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タケオはデバター(浮き彫り)の無い無骨な遺跡である。 散乱している遺跡のパーツが痛々しい。 運転手に命じて土産物屋に行く。 つれて行ってくれたのが外国人向けの高級な土産物屋。 店員が過剰とも思える数いて、客の後をぞろぞろついて来るため ゆっくりと品物を見ることができない。 ふと思いついて店員の行列最後尾の後ろをつけてみる。 すると私と店員達の輪ができた。 まるで「ちび黒サンボ」のトラ状態である。 これが結構面白い。 しかし、結局何も買わずに出てきてしまった。 ベトナム航空にてホーチミン経由し、翌日関空に戻る。 ●旅を終えて この旅で印象に残ったのは、なんと言ってもアンコールワットである。 実に美しい。 貧しいカンボジアにあって、なんと贅沢な空間の使い方をした建造物であろうか。 予備知識なく、行ってみてはじめて知った中では、タプロームが面白い。 ガジュマルに浸食された遺跡。 いかにも、南国の遺跡らしいではないか。 貧しい国の子供は元気だ、というのがこれまでの経験で感じていたことである。 しかし、カンボジアの子供は元気がない。 たまたまそういう子供を多く見たからなのだろうが、この国の将来が必ずしも明るくないことを予感させる。 そして、アンコールワットをもう少し奥に行ったところに、まだ地雷が埋まっていることに驚いた。
旅行者が容易に入り込める土地であるにもかかわらず、である。 この国が、普通の国になるにはまだまだ時間がかかりそうだと感じた。 (終わり) |
>カンボジア
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タプロームはガジュマルの大木に征服されつつある遺跡である。 「盛者必衰」を当然のことと感ずる我々には心に響くものがある。 ガジュマルはスポアン(溶樹)とも呼ばれている。 この遺跡の木による侵食を抑えるべきか否か迷うところであろう。
木を枯らしてしまって遺跡を復元したら、かえって人気が出なくなる可能性があるからだ。 (つづく) |
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●第6日目(1月4日 晴れ) タプローム おとといの運転手とアンコールワットで朝日を見に行く約束をした。 そのために朝4時半に起きてはみたものの腹具合が悪い。 5時半頃運転手が迎えに来た時には下痢がひどくなっており、私は行くのを見合わせ同行のKだけが朝日を見に行く。 11時のチェックアウト時にも回復せず12時に再度運転手がやってくるまで横になったり縦になったりしていた。 昨晩タイ料理を大食いしたせいだろうか。 午後、プラサットクラヴァン、バンテアイクデイ、スラスランを回り、そしてタプローム、タケオを訪れる。
(つづく) |
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シェムリアップに戻る。
今夜もアプサラショーを見に、昨日とは別のレストラン「チャオプラヤー」に行く。 ここはタイ料理メインのバイキングである。 苦しいくらいに大食いした。 (つづく) |
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帰りにバンテアイスレイに立ち寄る。 ここは東洋のモナリザと呼ばれるレリーフが有名である。 実際に行ってみるとレリーフには寄れず、肉眼では見ることができなかった。 写した写真で後日かろうじて確認できる程度であった。 突然入り口が騒がしくなった。 どうやらイタリアの要人が見学にやってきたらしい。 大勢のSPが囲んでいる。 そして外には多数のパトカーが並んでいた。 遺跡の外で暗い顔をした女の子がやってきて言う。
「さーん、さんまりん、さーん」 どういう意味なのだろう? (つづく) |




