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レストラン・チェーンを展開するB社は,2009年末に,翌年夏から秋にかけて開催する「北海道フェア」で用いる食材として,十勝の農家Aから,Aが2010年6月から9月の収穫期に収穫する「恵味86」という品種のトウモロコシ500トンを,1キログラム当たり100円,総額5000万円で買い受けることとし,内金として3000万円を支払った。Aにとっては,これはその期間の収穫量の70%に当たる取引である。引渡しの方法は,Bが,トウモロコシの受領を必要とする都度Aに連絡し,Aの倉庫までトラックで出向き,トウモロコシを受領することとされた。また,Bは,最終的には10月末日までに全部を受領することとされた。 Aは,2010年8月までに,Bの求めに応じて200トンのトウモロコシを引き渡したが,その後,Bはトウモロコシの品質に問題があると述べて,しばらく引き取りにいかずにいた。Aは,Bから連絡があればいつでもトウモロコシを引き渡せる量を自己所有の倉庫のひとつに確保して,Bに受領を促したが,9月中旬にその倉庫にあったトウモロコシは全て盗難されてしまった。 その後,2010年12月になって,Bは,内金の残余1000万円の返還をAに求めたいと考えている。Bは,この請求をどのように根拠づけるべきか。また,Aは,その返還を拒むためにいかなる主張をすればよいかを考えなさい。 考え方は後程 |
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