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最近話題のタケシ君を聴いてきました(笑)。 それにしても、この一家は凄い。 NYフィルの奏者(母親は今回の来日メンバー)であった両親と指揮者のアラン、妹はリヨンのコンミスであるジェニファー。 まさに音楽一家です。 注目の公演については、まずは、↓の画像中央を御覧下さい。 …吃驚しました…。 因みに、このシンセサイザー(多分)ですが、前半、最初から置いてありました。 まぁ、理由は曲目を考えればすぐ想像がつきましたが、マラ3をツアーで取り止めた理由と同じく、経費節減のためだろうか、と考えると若干寂しい思いがしました。 詳しくは後述します。 指揮:アラン・ギルバート ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン 管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック [曲目] ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ・ベルリオーズ:幻想交響曲 (アンコール) ・ワーグナー:歌劇「ローエングリン」より第3幕前奏曲 ・ブラームス:ハンガリー舞曲第6番 ほぼ満員で拍手が鳴り響いていた観衆の中で少数派だとは思うけれども、個人的な率直な感想を…。 これがマゼールだったらなぁ…(笑)。 まず、表現が全体的に垢抜けない。 音楽の核が見え辛く、印象散漫。 アラン・ギルバートの統率に目的意識を感じない、という印象。 しかも、細部のチェックが甘く、アンサンブルも弱い。 まず、ブラームスはツィンマーマンのヴァイオリンを聴き辛いであろう席位置だったにも関わらず、オケがごちゃついているせいか、よく聴き取れた(笑)。 透明感、という美点ではなく、全体に薄味、というブラームス。 まぁ、2楽章は中々叙情的で聴かせる部分もあったが、全体的には、名物ホルンのフィリップ・マイアーズも居らず、全体に厚みに欠け、ちょっと拍子抜けの音楽であった。 ただ、ツィンマーマンは絶品! 唄い回しと濃い音色がブラームスのロマンを感じさせる。 出来れば違う曲(ベルクなんか如何だろう?)で聴いてみたかったというのが本音。 後半のベルリオーズは、3楽章が中々表現されていて、意外な部分に魅力を感じた。 個人的に、3楽章は幻想は4,5楽章の狂気の世界を引き立たせるための緩徐楽章として捉えている面が強かったが、聴衆を飽きさせないためには、こういう表現もアリなのか、と思いつつも、やはり4,5楽章が平板になってしまうだろう…と気にもなった。 実際、メインとなるべき4,5楽章はイマイチ。 テンポ感自体が、前列と後列でズレがあり、あまつさえ、ティンパニ奏者同士の中でさえ、ズレがあるという状態。 狂気が浮かび上がるのではなく、単純なズレがある演奏で、マゼールならもっとオケ全体がドライヴされていたのでは…と残念だった。 そして予想的中で鐘の場面でシンセサイザー登場。 繊細なボリューム・コントロールとタイミングを捉えたシンセサイザーによる鐘を頑張っていたパーカッショニストは個人的には賞賛に値すると思う(笑)。 しかし、真面目に言えば、鐘はやはり生で打った方が良い。 どうしても響きが軽く、イマイチ。 アンコールは指揮者本人が流暢な日本語で曲紹介。 実はこの人、母親が日本の方で、ミドルネームは"タケシ"なのだ。 そんな彼の紹介で「ローエングリン」の第3幕への前奏曲が始まったのだが、この曲だけ登場したE♭ Cl.(英語表記してみた)奏者の楽譜が無かったようであたふたしていたのが印象に残る。 譜面が通常のオペラで3幕へと繋がる譜面ではなく、オーマンディ指揮フィラデルフィア管のワーグナー管弦楽曲集と同じものだった(この譜面、よく知らないので詳しい人が居たら教えて下さい)。 ハンガリアンダンスの6番と共に勢い重視といった風情。 まぁ、指揮者、オケの関係はまだまだこれから、というのが今回の結論でせう。
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