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●板門店について(2) さていよいよ板門店である。 板門店入場前に国連の基地でスライドの上映がある。 私は完全に眠ってしまったので内容を知らないのであるが、北朝鮮とは休戦中であり「敵」を挑発するような行動は慎むべき・・というような説明があったようである。 次に、「全ての責任は自分にある」「国連軍、アメリカ、韓国は一切の責任を負わない」旨の書類にサインをさせられた。 緊張感が高まってくる。 二列縦隊になって、軍事停戦委員会本会議場に向かう。青色の小屋である。 正面には北朝鮮の国境施設である板門閣が見える。 まさに映画「JSA」の世界である。 軍事停戦委員会本会議場の中は意外と狭いものであった。 ここで、韓国、北朝鮮両国の重要な会議がなされていると思うと感慨深い。 この建物の中央に国境が通っている。 この建物の中に限り、国境越えは自由だ。 建物の中に兵士が2人いて、一緒に写真を撮ることもできる。 ただし銃を持っているので逆鱗に触れて撃ち殺されても文句は言えない。 近づきすぎるなとの注意が事前になされていた。 突然「写真撮影終わり、外に出るぞ」とのかけ声が。 あたふたと外に出る。 命令されるがままに動くのは中学生のときの体育の時間以来だろうか。 帰りに売店でアイスクリームを買った。 おみやげに北朝鮮の古い紙幣も買った。 緊張したが面白い経験だった。
(つづく) |
国外旅行連載中
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●板門店について(1) 板門店は韓国と北朝鮮の軍事境界線上にある村の名前であるが、テレビ等でよく見る軍事停戦委員会本会議場の代名詞にもなっている。 東西ドイツが統合された現在、韓国・北朝鮮は世界で最も大きい分断国家となっている。 そんな希有な分断国家の象徴である板門店を是非見たいと思っていた。 前回韓国を訪問した際に板門店ツアーを申し込んだが、大雪のためツアー自体が中止になった。 ますます、板門店を見たいという気持ちは強くなった。 そしてようやくそれを実現できるときがきた。 板門店ツアーは中学の校則のように奇妙な規則に満ちていた。 24時間前からの飲酒禁止、服装に関する様々な規制、決められた場所以外の撮影禁止、 北朝鮮兵士に対する指さし禁止、爆笑禁止、板門店では原則2列で団体行動、 カメラとパスポート以外バスからの持ち出し禁止、等々。 それでも国境を見るのはワクワクする。 板門店に行く前に臨津江(イムジンガン=イムジン川)に掛かる鉄橋である自由の橋を見る。 この自由の橋は京義線(キョンウィせん)という鉄道のものである。 京義線は、韓国と北朝鮮を結ぶ路線である。 古くからある路線ではあるが、朝鮮半島の分断により不通となった。 金大中大統領の時代に韓国・北朝鮮両国による路線の再連結の合意がなされ現在に至っている。 将来的には中国の路線やシベリア鉄道などとも連結され釜山からロンドンまで行けると期待されている。 そんな鉄橋を有刺鉄線越しに見ると、韓国・北朝鮮両国はまだ停戦中なのだということが実感できる。 京義線の近くまで橋が架かっていて歩いていくことができるが、最後は行き止まりになって線路を見ることができない。 その橋のたもとでは人形が警備をしていた。 どこかで見た顔。 タモリさんではないですか。 (つづく) |
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●変わったスプーンについて 私の実家はかつて洋食器の工場をやっていたことがあるので、洋食器、すなわちスプーンやフォークが気になるのである。 宿泊しているホテルの朝食はバイキング形式であったが、そこで面白いスプーンを見つけた。 まるでユリ・ゲラーが「力」を発揮して、柄の部分をぐにゃりと曲げたようなスプーンである。 食器に引っかけられるので便利なのだ。 フレンチトーストに蜂蜜をかけるために使われていた。 この日の朝食は、パン、ハム、ベーコン、チーズをメインとしたが、どうも物足りない。 毎日このような食事だと、怒りでスプーンをねじ曲げてしまうかも知れない。 やはり、ご飯とみそ汁と納豆などを食べないと「力」が出ないような気がするのである。
(つづく) |
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●ダンキンドーナツについて ブログ友だちのパンダさん曰く、「ダンキンドーナツはミスタードーナツの100倍旨い」。 ダンキンは日本にも過去に進出してきたことがあるが、10年程前に撤退している。 韓国では、ミスドよりもダンキンのシェアの方が大きいようで、そこら中で店舗を見つけることができる。 店頭看板にかわいらしいスイカ型のアイス?を見つけたので初めて入ってみた。 商品名が分からないので、デジカメで看板の写真を撮って、店員に液晶画面を見せて注文してみた。 しかし残念ながらこの商品は売り切れ。 がっくり肩を落として、何も注文せずに店を後にした。 帰りの仁川空港でもダンキンの店があったので入って、ハニーフリッターなる商品を注文してみた。 食べてみるとなるほど美味しいではないか。 しかし、私にはミスドとダンキンのどちらが美味しいかを語る資格はない。
なぜなら、ミスドにもほとんど行ったことがないからだ。 (つづく) |
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●えびせんについて 商品のパッケージデザインが偶然似ることはありそうなことだと思う。 しかし、商品の形状まで似るとなると偶然とは言えないような気がする。 左は日本のかっぱえびせん。 右は韓国のえびせんである。 辛ラーメンでおなじみの農心(NONG SHIM)社の製品である。 中のえびせんの形がそっくりだ。 そしてどちらも旨すぎて、口に運ぶ手の動きが止まらない。 (まさに開いた口がふさがらないとはこのことだ) いや食べ比べてみると、やはり日本のえびせんの方が美味しく感じられた。
(つづく) |


