流浪の旅

御無沙汰してます。元気ですよー。(2013.3.23記)

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注:写真が縞模様なのはフィルムの劣化によるもの(だと思われる)
(写真1) レヴィ スキー場
(写真2)   スキーレンタル
(写真3)   リフト
(写真4)   食事処
(写真5)   スパ受付


●第3日目(1月4日) スキー

レヴィは今日で最後。
今日こそオーロラを見るぞ。

久しぶりにスキーをする。
スキー、靴、ストックをレンタルする。

ビンディングの強さを聞かれるが、答え方が解らない。
中間の意味でmidiumと言ってみるが通じない。

数字で言わなければならないようだ。
60?と聞かれ、yesと答える。
体重を答えれば良かったのかもしれない。

カービングスキーであった。

バーコード付きのリフト券を機械に差し込みリフトに乗る。
リフトはワイヤーに棒が付いただけのもので、スキー板を雪面からはなさないタイプである。
一応ペアリフトになっている。

3年ぶりのスキー。
気温−9℃。
パウダースノーで滑りやすい。

3年分のブランクを取り戻すように、食事もせずひたすら滑りまくる。
ある時、リフト上で突然ビンディングが外れ、転げ落ちる。

リフト待ち時間ゼロ、ゲレンデは空いており衝突する心配は無い。

ボード用のハーフパイプや、ジャンプ台も作られている。

3時ちかくになるともう暗くなる。
心地よい疲労感とともに終了。

遅い昼食のためMYLYN AIJAというレストランに行く。
トナカイの肉たっぷりにポテト、レタス、コケモモをいれたクリームソースをまぶしている。
北ヨーロッパの味である。つまり、大味である。
それからキノコのスープにビール。

隣の席には、ロシアの元大統領エリツィンそっくりな男が飯を食っている。
醤油が置いてあった。

同行のI氏は音を立ててスープを飲む。
これが日本式だと主張するように。


昨日も行ったスパに入る。
ミストサウナとジャグジーが気持ち良い。

                                          (つづく)

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(写真1〜7) レヴィ 犬ぞりツアー


午後、犬ぞりに乗る。
一人は座り、一人はソリのスキー部に立ち、片足をブレーキに添える。
御者は私だ。

4頭の犬である。
走りたがって、ブレーキを止めたソリをガツン、ガツンと引く犬の力は相当なものである。
犬の野生を感ずる。

ブレーキを解除すると、ソリが飛び出す。
ここでも犬は決められたルートを勝手に走る。
勢い良くカーブを曲がると振り落とされそうである。
犬ぞりツアー終了。KIITOS(キートス=ありがとう)。


街の共同浴場、スパに行く。
ここのスパはドライサウナ、ミストサウナ、シャワー、プールから成る。
プールでは水着だが、ここフィンランドのサウナは素っ裸がルール、タオルも禁止である。

専用の紙を尻に敷いて暑さを我慢する。

ドライサウナは8人くらい入れるスペースがある。
中にある巨大なストーブのようなものに、気が向いたら水を掛け、発生する熱気を楽しむ。

我慢できなくなったら外に出てシャワーを浴び、水着を着てプールに飛び込む。
プールは10m×15mほどのものであるが壁面にジャグジー有り、滝があったりする。
水温は低い。
小さな丸いジャグジープールもある。

今度はミストサウナに入る。
8人ほどでいっぱいになるここは混浴?であった。
男性用の扉の反対側に女性用の扉があり、素っ裸の女性が入ってくる。
灯りはガラス扉からの漏れ光のみで、かなり薄暗い。

男女で示し合わせて入ってくるカップル、グループが多い。
羞恥心は全くないようで、グループでわいわい話している。
男の上に体を挟み込むように向かい合わせで女が座り、抱き合う過激なカップルもいた。

日本人は我々だけ。
居心地が悪い。
しかし、入ってくる女性が日本人だったらもっと居心地が悪かったことだろう。


夜はレヴィ山頂近くのレストラン‘トゥイック’でオーロラディナー。
オーロラを見るような雰囲気ではなく、ひたすら料理を食すのみ。
あまりの不味さに熱が出る。

妙なタイコを鳴らすアトラクションがでるが、大道芸の域にも達せず。
あまりのひどさに、なぜかくしゃみが止まらない。

外は雪。
今日もオーロラは見えそうにない。

500mLのミネラルウォーターを買ってみた。約110円。

                                          (つづく)

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(写真1〜5) レヴィ トナカイツアー


●第2日目(1月3日) ツアー

朝、本場のバイキング料理でスタミナを補給する。
食器はセルフで下げる。

ホテルの部屋ではゴミを分別するようになっている。さすが環境保護の北欧。

予約していたトナカイツアー。
二人乗りのソリに乗り手綱を握る。

御者は同行のI氏だ。
トナカイは決められたルートを勝手に走る。

フィンランド語を一つ覚える。
KIITOS(キートス=ありがとう)。

トナカイ牧場のお兄さんに声を掛ける。
KIITOS!

昼食はホテルに戻り再びバイキング。
おおきなボウルに入ったヨーグルトにラズベリー、ブルーベリーなどを入れて食べるとおいしい。

                                          (つづく)

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(写真1) キッティラ 空港
(写真2)   空港
(写真3) レヴィ 街
(写真4)   レストラン ‘ARRAN’


●第1日目(数年前の1月2日) 成田からフィンランドへ

フィンランドの通貨はフィンランドマルカ(FIM)。1FIM=約18円。時差は7時間。
成田では、直接フィンランドマルカには両替できなかった。
急速に円高が進行しすぎ、G8で円安に誘導するよう話がつきそうである。
利殖も兼ねて円をドルに交換する。

フィンエアーAY74。MD11。
飛行機はロシア上空を飛ぶ。
眼下に別の飛行機の作った飛行機雲が2本見える。
それをずっと1時間ほどもトレースしながら飛ぶ。

日本を昼に出たにもかかわらず北に寄ったため太陽が沈み、そしてやがて日の出を迎える。
本当の地平線と、地平線にべったり張り付いた不透明な層の間に太陽が昇る。
不透明層が赤く染まり、幻想的だ。

そういえばロシア上空を飛んでいるにもかかわらず、ブラインドを開けてもいいようになっていた。(昔は禁じられていたのである)

ロシアの、人も住んでいない土地の川は蛇行し放題であり、DNAの電子顕微鏡写真のようだと思う。

機内でLUPIN KULTAというフィンランドのビールを飲む。

持ってきた本、鈴木光司「バースデイ」、竹村光繁「宇多田ヒカルの作り方」を読んでしまう。

MONTE DRYというイタリアの赤・白ワインを飲む。
飲み過ぎだ。

東京−ヘルシンキ間は8412km。
ヘルシンキ空港に到着、両替後、すぐにキッティラに向かう。

飛行機は自由席であり、ソフトドリンクは無料であるが、アルコールは有料だ。


フィンランドのキッティラにドスンと着陸。
棚から荷物が落ちる。

キッティラは北緯67.5度。
キッティラからバスでレヴィへ行く。

レヴィは北緯67.8度で、気温−6℃。
私自身の到達北限記録である。
意外と暖かい。

Hotel Silkantahati にチェックイン。
この地域では一番立派なホテルである。

ホテルは外から聞くと、チンチン鳴っている。
何かが熱で膨張している音だ。

明日、翌々日のツアーを予約する。

室内にサウナが付いている。
電気式のようで、スイッチを入れてから30分ほどで熱くなる。

熱源には石が入れてあり、そこに時々水をぶちまけると瞬間暑くなる。
下はスノコ状の階段になっており、尻の下に紙を敷いて座る。

夕食にArranというレストランで、名物のホワイトフィッシュ(鱒の一種)、ラム肉とブラックタイガーの串焼き、牡蠣、ワインなどを頂く。

店内では2人組のバンドが演奏している。
スティング、ビートルズなど。
原曲が判然としないほどアレンジされているが、演奏は上手い。

夜は曇り、そして雪。
今日、オーロラは見えそうにない。

                                          (つづく)
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ルート
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●出発前

「紅気」、「赤気」、「極光」、「北極光」、いずれもオーロラを表す言葉だ。

最初に極北でオーロラを見た日本人は、遭難漂流した大黒屋光太夫ではないかと言われている。
1783年のことだ。
日本でも時々見ることができ、ハワイでさえも1859年に見られた記録があるらしい。

地上100〜500kmの電離層で起こる、太陽と大気と磁気の相互作用で起こるオーロラを、生のこの眼球に灼きつけるため、フィンランドに向かうこととした。

今年は11年周期の太陽黒点活動の当たり年。
しかも1月7日の新月の時に限りなく近い日を選んだ。
広角レンズも手に入れた。
準備は万全だ。

マニラ(フィリピン)旅行と同じI氏との旅だ。

今回の旅は、ツアーを利用してみた。
変幻自在、私の旅にルールはない。
ルールを設けないのが私のルールである(言語矛盾)。

ツアーの善し悪しを整理しておこう。

長所:
 同じ行程であれば、ツアーの方が圧倒的に安い。
 ツアーでなければ行けない場所がある。
 自分なら計画しない場所も訪れることがあり、その意味でバランスの良い旅ができる(欠点でもある)。
 トラブルが少ない(欠点でもある)。

短所:
 自分のペース、興味を中心に旅ができない。
 地元の人間とのふれあいが少ない。
 自分で計画していないため、後日、どこに行ったかの記憶が曖昧になりやすい。

今回の旅は、オーロラを見ることがメインであり、コスト削減を図るため、ツアーを利用してみることにしたのである。
冬のフィンランドである。外出もままならない寒さであろう。
自分で計画しても、それほど大差ない旅程になるとの判断もあった。

ツアーといっても、移動と宿泊場所が決められているだけであり、それ以外は自由という緩いものであったことも、選択した理由の一つである。

さてどんな旅になる事やら。
オーロラは見えるだろうか。

撮影機材:
 カメラ:ミノルタCLE
 レンズ:Mロッコール28mm/F2.8、Mロッコール90mm/F4、
     フォクトレンダースーパーヘリアー15mm/F4.5、フォクトレンダーノクトン 50mm/F1.5
 フィルム:ロバニエミ、オーロラの撮影にはフジクロームMS100/1000というポジフィルムを使用。その他はネガフィルムを使用。

                                          (つづく)

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