ポスドクライフ@オーフス

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デンマーク最後の週末

お世話になった人を呼んだり、荷物詰めしたり、かなりドタバタしてますが、土曜日家に籠りっきりで爆発寸前の息子を連れて海まで出かけてきました。

空はもう秋の色をしてますが、鏡のような海面をカヌーやヨットが気ままに行き来してます。

泳ぐような水温でもないのでふたりで石投げしたり、桟橋の下にいるヒトデを棒でつついたり、貝殻や乾燥ヒトデを拾ったり、日暮れ前の時間をゆっくりと過ごしました。

海岸沿いを走る単線の線路は踏切もなく、息子が手を振ると運転手さんも手を振って応えてくれます。のどかなユラン半島の風景です。

こうやってデンマークで週末を過ごせるのも最後なんだなあと思うと少し悲しくなります。別に日本に戻っても週末や休暇がない訳ではありませんが、自然に恵まれた場所で暮らせるとは限らないですし、こういう時間の使い方は許されないだろうなあと思うからです。

次の土曜日も、そのまた次の土曜日も、こんな風にのんびりと過ごせたらなあ…というのが、7年半ぶりに帰国する浦島太郎のささやかな(贅沢な?)願いです。

そろそろ夏休みです

デンマーク人は6月後半から7月に夏休みを取るので、そろそろ休暇モードに変わりつつあります。

私もかつては休みをしっかり取れない仕事人間で、意味もなく休みを取ることに抵抗を感じていたのですが、だいぶ考えが変わりました。

例えば特に行く場所もなくても家でゆっくりするだけ(staycationと呼ぶそうですが)なんてのは、希望通り休みも取れない日本人から見たら時間の無駄遣いみたいに見えるかもしれませんね。

でも良く良く聞いてみるとその間に読みたかった本をゆっくり読んだり、転職のために学校に通ったり、休暇が明確な充電期間になってることに気付きます。

7月後半は幼稚園が閉まるので、我が家にとってはその期間が一番重要です。育児ストレスで子供を叱ってばかりの休暇になるか、思い出の夏となるか…

もっとも就職活動もありますので、他の人と同じようには休めないかもしれませんが、オーフス最後の夏を満喫したいと思ってます。お世話になった方々を夕食に招待したり、案外忙しいかもしれません。

8月末でオーフス生活も2年を数えますが、3年目の契約更新はしないことになりそうです。

一番大きな理由は、陽名くんが来年から小学校にあがるからです。
やっとこちらの幼稚園に慣れてきたのは良いのですが、その分日本語があやしいなあと思うときがあります。ひらがなの書き順もでたらめ…海外生活の長い先輩の話を聞けば、小学校で「なにじん」になるかが決まるんだそうです。家族の中で一番の優先事項ということで、ここらで区切りを付けることにしました。

次の仕事は未だ決まってませんが、まずは「脱ポスドク」しないといけませんね。

ポスドク問題については、私もマスコミの報道で相当不安を煽られましたけど、周囲から同情を受けるほど悲惨ではないと思ってます。しかし最近では、高学歴ワーキングプアーと揶揄されるほど不安定な身分の代名詞のようになってしまいました。

今後、大学の雑務や教育から解放されてじっくり研究したい若手のやる気を摘んでるんじゃないかなあと心配しています。

私に関して言えば、分野をまたいでたくさんの経験を積んで、異文化も体験できて、安定と収入だけでは測れないメリットもありました。

もっともそれもこれもちゃんと日本に帰還できてこそですから、何とか有終の美を飾れるように頑張ろうとは思っていますが。

このブログに関しては、これまでの記事はそのままアルバムのように残していくつもりです。でも日本に戻ったら、頻繁に子供の顔写真を載せることはできなくなるかもしれません。どういうかたちで続けるかはもう少し考えてみたいです。

「子育てや遊びに行った記事ばかりで本当に仕事してんのか?」と思われるかもしれませんので、少しだけ研究の近況報告をしときます。

ここ一年ひたすらマウスの神経細胞を培養して、特定の分子の動きに注目しています。過去の文献は各々が好き勝手なことを主張していて、全然統一見解というものがありません。
実際自分でも手を動かして実験してみると、ちょっとした実験条件の変更で全く違う結果が出ることに気付きます。
科学というのは絶対真理でも何でもなく、極めて人間的な営みだとは良く言われますけれど、大多数の論文はこうして消えていく運命なのでしょうか。
往々にしてあることですが、モノを実際に触ってないボスは、現場の部下の言うことよりも権威ある雑誌の論文を信じたがります。

ボス「…がこう言ってるんだから〜したら良いんじゃないか?」

私「だからそれは何度も試しましたけど、うちの実験系じゃ動かないんです それに今最低限示さないといけないことは○○じゃないんですか?」

…なんてやりとりを延々と続けながら、地に足をつけて着実にデータを拾っていかないといけません。ノーベル医学賞を受賞した某教授が、「自分のデータ以外誰も信じるな」とおっしゃったらしいですが、片っ端から疑ってかかれということとは違うと思います。胡散臭いガラクタで溢れかえっているけれど、真実を探し出す努力を怠るなとでも言い換えたら良いでしょうか。

それでも秋頃からうすぼんやりと見えていた何かが、昨日突如姿を見せました。
かつて大きなブレークスルーをしたとき、我知らず笑みがこみ上げて来たことがありましたが、今回は未だ笑うことができません。この時点ではいくつか懸念事項が残っているからです。

最後に笑うことができるかどうか?もうじき結果が出ます…

しばらくご無沙汰してましたが、インターナショナルクラブに久し振りに顔を出しました。

イメージ 1

今日はオーフス郊外のモースゴー先史博物館を見学です。



イメージ 2

学芸員さんのお話は退屈であくびばかりしてたのですが、言語のコーナーが面白かったです。デンマークは西暦200年頃から1400年頃までの長い期間、アルファベットではなくルーン文字を使ってました。当時の石碑などに刻まれた文字を変換してみると、現代人でも結構読める内容があるようです。



イメージ 3

もし現代になっても使われてたらこうなります…



イメージ 4

思わずハマってしまった展示がこれ。円形の地図の周りに円盤が付いていて、くるくる回して年代を入力します。ICチップの埋め込まれた単語カードを地図の上に置くと、その単語がどこの国の言葉に由来していたのか、時代を遡って分かるという仕組みです。

デンマークの代表的な単語「ヒュッゲ(くつろぐ)」の語源は、隣国ノルウェーから来たそうです。

日本でも使うキオスク(お店)は少し遡ればドイツ語ですが、はるか昔はトルコ語だったとか…

日本語でも同じようなソフトを開発したら面白いでしょうね。

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