|
早いもので、オーフスで暮らし始めてもう一年が過ぎました。前半は単身だったのと長雨の暗い冬だったので余計に長く感じたものですが、今となっては懐かしい思い出です。
デンマークでポスドク、という経験がどれだけ情報価値を持つかは知りませんが、参考までにメリット・デメリットをあげておきます。
メリット
・待遇が良い
給料は大学で規定されたポスドクの月給ですが、日本人研究者として働くと、日本・デンマークの経済協定で最初の2年間に限り、所得税が完全控除になります。それでいて医療費タダ、教育費タダという高福祉の恩恵はそのまま受けれるので、生活がずっと楽になる実感があります。
・英語が通じる
欧州でポスドクをする場合は、生活圏で英語が通じることを期待できないことが多いです。ここはどんな小さな問い合わせ一つとっても、嫌な顔一つせず英語で対応してくれます。
・人々が親切
貧富の差の少ないフラットな社会なので、余裕が感じられます。
デメリット
・物価が高い
パンなどの生活必需品も課税されるので、世界一消費税が高いそうです。Do It Yourself文化なので、何かを人に頼んだり外食するとやたらお金がかかります。車はぜいたく品です。
・それでもデンマーク語ができたほうが良い
英語はしょせん公用語ではないので、看板やお知らせが読めないと戸惑います。複数の外国人が所属する多国籍ラボでもなかったら、普段の会話は全てデンマーク語で行われることになります。英語だけ上達することが目標の人にはお勧めしません。
・なかなか友達になれない
一般的に、「アメリカ人はすぐ親しくなったような感覚になれるけど表面的で、欧州はその逆」と言われます(あくまで一般論ですので…そうではないと反論があればすみません)。デンマーク人はとてもシャイです。私の場合、周囲からやっと信頼されてきたなと思えるまで半年くらいかかりましたし、家族ぐるみで食事に誘われるようになったのもごく最近のことです。英語だけ使ってたら、たぶんもっと時間がかかってたと思います。
…研究の質や環境などはもちろん、ケースバイケースです。優秀なボスであればスタッフも教育が行き届いていますし、逆もまた然りです。
ただ、ポスドクなんて掃いて捨てるほどいるボストンやニューヨークと違って、ここは人材がとても貴重なので、大事に扱ってもらえるということは事実だと思います。有名ラボではありがちな、プロジェクトの取り合いもありませんし、スタッフ間の嫉妬や貶める行為なんてのはおよそ無縁です。私は人間関係のストレスが特に苦手なので、そういう点では本当に良かったと思っています。
|
言葉が不自由で、しっかり会話できないと、仲のいい友達なかなか出来ませんよね。
趣味でスポーツとか習い事すると出来やすいかもしれません。
でも、本当に気の知れた仲良しになるには、言葉がかなり必要にも思えます・・・・・
それに、人間、何か大きな困難にあった時、はじめて、本当の友達が見えてくる気がします・・そういった意味で、一年は短すぎますね・・・
2008/9/15(月) 午前 4:45
Kaorikoさん、そういえば留学して言葉が全然のときにテニスで近づくことができたという話を思い出しました。
日本人はそれでも信頼されてる方だと思うんですが、最初は何を考えているかも分からないので、時間がかかるのは仕方がないのかもしれません。
2008/9/15(月) 午前 5:00
お一人で基盤を作っていた時代があって、そして今はご家族も迎えてほっとされたことでしょう。
2008/9/16(火) 午前 8:58
Booshiさん、本当にそうですね。あとやっぱり家族単位で招待されたりするところもあるので、一緒にいると心強いです。
2008/9/18(木) 午後 11:57
2012年1月よりコペンハーゲン大学の研究所でポスドクとして働きます。給与はコペンハーゲン大学より支払われる事になっております。
「日本人研究者として働くと、日本・デンマークの経済協定で最初の2年間に限り、所得税が完全控除になります。」
とありますが、これは収入に対して約50%が税だったものが、30%程度になるという事でしょうか? 詳しく教えていただけたら幸いです。
2011/11/22(火) 午後 0:11 [ ソゼ ]
私も便乗質問です。Kyosukeさんと同じように、主人がオーフスの大学でポスドクを始めました。2012年1月からです。 税控除のこと、どこで調べてもわからなかったものですから、もしよろしければ、私も詳しく教えて頂けると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
2012/2/11(土) 午後 4:55 [ kan*an*4*6 ]