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渋谷の書店で本を物色していた。
ハマカーン神田、ねじ佐々木も一緒であった。 「あなたたち、美大生?」 ちょうど芸術系の棚の前にいたときである。 齢70〜80くらいの上品な老婆に話しかけられた。 「いえ……」 社会人であることを告げ(芸人ということは言わなかったが)、何か用があるのかと、老婆の言葉に耳を傾ける。 すると……、話す話す!! ロンドン在住であったこと、自分が芸術家の妻でありマネージャーであったこと、その夫に先立たれてしまったこと……。 「このなかでボスは誰?」 ??? ボス? とりあえず、ボスではないが3人のなかで教授が一番先輩である。 「ボスではないですけど、僕が、まあ…」 「あなた!! 髭のあなた。あなたに興味あるわ。そうね。ロンドン。ロンドン行くべきだわあなた!!」 急に早口で詰め寄られる!! は、はあ、ロンドンですか。 そして、名前と電話番号を書いた紙を渡される。 「とりあえず、今度お茶しましょう」 そんな台詞を残し、老婆は書店の棚の角を曲がり消えていった……。 電話番号を握りしめ、呆然と佇む。 未だに状況は掴めてはおりませぬが……、教授ロンドンに行くかもしれません!? |

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