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ラトル/ベルリン・フィルのマラ9チケット確保!今年最も期待!!

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何処が特別面白いのか、と問われると答えに窮するけど、不思議と何度も見たくなる映画というのはあるものです。
けふはそんな映画の紹介。

かつてスーパーマンを演じたクリストファー・リーヴがナイーヴな劇作家の青年を演じた本作は、かつて田舎で、深夜にテレビ放映されていたのを見て面白いと思ったのだが、タイトルなどは全く控えておらず、一期一会で忘却の彼方に去っていってしまった作品でした。
が、上京してから、テレビの早朝ニュースでやっていた映画コーナーで紹介され、思い出します。
しかしまた、名前を控えなかったので、DVDを探している内に分からなくなってしまい、内容は忘れないでいたものの今度こそ分からないだろうなぁ…と考えていました。
が、今やもうネット時代(笑)。
web上で俳優や作品名は覚えていないのですが…と前置きして覚えている限りの内容から質問し、寄せられた回答により、この映画だと判明。
久しぶりに見た時の感慨はかなりのものでしたが、未だに見るとエンタメの王道的要素がたっぷり詰まっていて、公開から30年近く経っても尚、中々色あせない映画です。

【ある日どこかで】
監督:ジャノー・シュワーク
原作・脚本:リチャード・マシスン
出演:クリストファー・リーヴ、ジェーン・シーモア 他

[粗筋]
1972年、劇作家を目指す学生リチャードの処女作が演じられる。
そこに現れた美しい老女。
彼女はリチャードに「私のところへ戻ってきて」と謎めいた言葉を残し、金時計をリチャードに与え、去っていった。
8年後、リチャードは劇作家として成功するもスランプに陥り、原稿を追い求める編集者から逃げるように旅に出て、学生時代を過ごしたミルウォーキーのグランドホテルに投宿する。
そこで1枚の美しい女性の絵に出会い、彼女へ特別な感情を抱く。
彼女が60年前の女優、エレーズ・マッケナだと知る。
彼女の事が気になって仕方ないリチャードは過去を辿っていった結果、8年前に自分に金時計をくれた人こそエレーズであると気付く。
彼女の愛読書が、リチャードの大学時代の哲学教師の「時の流れを超えて」という本であったことから、彼は相談に行く。
そして、過去へ戻る方法を教えられる。
その方法とは、周囲の状況全てを過去と同じくし、自分自身に強い暗示をかける、という方法だった。

この映画は興行収入は散々だったらしいですが(笑)、今でも、コアなファンが多いらしく、ファンサイトが(少なくとも)日米で運営されています。
典型的なエンターテインメントの要素が詰め込まれ、尚且つバランス、映像美も失われていない点が見事な作品です。
これぞ映画、といった印象でせうか。
具体的に挙げれば、冒頭から謎、運命、SF、冒険、ロマンス、と非常に沢山の人心を掻き立てる要素が多い映画なのです。
特に、過去へ戻る方法論は秀逸。
大掛かりな仕掛けを要さずにタイムリープする、しかも時間という物理概念に哲学的アプローチから解決する、という筒井康隆やらプルーストやらも吃驚の方法論です(笑)。
それだけに、ロマンスの切なさも引き立ちます。
今でも、撮影に使われたホテルでは、毎年、この映画を上映する期間を設けているそうです。
日本でも人気は根強いらしく、大して売れるとも思えないこの映画のDVDは何度も何度も再販されていて、安く買う事が出来るようになっています(笑)。

因みに、この映画のテーマ曲はラフマニノフのパガニーニ・ラプソディの第18変奏(だったと思う…)です。
こういった部分もタイムリープの鍵になります。
まぁ、それは見てのお楽しみですが…(笑)。

ところで、この映画(に限らずですが…)は重大な矛盾点を孕んでいます。
大きなものについて、以下ですこしだけ検証したいと思います。

仮に、私がタイムリープによって過去へ移動出来るとします。

例えば2007年12月8日のサントリーホールから1988年10月18日のサントリーホールへ行けるとします。
因みに、この設定は私がテンシュテット&LPOのワーグナー・ライヴを生で聴いてみたい、という低俗な思い付きに端を発します(笑)。
そんなどうでも良い話は置いといて…(爆)。
私がタイムリープした際に、隣席にいた美女に野口英世の1000円札を渡します(笑)。
その美女は後生大事に英世さんを持ち続けて、2007年の12月7日の日フィルのワーグナー・ガラの際に私に「戻ってきて…」という言葉とともに手渡します。
私は熟女の彼女から受け取り、元の彼女に恋焦がれ、1988年10月18日へタイムリープしたとします。
また同じ英世さんを彼女に渡す事になります。

これが繰り返される訳です。
帰納的に考えるならタイムリープした回数を n とすると n に全ての自然数があてはまれば、これは"証明しうる"、"成立しうる"考え方になります。
実際に考えてみると n(私がタイムリープする回数) の場合と n+1(美女が私に渡す事で、また私がタイムリープするきっかけとなる) ので n=1 を除く自然数の場合は証明できます。
ですが、n=1 の場合は英世さんの存在はどうやって証明すれば良いでせうか?
時間の始点がそこには明確に存在する事になり、英世さんを媒介とした私と美女の繋がりの存在を証明出来ないのです。
また、どんなに綺麗に保管しても、英世さんは経年劣化が生じるはずです。
いつかは英世さんが破れて"存在"自体が消滅します。
そうしたらこの『無限』のループは無くなるのでせうか?

まぁ、SFの基本ではありますが、イマイチ私が理解出来ていない論理関係なので、この辺が分かる方は御教示願いたい所です。

取り合えず、皆さんも年の瀬に時の甘美な無常に浸ってみては如何でせうか〜?

因みに、タイトルは原題"Somewhere in Time"の頭文字を取った、この映画の略称です。
…ってなんかマニアックだな…orz


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