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昨日は仕事納めでした。 結局、業務時間が足りない中で巧くこなしきれず、移動などの指示も私はきちんと出したのですが充分に機能しなかったので怒られてしまい、何だか少し釈然としなかったものの、何とか形を付けてきました。 取り合えず、忘年会は何とか奢って貰えそうなので良かった(笑)。 さて、今年も聴衆として総括的な話をしようかと思います。 印象的な公演は沢山ありましたね〜。 今年はオペラよりもオケ公演の方に印象深いものが多かったように思います。 国内オケでは都響、読響、新日フィル、に佳演が多かったように思います。 特に、都響の充実ぶりは日本発のオーケストラ文化として非常に重要なものと位置づけられ得ると思いますし、読響はスクロヴァチェフスキ、ヴァンスカとの良好な関係からの力強い演奏の好演、そして新日フィルはアルミンクと行ったツィマーマン、ブリテン、ヤナーチェクといった作品が印象深く、ミョンフン、エッティンガーとの東フィル、スダーン、大友らとの東響といったオケも期待したいです。 海外オケでは、後述するものが多いですが、年頭のシュトゥットガルト放送響やフランクフルト放送響なども良かったです。 オペラではウィーン国立歌劇場を筆頭に、「エフゲニー・オネーギン」を響かせ、「利口な女狐の物語」に挑戦した小澤、更には「魔弾の射手」、「軍人たち」、「トゥーランドット」の出来が良かった新国立劇場、「マクロプロスの事」は音楽で「エフゲニー・オネーギン」は演出で魅せてくれた二期会、オペラで本領発揮したゲルギエフ、と今年も素晴らしいものに色々と逢えました。 更に、ソロ、アンサンブルでは、バーバラ・ヘンドリクス(貼り付けた画像の「アヴェ・マリア」も彼女です)、イアン・ボストリッジらの声楽陣やフランク・ブラレイ、ペーター・レーゼル、といったピアニストなども忘れられません。 アンサンブルではアルゲリッチ、カプソン兄弟のアンサンブル、アルバン・ベルク4重奏団。 コンチェルトのソリストとしてはツィメルマン、クレーメルのベテランに加えてフランシスコ・フローレスのような若手も聴けました。 こうして書いてみると結構色々聴いてるもんですね(笑)。 という事で、今年のコンサート10傑といった風情で。 自分で書いていながら、「何故これが10傑に入らないのか!」と断腸の思いで選びました。 来年も良い公演に出逢えますように。 第10位 11/29 ファジル・サイ ・ムソルグスキー:展覧会の絵 ・サイ:ブラック・アース ・サイ:サマータイム・ファンタジー 他 自作さえも音に淫するように解体、再構築している姿に吃驚させられた公演です。 第9位 4/12 井上喜惟/蔵野蘭子/ジャパンシンフォニア ・ブラームス:悲劇的序曲 ・ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 ・ドヴォルザーク:交響曲第7番 この日の悲劇的序曲の半端じゃない熱量ある音は今もって忘れられません。 第8位 4/29 エリアフ・インバル/ソリスト,合唱多数/東京都交響楽団 ・マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 上野では未完成だった部分が練り込まれたこの日が3公演で最も良かったです。 第7位 11/13 イアン・ボストリッジ/ジュリアス・ドレイク ・ブリテン:歌曲集「冬の言葉」より ・カワード:歌曲集 ・ワイル:ウォルト・ホイットマンの4つの歌曲 他 知性溢れるプログラミングと良い、しなやかで美しい演奏と良い、今年最高の独唱でした。 第6位 9/6 小澤征爾/サイトウキネン・オーケストラ ・モーツァルト:交響曲第32番 ・武満徹:ヴィジョンズ ・マーラー:交響曲第1番「巨人」 感情過多な面を剥ぎ取って突き進んでいくマーラーで、人生最良の小澤体験となりました。 第5位 11/4 フリードリッヒ・ハイダー/エディタ・グルベローヴァ 他/ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団 ・ドニゼッティ:歌劇「ロベルト・デヴェリュー」 まさにコロラトゥーラ、といった感情の発露は凄かったです。 グルベローヴァ、という逸材の存在感が他を凌駕していました。 第4位 10/21 エサ・ペッカ・サロネン/ロサンゼルス・フィルハーモック ・ファリャ:「恋は魔術師」より「3つの踊り」 ・ラヴェル:バレエ「マ・メール・ロワ」(全曲) ・ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」(全曲) サロネンの若くして築き上げた関係性の濃さがよく窺える、機能美を追求した音色でした。 楽譜が立体的に起こされて浮かんでくるような印象の公演でした。 第3位 11/26 サイモン・ラトル/マグダレーナ・コジェナー/ベルリン・フィルハーモニック ・ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」 ・マーラー:リュッケルト歌曲集 ・ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 アンサンブルが素晴らしいオーケストラとはこういうものか、と得心がいった演奏会です。 ベートーヴェンを新鮮な清澄さをもって体感出来た貴重な体験でした。 第2位 11/3 テミルカーノフ/デニス・マツーエフ/サンクトペテルブルク放送響 ・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 ・チャイコフスキー:交響曲第5番 今まで人生の中で、最高のチャイ5を耳にしました。 テミルカーノフの深い音楽哲学が窺える名演だったと思います。 第1位 4/14 ケント・ナガノ/モントリオール交響楽団 ・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ・ドビュッシー:交響詩「海」 ・R.シュトラウス:アルプス交響曲 ドビュッシーの美しさ、そしてうねりと爆発を生むリヒャルト。 方向性の異なる2つの物凄い美質を持った音楽を聴けた事実がとても幸せでした。 最後に一言。 皆様、今年も御世話になりました&来年もまた宜しく御願い致しますm(_ _)m 今年のBPOのジルヴェスターはアメリカ音楽特集だそうなので、私から皆様に年末のプレゼントです(笑)↓ それでは〜。
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