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勝って良かった、ホントに…(感涙)。
私が思うに、野球というのは古くは正岡子規が親しみ、他の球技とは異なり"ベースボール"をかなり意訳したこの名称が普及し、最早本家とも異なる体系、発展を見せている日本が世界に誇れるスポーツ文化でせう。
そこで培った精緻な技と力をアジア選手権で改めて認識させてくれたチームに脱帽です。
…という事で、唐突ですが、個人的に見た感想を少々。
緒戦のフィリピン戦はまぁ、守備がザルだったので、初回はロクなヒットが無かった割に巧く運びました。
この辺が東アジア、中南米、北米などの限られた国々とそうでない国の違いでせう。
しかし2回以降の苦戦を見るに、プレッシャーその他が異様だったことが窺われました。
まぁ、涌井は流石最多勝としか言いようが無く素晴らしかったですが(相手の打者のレベルもありますが…)。
取り合えず、井端の死球だけはちと哀しかった…。
そして、先に台湾戦。
私は鍵はサブローのスクイズ以上に里崎のバント→フィルダーズチョイスにあったと思います。
台湾は折角勝ち越した1点に固執し過ぎました。
確かに長期戦は不利だったでせうが、あそこで「1点なら…」という姿勢に出られた場合、日本も手詰まりになった可能性はあります。
まぁ、これも所詮は後付でせうか…。
しかし、私はあのFC(勿論、宮本は好走塁でしたが)の瞬間に、逆転を確信し、きちんと野球をすれば勝てるだろうと思いました。
しかし投手起用は余り上策ではなかったでせうね〜。
ダルビッシュを何処で下げるかは難しいですが、前の打席でも特大ファウルがあったり、と危険な状態だった事を鑑みれば、6回の前に成瀬のような先手を打って欲しかった、と若干思っていました。
最大の山場、韓国戦では色々ありましたが、最大の貢献はやはり岩瀬を置いて他にいないですね〜。
2回1/3という長丁場を状況に応じた失点で切り抜ける力は流石としか言い様がありません。
しかしこの日の投球を振り返ると古田オッケーイ敦也氏ではありませんが、不調であったのでせう。
しかも審判との相性にかなり問題があったようで、左打者の外角のスライダーは悉くボール判定、そして右打者の膝元はかなりストライクが取れるという状態で内角ストレート(シュート?)を中心に攻め込んでいました。
…が、次第に内角の判定も厳しくなり、かなり八方塞に近かったのが8回でした。
あれを想定範囲内の1点できちんとアウトを貰った事が、岩瀬のセットアッパーとしての相変わらずの凄さだと思います。
投手起用については先発成瀬も2番手川上も異存は無いですが、不調の岩瀬に2回1/3は酷使が過ぎます。
与田、今中らを髣髴とさせる"クラッシャー星野"は健在だった、という点は凄く残念でした。
10回を計算していたにしろ、小林など他の投手を8回頭から投入して総力戦に持っていく、或いは藤川球児で8回から行ける所まで、打たれたら上原で行ける所まで、そういった当日の調子を見極めた采配を期待したい所でした。
攻撃面では、取れる所で取っておいた貯金と8回が白眉でしたね〜。
先発が変則タイプで余り本格派の好投手では無かったので、彼の内にリード出来たのが幸いしました。
個人的に、代走荒木で走れない事を隠して打席に立つ代打井端の場面できっちりとバントを決めたのには最も感動しました。
ところで、韓国チームに目を向けてみると…。
凄い投手が1人いましたね。
背番号22のハン・ギジュ投手!
彼は若干20歳の怪物らしいですが、あのピッチャーは本当に凄い!!
リードされて中盤から彼に繋がれたら…と思うとゾッとするピッチャーでした。
ところで、こんな短評は何の役にも立ちませんが、1つちょっとした野球のルールのお話。
野球は通常、先発投手が5回以上を投げて、チームが勝ち越したまま降板した際に勝利投手の権利を取得するのは誰でも御存知の話。
では、韓国戦のように先発投手が5回持たずに降板した場合、誰が勝利投手の権利を得るか、という事になります。
まず、負けている状況で降板した場合、逆転した際に投げていた投手が勝ち投手の権利を得ます。
これは基本ルールですよね。
それでは、先発投手が5回未満で降板したけれども、リードをずっと保っていた場合(今回の韓国戦)はどうなるのか、という事です。
ルール上は「勝利をもたらすのに最も有効な投球を行なったと記録員が判断した一救援投手に、勝投手の記録を与える(公認野球規則 10・19(C)(1)より引用)」とされています。
慣例的な話をすると、より長いイニングを投げた投手の方が勝利投手に該当する場合が多いです。
私はこのルールをこれまで知らず、最長イニングの方を重視しているかと思っていました。
そこで、この基準を韓国戦の記録にあてはめてみますと…
成瀬:3回2/3 ※先発で5回を投げていない
川上:2回
岩瀬:2回1/3
上原:1回 ※セーブを獲得
…となりますので、先発したけれども5回を投げ切れなかった成瀬とセーブを獲得した上原には勝利の権利が発生しません。
という事で、権利があるのは川上、岩瀬の2人だけ。
長いイニングを投げた岩瀬が勝利投手とも思えます。
が、失点を加味しますと…
成瀬:2失点
川上:
岩瀬:1失点
上原:
…となります。
このため、記録員は最も勝利に貢献した有効な投球は川上だ、と判断したと思われます。
ただ、川上の招いてしまったピンチを刈り取ったのは岩瀬であり、失点したとはいえ8回も投げ抜いてから上原に繋いだ、という点を重視すれば入れ替わりうる結果ではないか、と個人的には思っています。
という事で、我が心の勝利投手岩瀬は、『公式記録』ではないだけで、ルール的に見ても間違ってはいない訳ですね!!(笑)
以上、誰も知りたがらない野球トリビアでした…(爆)。
因みに、画像は韓国の眼鏡怪物ハン・ギジュです。
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ランダムより参りました!
本日も記事書きましたので覗いてみて下さい!
2007/12/8(土) 午前 2:56 [ コロ助 ]
いえいえ、勉強になりましたよ。そういう理由で川上が勝ち投手だったのですね。意外と主観も入りうるんですね。勝ち投手というのは。
なるほど、台湾戦の野選で、決まったようなものでしたかね。確実に一つアウトをとってこられたら…と考えると紙一重でしたね。1アウトでスクイズという作戦をとりえたかどうか?
2007/12/8(土) 午前 3:24 [ kunichan ]
コメント有難う御座いました。
拝読させて頂きました。
2007/12/9(日) 午後 11:57
勝ち投手については先発5回の原則以外は、色々と細かな部分で主観が沢山入るようです。
他にもオールスターなど用のルールもあったりするので、確かめてみると面白いかと。
台湾戦のFCについては、仮に1死2,3塁となった時、スクイズであったにせよなかったにせよ、何らかの形で1点取って追いつけたと思うのですが、それまでの打撃で勢いに乗り切れない様子を見た限り、逆転に至らない可能性も充分あったと思います。
そうなるとダルビッシュの交代後、リリーフの3本柱に入る前に他のピッチャーを挟まねばならなくなる可能性があり、後攻の台湾がサヨナラ、という可能性も少しはあったかと…。
そこは日本が韓国の8回裏の攻撃時に最低失点で切り抜ける選択をしたのと好対照ですね。
2007/12/10(月) 午前 0:10