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明くる日は、前日の猛吹雪もおさまり、富山駅前もいつもの賑わいを見せていました。
道路上に埋め込まれた融雪装置からの噴水で、道路は水浸し。
歩くとビチョビチョと水が靴にかかります。
帰りの北陸新幹線まで時間があるので、富山から東京とは逆方向とはなるものの、
氷見まで足を延ばしてみることにしました。
氷見には一度だけ訪問したことはあるのですが、その時は町の中心部には行っておらず、
何よりも、私の好物でもある「氷見うどん」にありつけなったのです。
スマホで調べたところ、帰りの新幹線までに富山に戻ってくるためには、氷見の滞在時間はわずか1時間。
これは、富山駅の隣町である高岡市から出ているJR氷見線の本数が極端に少ないためでした。
朝早めに富山駅を出発。
元の北陸本線で、新幹線開通後に第三セクターとなった「あいの風とやま鉄道」の普通列車に乗り、西に向かいました。
わずか4駅、20分ほどで高岡駅に到着です。
ホームは、昨夜降った雪で、真っ白。
駅構内のレールも、列車の通らない箇所は除雪もされてなく、白一色になっています。
乗ってきた普通列車は高岡止まり。
乗客は皆、足早に改札口へと向かいます。
私はここからJR氷見線に乗り換えます。
列車の案内によれば、次の高岡発氷見行きは40分の待ち合わせ…。
氷見の滞在時間が1時間ほどしかないのに、高岡での待ち合わせ時間が40分。
接続が良ければ、氷見にももっと滞在できたのに…。
跨線橋に上って、しばらく高岡の駅の構造を確かめたり、城端線のディーゼルカーを眺めたりしているうちに、
氷見線のホームに、折り返し氷見行きの列車が入って来ました。
おや、おや。
忍者ハットリ君とその仲間達ではありませんか…。
どうやら、高岡市は原作者・藤子不二雄A先生の出身地なのだそう。
折り返し、氷見行きの列車は、エンジンの音を高めながらゆっくりと高岡を出発しました。
すると、忍者ハットリ君の声で車内放送が流れ始めました。
駅の案内の他に、ハットリ君は沿線の見所も案内してくれます。
ローカル線らしい、のどかな時間が過ぎてゆきます。
しばらくすると、車窓に富山湾の景色が広がります。
氷見線の最大のみどころ、「雨晴海岸」です。
かの、源義経と弁慶が、山伏姿に身をかわし、奥州へと落ち延びる途中、雨が晴れるのを待ったといわれる岩があり、地名の由来にもなったそうです。
そう言えば、だんだんと天気が回復してきました…。
高岡を出て30分の短い氷見線の旅。
終点の氷見駅に到着です。
観光客がどっと下りるわけでもなく、ひっそりとした感じです。
駅を出ると、広いロータリーがあり、駅舎は改装工事が進んでいます。
もうすぐ新しい駅に変わるのだそう。
駅前のバス停から、誰もお客を乗せず、市内循環バスが出発しました。
1時間後に再びやってくる列車で富山に戻るため、バスに乗ってしまうわけに行かず、駅の近くで、今回の目的である「昼食に氷見うどん」がとれる店を探さないといけません。 駅の観光案内所で手に入れた地図を参考に、近くのお店に向かいます。
目星を付けた店は、駅から少し離れた国道沿いにあるお店。
駅からまっすぐ西に向かう道を、少し速めに歩きます。
駅前には、郵便局と僅かな商店がありますが、少し寂しい感じがします。
食堂「おがわ」は、その道の先、国道との交差点にありました。
店の中が暗くてよく見えませんが、青い暖簾が出ているのと、「営業中」の札がかかっていたので、意を決して店に入りました。
昼時ではあるものの店の中には客はおらず、おばさんがカウンター近くのストーブで暖を取っていました。
私の姿を見つけると、すぐに「いらっしゃい」と腰を浮かせて、案内をしてくれました。
「氷見うどんが食べたいんですが」
おばさんが、私が腰を下ろしたテーブルまで水を運んで来て、
「ああ、今の時期は鰤(ぶり)がいいんだけど、これは夜のメニューだからね」と言いながらメニューを反転させ、
「氷見うどんなら、セットはどう? これなら白えびの天ぷらもついてるよ。揚げたての。」
とうどんセットのような写真を指さします。
その「氷見うどんセットA」は1,300円。
ボリュームの割には、若干高いなと思いつつ、郷に入らば…と注文することに。
店の中には、大きな白えびのポスターが貼ってある。
なかなかの迫力だ。
ただ、富山で休んでいる場合ではないけど…。ま、いいか。
待つこと10分。
果たして、揚げたての天ぷらとともに、氷見うどんが運ばれて来ました。
おばさんの話では、つゆに一味唐辛子をかけて、つけ麺として食べるそうだ。
言われたとおりに、一味唐辛子をふりかけ、トライ。
しかし、予想以上に麺が柔らかい。
麺は熱くもなく冷たくもない。いや、どちらかと言うとぬるい。
食感のほとんどない麺を、にょろにょろと呑み込むように食べる。
白えびの天ぷらは確かに揚げたてだったけど、氷見うどんとの温度差が…。
これは、温かいうどんにすべきだった…。
黙々とうどんを食べたあと、おばさんと少しだけ話を交わして店を出ました。
その間、他の客は誰も見えませんでした。
夜がメインのお店なのかも…。
その後、20分ばかり、昼下がりの氷見市内を歩いて氷見駅に戻り、元来た氷見線で富山に戻ったのでした。
わずかな滞在時間でしたが、地元の方はあまり見掛けなかったな。
■DATA
店名:小川屋食堂
住所:富山県氷見市伊勢大町2-7-51
電話:0766-74-0084
営業時間:6:00〜19:00(不定休)
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ご当地乗り物
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先日、秋田出張の折に、初めて秋田新幹線に乗車しました。
秋田新幹線の車両には、東京〜仙台間で乗ったことはあるのですが、「秋田新幹線」区間の乗車は初めて。
秋田新幹線は、盛岡〜秋田間の田沢湖線区間です。
いわゆるフル規格路線ではなく、在来線区間を広軌に改良し、新幹線を走らせる、いわゆる「ミニ新幹線」(死語?)区間です。
興味深いのが、新幹線が豪雪地帯である仙岩峠越えをするということ。
盛岡駅を出ると、「こまち」号は在来線区間に入ります。
高架橋ではなく地べたを走るので、景色が新幹線とは思えない感じです。
雫石駅を過ぎると、次第に峠の風景になります。
かなり雪が積もってます。
新幹線のスピードは、在来線特急なみですが、静かに峠に向かいます。
頭上に、国道46号の難所、仙岩道路も見えます。
峠を越えて、田沢湖駅に到着です。
何だかほっとします。
大曲駅で方向転換、大曲駅〜秋田駅間は、進行方向が逆になります。
そしてこの区間は、広軌(新幹線用)と狭軌(在来線用)の3本レールが敷かれています。
全国的にも珍しい区間ですね。
しばらくすると、終着駅・秋田に到着です。
お疲れさまでした。
東京駅で見掛ける顔とはちょっと違って、雪山越えをした自信が溢れている感じがします。
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我が家の近所、JR海浜幕張駅とJR幕張本郷駅とを結ぶ京成バスは、(ほぼ)1系統の路線バスとしては、日本最多の便数ではないかと思います。
バスの便数が多い路線としては、他にも、西鉄バス(福岡)の博多駅〜天神間とか、都内の東急バス・目黒駅〜大岡小学校などがあるのですが、
前者は多くの系統が最終的に市内中心地に集まった結果、本数がふくれあがったもの、
後者はラッシュ時2〜3分、日中5分おき、といった定時制があるものとなります。
さて京成バスは、日中は東急バスほど本数はないのですが、朝のラッシュ時の本数がハンパない…。
平日8時台の本数はこんな感じ。
何と、8時台には52本ものバスが発車するのです〜!
なお、数えてみたら、平日1日で250本でした〜〜(汗)
ちなみに参考まで、第273回で滋賀県の珍地名(浮気、閻魔)を紹介した際に登場したバス停「閻魔堂」は、
「土曜日に1便だけ」という究極の時刻表でした〜!
(現在はこの路線は廃止されています。残念)
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先月訪問した石川県小松市。
JBAのメンバーと某調査です。
小松市といえば、世界のコマツ。
そう、建設機械のコマツの本拠地です。
我々が訪問した時は、まだ雪の季節ではありませんでしたが、
それでも冬の北陸のどんよりとした特有の空模様です。
実は、JR小松駅の東側に、コマツが開設した『こまつの杜』という展示施設があります。
このこまつの杜では、世界最大級のダンプ「930E」が展示されています。
おおおおお〜(皆から歓声!)
でかい〜!!
定格出力:2,014kW
最大積載量:296,728kg
最大車両重量:498,960kg
最大速度:64.5km/h
このダンプトラックは、もちろん公道は走れず、主に南米の鉱山で活躍しています。
この場所に展示するには、ばらした部品をこの場でクレーンか何かで組み立てたのだろうとは思うのですが、
このタイヤ1個だけでも、高さ4m、重さ5トンもあります。
そうなると、トラック本体の部品すら、この場所に運ぶのは大変だったのでしょうね。
■DATA
名称:コマツの杜
住所:石川県小松市こまつの杜1
営業時間:9:00〜17:00 (年末年始は入場不可)
入場料:無料
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今回の「ご当地乗り物」は、日本最北端の駅、JR稚内駅。
最南端と最西端は、第264回で紹介済みなので、後は最東端の駅(JR東根室駅)も行かないといけませんね。
さて、こちらが稚内駅。
ホテルの出発時間までの間、少し早起きして散策してみました。
意外に綺麗な建物です。
平成23年4月に改装されたそうです。
最北端の駅のさびれた感じは全くありません。
隣接する複合施設から、駅全体を眺めることができます。
しかし、遠目にみるだけでなく、やっぱりホームに行かないと…。 早速、記念入場券を購入して、進入です!
記念入場券は、硬券2枚と、「来駅証明書」のセットになっています。
最北端の地、レールが砂利の中に消えています。
鹿児島の枕崎駅から、3,126kmの距離をレールが結ばれているんですね。 南に向かって線路が延びています。
幌延からの下り列車が到着しました。
1両編成、わずかな乗客でした。
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