流浪の旅

御無沙汰してます。元気ですよー。(2013.3.23記)

東京探訪

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世界グルメ旅(1)

東京では色々な国の料理を食べることが出来ます。

最近旅できていないストレスを、食べることで解消しようと思います。

今回回るのはベトナム→レバノン→ペルーです。

イメージ 1

さあ、世界グルメ旅へ Let's go !


●ベトナム料理

東京駅の近くにある「コムフォー」さんです。


スパイシーフォー\780

イメージ 2

立ち食いそば感覚なんですね。
実際にここでは立って食べました。(座る席もあります)

上に乗っているのはパクチー、鶏肉、ニラ、ネギ、サニーレタスなど。
これに、レッドチリ&ハーブを使ったピリ辛スープが加わります。

テーブルに置いてあるパクチー入りのもやし、揚げ玉、レモン汁、
ナンプラー、チリソースを好みで加えて食べられます。
嬉しいですね。

辛さ2程度(10段階評価)ですが、チリソースを加えて3程度までアップできます。

チリソースは以下のものを使っていました。
タイ産です。
「フライング グース シラチャー チリソース」
http://item.rakuten.co.jp/kitchen-garden/959520/#959520

マイルドでコクのある味わいは、アオザイ美人を思い出させてくれました。

イメージ 3

これは店の外観。



●レバノン料理

新宿にあるレバノン料理シンドバッドさんです。
レバノン料理とはいかなるものなのでしょう。


シシカバブセット\1700

イメージ 4

まずサラダから。
確か(少し記憶が曖昧になっています)キャベツはちょっとすっぱめの味付けをしてありました。
そういえば昔レバノンの近くの国であるシリアの料理を食べたときは、
その酸っぱさにびっくりした記憶があります。

中東は酸っぱいのが好きなのかも知れませんね。

イメージ 5

メインはこんな感じ。

右上の籠 ピタパン
大皿 右から 鶏肉、羊肉(ラム)、牛肉、ピーマン、辛味調味料、玉ねぎ、キャベツ、手前はトマトです。
グラス 紅茶。

中東はお酒が飲めませんから、ここは紅茶で我慢です。

肉の三種盛りは豪勢な感じですね。
シシカバブ系の味で中東らしい味だと思いました。
気分はアラビアンナイト!



●ペルー料理

新橋にあるペルー料理・荒井商店さんです。

http://araishouten.gozaru.jp/
新橋にある荒井商店のAランチです。\980。
荒井商店という名前ですが、決して金物屋ではなく、れっきとしたレストランです。

イメージ 6

ペルー風ローストチキン!1/4羽、フライドポテト、サラダのプレート
右の小皿の黄色いのは辛味調味料です。
焼き加減抜群。

鶏のもも肉にかぶりつき、ざっくりと切られたポテトを口にする。
なんてワイルドなんだ。
気分はマチュピチュ!

店内にはシェフ(荒井さん)が撮ったペルーの写真が置かれていました。

イメージ 7

辛味調味料フェチの私は、辛味調味料(イエローホットペッパーペースト)\550を
荒井商店さんから買ってみました。
これは料理に付いていた辛味調味料とは別のことです。

http://store.shopping.yahoo.co.jp/kyodai/11759.html
ペルー産なんですね。
あまり辛くありません。バゲットに付けると良いかも、と思いました。

この間、鮭の焼き物に付けてみたら意外といけました。



おまけの写真。

イメージ 8

荒井商店さんの近所にあったポセイ丼。海の神様だぞ。

イメージ 9

公園で見つけた消火栓。
犬みたい。



急ぎ足の世界一周でしたが、旅の楽しさを思い出すことが出来ました。

世界グルメ旅、またしてみたいですね。

カマバタ

香川にある「手打十段うどんバカ一代」の「釜バターうどん」が上手いらしい。

しかし、チェーン展開しているわけではないので香川県以外で食べることは出来ません。


そこで自分で作ってみました。

冷凍うどんを茹で戻し、生卵をいれたどんぶりに投げ込みます。

その上にバターを乗せ、ダシ醤油と黒胡椒を掛けたら完成です。

イメージ 1


食べてみたらイマイチ・・・美味い不味い以前に、うどんとバターがよく馴染んでいないような気がします。

問題なのは、これが本場の「釜バターうどん」と同じ味なのかどうかがわからないことです。

もし、同じならば、「釜バターうどん」はたいしたこと無いと言えるのですが・・・



調べると、「手打十段うどんバカ一代」ではありませんが、東京でも「釜バターうどん」を食べさせる店がありました。

根津(東京都文京区)にある「根の津」といううどん屋さんです。

早速行ってみました。

イメージ 2


表札程度のスペースに「讃岐饂飩 根の津」と書かれているだけで、知らなければ通り過ぎてしまうようなさりげない店構えでした。

メニューに「釜バター」と「釜めんたいバター」がありました。

値段が50円しか違わなかったので、「釜めんたいバター」の方を注文してみました。

イメージ 3


明太子、しそ、海苔、黒胡椒がのっています。

一口食します。

おお、芳醇なバターの香りが鼻腔から抜けてなんて心地よいのでしょう。

麺とバターが渾然一体になって、私の舌を楽しませた後、喉をつるんと通りすぎて行くではありませんか。

しそと海苔の香りが良く、黒胡椒がぴりっと良いアクセントになっています。


お店の方がパルメザンチーズを置いて行き、お好みでと、おもわせぶりな言葉を残していきました。

この粉チーズを一振りして食べてみました。

わお、お口の中が地中海ヨットの旅や〜(彦麻呂風)



なんでも、イタリアでもパルメザンチーズ、バター、黒胡椒、塩を掛けただけの「パスタ・ブォーロ」あるいは「スパゲッティ・アルブッロ」というパスタがあるそうです。

「ブォーロ」はイタリア語でバターのことで、「アルブッロ」はイタリア語でチーズのことだそうです。




この「うどん・ブォーロ」あるいは「うどん・アルブッロ」は見事な味です。



おいしさに思わず、
Buono!(ボーノ=おいしい)、
Bravo!(ブラボー=お見事)、
Grazie!(グラッチェ=ありがとう)
と、知ってるイタリア語を片端から叫び、

Ciao!(チャオ=バイバイ)、そして、
店主と頬をくっつけて挨拶のキスをしてしまったのでした。

鉄達のカレー

東急東横線祐天寺駅周辺を歩くと突然目に飛び込んでくるのが
カレーとコーヒーの店「ナイアガラ」さんです。

鉄道好きの知人が絶賛してたので、とても気になる存在でしたが、やっと訪れることが出来ました。

イメージ 1

「私、鉄道にこだわっています」という主張がとてもわかりやすいですね。

イメージ 2

店内も、隙間無く鉄道グッズで埋め尽くされています。

模型の汽車がカレーを運んでくれ、希望すれば鉄道帽子を被せてくれるので、子供達にも人気です。



カレーの辛さは超特急(極辛)、特急(辛口)、急行(中辛)、鈍行(甘口)から選べます。

特別料金のかからない、特急(辛口)を注文しました。

辛すぎて、翌日、腸の状態が特急にならないことを祈るのみです。

イメージ 3



店内は、子供がはしゃぎまくり、あちこちで記念撮影する人が目に付きます。



私の後ろの中年男性が占める席では、クイズ合戦が始まっていました。

「民営化した国鉄、つまりJRが『国電』に代わる名称として『E電』を使ったことは知ってますね。
では、問題です。
今ではすっかり使われなくなった『E電』という名称ですが、今でも使われているところがあります。
それはどこでしょう?」

私にとって、難易度∞(無限大)です。

この中年男性が私に向かって「君は分かるかな?」と質問してきそうで、ヒヤヒヤしました。



なるほど、こういった問題にスラスラ答えられる程度の実力を持っていなければ、
この店に展示してある諸グッズの価値が分からないのだなと感じたのでした。

子供とディープな鉄道ファンに特にオススメな「ナイアガラ」さんです。

私も鉄道知識を蓄えて再挑戦してみたいなと思いました。





そうそう、肝心のカレーの辛さは・・・「快速」程度でした。

もちろん、翌日、腸の状態が特急になることもありませんでした。

上野の鰻

ご存じのように(?)私は辛い料理だけでなく落語が好きです。

もし生まれ変わったら、落語家になりたいとさえ思ってます。

そして、落語家になるのであれば名前(芸名)を辛笑亭唐久(しんしょうていからく)と付けたいと思っていました。

「唐」は唐辛子から取っています。

辛口だけど笑える、そんな落語家のイメージです。



先日、寄席のルーツに関する本を読んでいたら意外な事実を知りました。

「寛永十年六月下谷稲荷社境内において噺の会が初めて有料で開催された・・」

寛永十年は西暦1633年で、下谷稲荷は現在も上野にある下谷神社(したやじんじゃ)のことです。

そして初めて有料の噺の会を催したのが
山生亭花落(さんしょうていからく)という落語家さんだったということです。



なんという奇遇でしょう、
私が考えたのが 辛笑亭唐久(しんしょうていからく)
会を開いたのが 山生亭花落(さんしょうていからく)
だというのですから。

山生亭花落という名前は「山椒は小粒でぴりりと辛い」をもじったものだそうで、
やはり辛さに関係しているのでした。



ところで、山椒といえば鰻ですね。

上野の下谷神社から700mくらいの所に、伊豆栄・本店という鰻屋さんがあります。

創業について、享保元年(1716年)、享保15年(1730年)、明和2年(1765年)など諸説があるようですが、
いずれにしても大変歴史のある老舗であります。

イメージ 1

歴史を感じさせる重厚な建物。

さすがに有名店だけあって順番待ちする客が多く、20分ほど待たされてテーブルに着きました。


メニューはうな重、うな丼、蒲焼きなど。

うな重(松) をお願いしてみました。

イメージ 2

愛知県三河一色産の活鰻だそうです。

普段よく食べている激安鰻と比べて明らかに違うのが、タレが薄味で、肉厚が厚く柔らかいことです。

薄味に物足りなさを感じないでもありませんが、素材の良さを生かすための味付けなのでしょう。

山椒をサッサとかけて頂くと何とも爽やかな香りが鼻腔をくすぐります。

ああ、おいしかった。



私はすぐに帰ってしまいましたが、
この後、上野にある鈴本演芸場や上野広小路亭などで
落語を聞いて帰るのが真の粋人でしょうか。



最後に一言。さんしょうってからいのね(山生亭花落)・・・

おあとがよろしいようで。
コーヒーについて追加で書かせて頂きます。


江戸時代、オランダ人によって日本にコーヒーが持ち込まれたそうです。

江戸後期の狂歌師にして食通・蜀山人(本名:大田南畝・おおたなんぽ)は著書の中で
「焦げくさくして味ふるに堪ず」
と、コーヒーの感想を述べています。

これが当時のコーヒーに対する
日本人の最大公約数的な意見だったのではないかと思われます。


大正期になるとコーヒーに砂糖を加えた「コーヒーシロップ」なるものが販売され、
それをさらに水や牛乳で希釈して、という方法が知られるようになったことで
コーヒーが庶民に浸透していったようです。

このような飲みやすい方法を浸透させた仕掛け人は、
「キーコーヒー」というコーヒーメーカーと、
「カフェーパウリスタ」という喫茶店だったということです。


「キーコーヒー」は現在でも最も有名なコーヒー豆販売業を営む会社ですが、
「カフェーパウリスタ」というのは、全く知りません。

「カフェーパウリスタ」とは何なのでしょう。
そして今はどうなっているのでしょうか。




「カフェーパウリスタ」について調べてみました。

明治43年に「カフェーパウリスタ」は設立され、
翌年、銀座で喫茶店をオープンします。

喫茶店という形態の店は明治の初め頃から始まったようですが、
他の店は「カフェーパウリスタ」ほどには成功しなかったようです。



カフェーパウリスタの給仕は海軍士官の正装を模し、
肩章をつけた純白の上着に黒ズボンで
15歳未満の清潔感のある少年達でした。(→文献1)

な、な、なんと、
日本の喫茶店の事実上のルーツともいえる「カフェーパウリスタ」は、
扮装カフェ、美少年カフェ、今でいうメイドカフェだったのです。

今も秋葉原地方ではメイドカフェが大流行。
日本人のDNAは100年経っても変わらないようです。



新聞社が近い銀座という土地柄、ここには、
菊池寛、徳田秋声、芥川龍之介、獅子文六
といったそうそうたる小説家達が通ったようです。

彼らの目当てはコーヒーだったのか、
はたまた別のものだったのかは知るよしもありません。


そんな「カフェーパウリスタ」ですが、関東大震災を期に閉店してしまいます。

しかし、会社は「日東珈琲」という名で存続しており、
満を持して昭和45年に「カフェーパウリスタ」を再開します。
そして、現在でも営業しているということです。

これは行かないわけにはいかないでしょう。




現在の「カフェーパウリスタ」も銀座にありました。

久しぶりの銀座。緊張します。

ドレスコードも厳しそうなので、燕尾服にシルクハットで身を包み、いざ出陣です。


「カフェーパウリスタ」が近づくにつれ、
右手と右足が同時に前に出るという妙な歩き方になってしまいました。


イメージ 1


じっとり汗を掻いた手で重厚なドアを開きます。


高級感あふれる内装。昔の喫茶店はこうだったのでしょう。

メイドさん、いや、ウエイトレスさんに
フカフカのソファーの席に案内されます。

せっかくここまで来たのだから、コーヒーとそれに合うお菓子を食べなければいけません。

渡されたメニューを見ましたが何がお菓子なのかよく分かりません。

コーヒーは「パウリスタオールド」を選択、
お菓子?には「キッシュ ロレーヌ」などという
訳の分からぬものを、顔を赤らめながら注文してしまいました。

少しアガッていたのに違いありません。


注文も終わり、少し冷静さを取り戻して店内を見回すと、
現在のウエイトレスさんは扮装もせずごく普通の格好です。
レジ脇には客に読ませるスポーツ紙がマガジンラックに収められていました。

意外と普通の喫茶店のようです。


燕尾服にシルクハットという自分の姿が周りから浮きまくっており、
今度は恥ずかしさに顔を赤らめました。




コーヒーが運ばれてきました。

イメージ 2


「パウリスタオールド」は創業時の味であり、
あのジョン・レノンも愛したという逸品です。


一口すすります。

うーん、苦み走った味、芳醇なアロマ。

「違いがわかる男の、ゴールドブレンド」って感じです。



イメージ 3


カップ&ソーサーには印象的な「カフェーパウリスタ」の紋章が記されています。

いいですね。こだわってますね。



そして、問題の「キッシュ」がやってきました。

イメージ 4


小さいピザみたいに見えます。一口ぱくり。

べらんめぇ、ベーコンとクリームの入った卵焼きじゃねぇか。(なぜか江戸弁)
ほとんど味がねぇじゃねぇか。(正直美味くない!)

タバスコをドバドバ掛けて何とか食べました。


おいらが食べたかったお菓子はもっと、
こう、チョコレートケーキのような甘いヤツなんだよぅ。




キッシュを食べ終え、コーヒーも飲み終えたとき、
メイドさん、いや、ウエイトレスさんがやってきて言ました。

「デザートがつきます。コーヒーお代わりしますか?」

シルクハットが落ちないように、手で押さえて、コクリと頷きました。




イメージ 5


運ばれてきたのは、
お代わりのコーヒーと、チョコレートケーキでした。

これが食べたかったんだよぅ。一口ぱくり。

めっちゃ、美味いやないか。(なぜか関西弁)
ワシが欲してたんはこれや。


意図せず、コーヒーに合うお菓子は「キッシュ(フランスの料理)」ではなくて、
「チョコレートケーキ」であることの確認ができてしまったのです。




コーヒーが美味しかったので、思わず買ってしまいました。

イメージ 6


「パウリスタオールド」の豆です。

これで、燕尾服とシルクハットを着用することなく、
そして妙に緊張することなく、ゆっくりと自宅でコーヒーを味わえます。



というわけで、
「カフェーパウリスタ」は昔の味を守りつつ
今でもしっかり営業していたのでした。




最後に一言。

もし、あなたが「カフェーパウリスタ」に行くようなことがあれば、
そして、あなたがフランス人でなければ、
キッシュ以外のお菓子(料理)を注文することを強くお勧めします。




★文献1:カフェーパウリスタ店内に置かれているチラシ「カフェーパウリスタ物語」

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