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輝ける青春

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実は、今年は演奏会はまだ1度しか逝けておりませんが、映画はもう4,5本見ました(笑)。
取り合えず、タイトルについてですが、私の過去にこう呼べる時期は無かった(泣)し、もうこれから未来に青春が来る、などといえる年齢で無くなって久しい(…orz)ので、最早これは私の実際とは全く無関係なことがすぐに浮かび上がってきますね(笑)。
新年1発目(3日)に見た映画ですが、中々感銘を受けました。
これは充分お薦めできますよ〜。



[粗筋]
1966年のイタリア、ローマの教育熱心な中流家庭カラーティ家に育った兄ニコラと弟マッテオがこの長い映画の主役である。
医学を志し、友人達とともに明るく、前向きに大学生活を送るニコラと青年特有の思慮と激情を少し持て余しながらも強い詩への興味、知識から学者を目指すマッテオ。
兄弟は友人を誘って66年のバカンスに北欧への旅行を計画する。
だが旅行の前夜、マッテオはバイト先で知り合った精神病院に入院している少女ジョルジアが虐待を受けている事に気付き、彼女を救おうと病院から連れ出してしまう。
ジョルジアにもっと良い環境で治療を受けさせてあげたい、と思い、彼女を安全な場所へ送り届けようとするが、2人が離れてしまった僅かの間に、彼女は警察官に見つかり、連れて行かれてしまう。
兄弟は途方に暮れ、ローマへと戻る電車に乗る弟マッテオと友人の待つはずの国境へ赴こうとする兄ニコラ。
イタリア現代史の過酷な波が、今2人を隔てる…。



ここまでは序盤も序盤(何せ映画の終幕は2003年!)。
時間にして1時間も経っていないと思いますが、この後が凄く濃厚な大河ドラマの様相(笑)。
68年の学生問題(日本よりちょっと前のムーヴメントですね)、「赤い旅団」による長く続くテロ問題、経済格差…。
…というように、「輝ける青春」に端を発した物語は、現代史上の様々な事件を絡めて進みながら、豊穣な叙情を持って紡がれていきます。
イタリア野郎らしく、恋愛要素もふんだんで(笑)、でも出会いと別離を繰返し、次第に成熟した魅力ある大人へと登場人物が変貌を遂げていくのは非常に面白いです。
海と空、そして光の眩しいシチリアや石畳と建物が美しいローマやトリノの北部、それから人物もニコラは二枚目だし、マッテオはかなり二枚目だし、ジョルジアは相当美少女だし、とヴィジュアル的にも見所が沢山(笑)。
音楽的にも、エンド・クレジットに名前が出ていたからピアソラのタンゴもふんだんに使われていたり、バッハやモーツァルトのクラコン、ベートーヴェンなどなど魅力的な楽曲が多数。
特にタンゴは何度も何度もメインテーマとして繰返し登場し苛烈で愛に満ちた人生を描く隠し味によく機能。
色々な人が己の人生の苦悩、歓喜の経験を投影出来る心理的余地を沢山残しながらも、後編では特に重要になるイタリア伊達男の前向きな哲学など涙が出てきそうな巧みな心理描写がなされている箇所が素晴らしい。
特に、ニコラが「僕は2人を愛していた…。だけど2人を僕の愛のうちに閉じ込めることが出来ず、ドアを閉じて送り出してしまった」と嘆く83〜84年の年末年始の場面は冷血漢の私でも泣けそうになったほど(笑)。
それから、遠回りもしたけれど、間接的に描かれるジョルジアの快復が描かれる場面も兄弟の1つの歴史を感じさせる演出でとても良かったです。
時間的には物凄く長い(6時間長!)ですが、私にとっては知識の乏しかったイタリアの世相、人々の生き様、というのがよく見えて非常に気に入りました。
こういう作品はやはりスクリーン映えがしますね〜。
いやぁ、年明けから良いものを見られました。
因みに、1枚目は終盤のシーンで2枚目はジョルジアをメインに据えたポスター。
ジョルジアはやっぱ個人的には1番のヒロインだなぁ…(笑)。

そうそう、書き忘れてましたが、私自身はニコラのように強靭さでもマッテオのような愚直さでも生きることの出来ない駄目人間ですが、1人だけ、憧れた生き方がありました。
それはニコラの友人であり、義弟であるイタリア銀行の幹部になったカルロが、真夜中にニコラに向かってこう語りかけます。

「僕は君のそばにずっといるために君の妹と結婚したんだ」

ニコラはこう返します。

「お前、駄目なオカマみたいだぞ(笑)」

こんな関係の友人を持ってみたいものですね〜(笑)。

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