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路傍の群美、といった風情である。 商店街に並行して走る裏通りで、思わず足を止めた。 小道に沿ったわずかな空き地に、生垣のように植えられているが、 バランスよく、枝を広げ、自分の足でしっかりと立っている。 たわわに付けた真っ赤な実が、炎のようだ。 ピラカンサスも捨てたものではない、としみじみ思った。 何の変哲もない裏通りをさりげなく彩り、新たな美を気付かせてくれた人に感謝したい。 挿し木で増やせるので、鉢植えを作り窓辺に飾ろうと思う。 ピラカンサスはバラ科ピラカンサ属で、語源はギリシャ語からくる。 炎の意のpyroと棘のacanthaが合わさってPyracanthaとなり、実が群れているので複数形となった。火の棘といったといったところだ。 原産地の一つである中国でも火棘(かきょく)と呼ばれているので、人は誰も火を連想するようだ。 私の自宅の庭にもあり、ヒヨドリなどが啄ばんでいるのをよく見かけた。 だが、実には青酸配糖体というシアン系の毒が含まれ、多量に摂取すると中毒になるという。最近、みかけないのはそのためだろうか。
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