であった。
友人Kとの旅。
いつも、出発まではわくわくする。どこへ行こうか、言葉が通じなかったらどうしようか、Kも面白いと思ってくれるか、食べ物はうまいのか?


●初日(数年前の12月29日)
ソウルとパリでトランジット。ソウルのキンポ空港ではサンドイッチと人参茶をたのむ。900円。高いぞ。
飛行機の中でスペイン語の一夜漬けを試みる。なるほどHは発音しないのか。
HospitalがオスピタルでHotelがオテルか。基本会話集から10ほどフレーズを覚える。
大韓航空らしくソウル−パリ間で機内食にピビンバが出る。Kはことのほか喜び、ばくばく食う。魚党の私はフライフィッシュを食う。

夜、ようやくバルセロナ(カタルーニャ地方)のプラット空港に到着。

空港から市の中心に向かうRENFE(国鉄)に乗ることにする。
しかし、いきなり、どの駅行きの切符を買っていいのかわからない。
行く先がゾーン制になっており町の中心が何ゾーンなのかわからない。
自動発券機の前であーだこーだ言っていると、見かねた中年夫婦がどこへ行くのか我々に尋ねる。
Hotel(オテル)に近いはずの駅、カタルーニャ、というと、この発券機では買えないから直接改札で買いなさいとのこと。
ありがたい。海外ではいつも親切な人に助けられる。

RENFEはがらがらに空いていた。一部地上を、一部地下を走った。
しかし、ずっと乗っているにもかかわらずなかなかカタルーニャ駅に着かない。
夜の10時はとっくにすぎた。間違えたらシャレにならないと思い、途中の駅で降りて確かめようとする。
電車を降りようとすると先ほどの夫婦が、ここは違う、次の駅だと教えてくれる。はずかしい。
カタルーニャ駅でありがとうといって降りるが、慌てていたせいか日本で買ってきたガイドブックを電車に置き忘れた。

降りて地上にあがるといきなりカタルーニャ広場である。
バルセロナの第一印象は、やはりヨーロッパだなということ、石造りの建物、古さと新しさがうまく調和した町、道が広く、道と道の間に帯状の公園(グリーンベルト)が贅沢であるということである。

遠くに来たなという感慨にふけっているには日が暮れすぎていた。
夜11時。この日の夜泊まる予定のHusa Palaceというオテルがなかなか見つからない。
日本でコピーしてきた粗っぽいオテル周辺地図を見て、それらしいところを通るが、見当たらない。

タクシーで行くようなお大臣旅行は我々には似合わないし、初日からこれでは旅行者失格だ、などと思うから余計にタクシーに乗る気になれない。
ここのオテルは日本のように大きな看板を掲げておらず、表札程度の小さなプレートしかない。
だから発見しづらいのか。

ついに深夜0時を過ぎた。荷物も重く感じられるようになってきた。
ついに私の方がネをあげた。何か間違っているのかもしれない。
「タクシーに乗って行くべきだ派」に変心していた。
タクシーに乗るとあっさりとオテルに横付けする。
古いながらも格式を感じさせる立派なオテルであった。

この時期シーズンオフのため、通常の半分の金額で泊まれるのはありがたかった。
旅行中すべてのオテルがそうだった。

ここでは、朝食がついていなかった。
が、一応朝食は何時からか電話で聞いてみる。
英語ではあるが会話が成立したことに気をよくして寝る。
                                          (つづく)

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