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糸井神社(川西町)

糸井神社
  いといじんじゃ 奈良県磯城郡川西町結崎68

糸井神社は、近鉄/結崎駅から西1.5Kmほどの、寺川のほとりに
鎮座する。

創建年代は明らかでないが、
約千年前の延喜式に、糸井(神)社と記されている由緒ある古社で、
祭神は名称のとおり、機織りの糸に関係ある、「綾羽」と、「呉羽」が
主神であったとされる。

  なお、糸井とは結崎や、その付近一帯を総称した郷名であり、
  糸井郷の豪族を糸井造という。

イメージ 1

  中世以降は、結崎郷の郷宮だったようで
  「結崎宮」、江戸時代には「春日神社」とも呼ばれていた。

拝殿には、県の有形民俗文化財に指定されている、
2点の大絵馬が掲げられている。

   結崎の太鼓踊り絵馬
   結崎のおかげ踊り絵馬

その当時の、踊りの様子が細かに描かれたもので、
保存状態も驚くほど良かった。


拝 殿

イメージ 2

本 殿

(祭神) 豊鍬入姫命、猿田彦命、綾羽明神、呉羽明神

現在の本殿は、春日大社からの移築と伝えられている。
他に四つの境内社がある。

イメージ 3

結崎の太鼓踊り絵馬
この絵馬には、天保13年(1842)の墨書銘が入っている。

 百人余りの人々が隊列を組んで、太鼓踊りをしている図で、

活気のあふれる様子が描かれ、その熱気が伝わってくるよう 。。。

イメージ 4

画面右下には、スイカを屋台で切り売りしている姿が描かれており、

大和平野の、西瓜栽培の歴史を、うかがい知ることが出来る。

   他にも、
  踊りを見物している武士らしい人物

  灯籠に灯を入れている、神宮寺の僧(?)など・・・

こうした踊りは、「いさみ踊り」「なもで踊り」(願望の意)とも呼ばれ、

雨乞いや、願いがかなった時に踊られていたという。 

結崎のおかげ踊り絵馬 
伊勢神宮に向かう、「おかげ参り」の様子で、

御幣や扇、のぼりを持ち、並んで踊る人々が、いきいきと描かれている。

慶応4年(1868)の作

イメージ 5


(その他)

下の絵馬は、名称などは不詳だが、額の右側に明治27年と書かれていた。

 激しく降る雨と、渦巻く雨雲が、画面右上に描かれている。

また、当時の神社の姿が分かり、興味深い。

イメージ 6


  

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閉じる コメント(16)

お早うございます(*^_^*)

最初の絵馬の太鼓は随分大きいものを使ってたんですね!
絵馬をみていると
描かれてる人が動いてる様に見えてきますね(~o~)
ずっと見ていても、飽きませんね(●^o^●)ポチ

2010/2/27(土) 午前 8:50 [ dekkus ] 返信する

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活き活きとした絵馬で、
当時から屋台でスイカを切り売りしていたなんて、
面白いですね。
今もこのあたりはスイカの産地なんでしょうか。

2010/2/27(土) 午後 9:15 aos*ng*_55 返信する

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一時期絵馬とか、天井画を写していました。

絵を見るとその時代が、見えてきて貴重な思いがします。まるでその時代にタイムスリップしたようです。

2010/2/27(土) 午後 10:36 Yoshihiro 返信する

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クマさん、おはようございます。

気が付きませんでしたが、
なるほど、太鼓が大きいですね。
1つ1つ見てゆくと、面白いところが沢山あります。

2010/2/28(日) 午前 7:22 yamat 返信する

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aosingoさん、おはようございます。

昨年夏に、多神社(田原本町)を訪ねたとき、
笠縫駅から神社のある飛鳥川まで歩きましたが、
途中で、スイカ畑を沢山見かけました。

奈良盆地は、昭和初めまで西瓜の一大産地だった
ようです。

2010/2/28(日) 午前 7:57 yamat 返信する

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yuuyuubitoさん、おはようございます。

普通、絵馬は武者絵などが多いように思いますが、
このように、当時の祭りや、風俗が見られる絵馬も
面白いですね。

2010/2/28(日) 午前 8:07 yamat 返信する

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奈良には式内社の神社がたくさんあり、歴史をかんじさせますね。
その多くは豪族の神社なんでしょうか。
奈良は歩くのがいいですね、ポチ!

2010/2/28(日) 午前 10:08 木洩れ日散歩 返信する

yamatさん (^-^*)/こんにちは〜〜♪

楽しい絵馬、拝見しました。
当時のお祭りの様子や衣装が分かる絵馬ですね。

2010/2/28(日) 午後 1:11 舞 返信する

ここは、行ったような行ってないような、やはり奈良は春日造りの本殿が多いですね。ポチ。

2010/3/1(月) 午前 0:27 カッチン 返信する

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これもまた、貴重な隠者ですね。

すばらしい絵がありますね。スイカの生産が盛んだったのでしょうか?

なぜ、江戸時代春日神社と呼ばれていたのでしょうか?

明治維新までは、天皇家に服従した地元の豪族が、いやいや祭っていた、天皇家の親族を祭るのをやめ、

明治維新になってから、元の祭神を祭ったということでしょうか?

地元の豪族、糸井氏 興味あります。

お伊勢参りもいやいや行っていたのでは・・・?

ありがとうございました。

2010/3/1(月) 午前 5:25 [ 後野清四郎 ] 返信する

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木漏れ日散歩さん、こんばんは。

祭神としたは、記紀に登場した神々が、多いようです。
他に、祖先の霊を神と祀ったり、歴史上の人物を神としたり、
自然を神格化した神など・・・
糸井神社の祭神は、
新羅からの帰化人が、祖先神として綾羽、呉羽を祀ったのでは
ないでしょうか。

2010/3/1(月) 午後 6:22 yamat 返信する

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舞さん、こんばんは。

人物が細かく、沢山描かれているので、
ご指摘の通りで、
江戸時代の祭りとか、衣装が分かるような気がします。

2010/3/1(月) 午後 6:36 yamat 返信する

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kattinさん、こんばんは。

その通りで、春日造りの本殿は多いです。
ここもそのようですが、
春日大社からの移築も、珍しくありません。

2010/3/1(月) 午後 6:46 yamat 返信する

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たかさん、こんばんは。

まず、奈良盆地は、昭和初めまで、西瓜の一大産地だった
ようです。奈良の郊外を歩くと、スイカ栽培をよく見ます。

春日大社の祭神を勧請して、春日神を祭る神社はよくありますが、
この本殿は、春日大社の古殿の移築なので、関係が深いようです。

糸井神社の付近一帯には、機織と関係ある地名が残っているので、
本来の祭神は、綾羽、呉羽だと見るのが自然と思います。
(失礼しました。ご返事が遅くなりました。)

2010/3/3(水) 午後 6:01 yamat 返信する

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糸井神社 御中
糸井神社は京都西町にも確かあったと存じますが同じ系列と見ても宜しいのでしょうか?
また、貴神社の成り立ちは、如何なる系譜となっておられますでしょうか? 削除

2010/9/16(木) 午前 0:56 [ 糸井成人 ] 返信する

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糸井成人様 こんにちは。

糸井神社の詳細をお尋ねですが、
ここは私個人のブログで、糸井神社とは関係がありません。

この神社はたしか無人のはずですので、
下記へお尋ねになるのが、よいかと思います。

磯城郡川西町大字結崎28−1
川西町役場 学校教育委員会

TEL 0745−44−2214
FAX 0745−43−3245

今後もどうぞよろしく。

2010/9/16(木) 午前 11:21 yamat 返信する

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